「M-1グランプリ2020 アナザーストーリー」 “4分間”に人生を懸ける芸人たちの青春群像劇2020/12/30
2020年8月から日本各地で予選大会が開催された「M-1グランプリ」。昨年3回戦進出を果たしたことでも注目を集めたジャニーズ事務所所属のふぉ~ゆ~・福田悠太と辰巳雄大の“つ~ゆ~”や、初挑戦となった“おつゆ”(松崎祐介、越岡裕貴)らも漫才を披露し予選大会を盛り上げた。準々決勝では“お笑い第七世代”のEXIT、ミキ、四千頭身のほか、三四郎、トム・ブラウン、そして昨年決勝まで進んだすゑひろがりずらが敗退するなど、誰が勝ち上がるか分からない熱戦が行われた。
12月20日に放送された決勝戦ではアキナ、ウエストランド、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、錦鯉、ニューヨーク、マヂカルラブリー、見取り図、そして敗者復活戦から勝ち上がったインディアンスが死闘を繰り広げ、“M-1ドリーム”をつかんだのは2017年の苦い思い出から這(は)い上がったマヂカルラブリー! 3年前の決勝では屈辱の最下位だった彼らが、漫才師の夢の舞台で大きく輝いた。
「M-1グランプリ2020」生放送直後に行われた優勝会見では、「うれしいって言いたいんですけど、喜びよりも、どうしちゃったんだろうって」(村上)、「僕らでよかったのかなって。でも、僕はチャンピオンです。文句言わせません!」(野田クリスタル)と率直な気持ちを語った。
コロナ禍により無観客で開催された「R-1グランプリ」を経験し、そこでも優勝を勝ち取った野田は「『R-1ぐらんぷり2020』の決勝で無観客を経験したのは強かったかもしれない」と。そして、村上は「野田が“R-1”を取ってくれたことが始まり。ここで頑張ってくれたおかげで、コンビ優勝できるんじゃないかなと」と、野田への感謝の気持ちを述べる場面もあった。さらに、野田は「お笑い王になりたいので、史上初の三冠取ります!」と高らかに宣言した。
また、2019年はミルクボーイ、2018年は霜降り明星と西の漫才師がグランプリを獲得しており、5年ぶりの東京芸人王者に他のファイナリストが喜んでいたことを聞いた村上は、「『東京芸人面白いだろ!』って見せられたのがよかった」と話し、野田は「前のコンビから考えると16歳くらいから“M-1”に落ち続けていたし、3年前はお笑い辞めてもいいくらいの最下位だった。『キングオブコント2018』で決勝行ったけど、大した結果じゃなくて…。『R-1ぐらんぷり2020』があって、いろんなことがあって今があるので、皆さんうれしかったのかもしれないです」と喜びをあらわにした。
そして、本日(12月30日)放送の「M-1グランプリ2020 アナザーストーリー」では、膨大な密着素材の中から丁寧に紡がれたリアルドキュメントをおくる。華やかな舞台裏に隠された青春群像劇ともいえる“人間ドラマ”、舞台上では見せない漫才師たちの素顔に迫る。
「M-1グランプリ」で披露する4分間のネタ。この4分間のために想像を絶するほどの試行錯誤を重ね、精魂を注ぎ込み、“芸人人生”を懸けて挑む漫才師たち。そんな彼らにM-1スタッフたちは大会創設以来、“異様で壮絶な舞台裏”に密着してきた。もっと“本当の漫才師”を知ってもらいたい、好きになってもらいたい、そんな思いで紡いだ漫才師たちのドキュメンタリーをぜひ見届けてほしい。
たかが4分。でも、4分が人生を変える。その“4分間のネタ”ができるまでの彼らのストーリー、ぜひご覧ください。見終わったらぜひ、ご自分の好きな漫才師たちにポジティブな感想を伝えてみてくださいね!
「M-1グランプリ2020 アナザーストーリー」は本日午後4時半からテレビ朝日系で放送です。お楽しみに!
【番組情報】
「M-1グランプリ2020 アナザーストーリー」
テレビ朝日系
午後4:30~6:00
文・撮影/ABCテレビ・テレビ朝日担当 Y・O
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