寺田心が“小学生に贈る心温まる物語”をナビゲート!「甘酸っぱいような、くすぐったいような、胸がチクンとする作品ばかりです」2020/12/19
NHK Eテレで2005年から15年続く“こどもドラマ”シリーズがあるというのをご存知でしょうか? その名も“ABUアジアこどもドラマシリーズ”。7歳から9歳の子どもを主人公に、現代の子どもたちの生活の中にある「心の成長」を描くシリーズです。今回、寺田心さんがナビゲーターとして登場し、12月19日、26日、29日の3日間にわたって過去の名作選をドラマ仕立ての演出で紹介します。
自身も過去にドラマに出演し、今回ナビゲーターとして登場する寺田さんは「『ブラジルへの近道』は僕が6歳の時に撮影したドラマです。僕が演じた陸(役名)は純粋無垢(むく)でとてもかわいらしい男の子です。ドラマ中、陸が口ずさむシーンがあるのですが、あれは僕のなんとなく音にした言葉を監督が『それでいこう!』と言ってくださったのを今でも覚えています。このドラマシリーズは小学生である僕たちの甘酸っぱいような、くすぐったいような、胸がチクンとする…そんな共感できる作品ばかりです。6年がたち、こうして僕がナビゲーターを務めさせていただけることに感謝します」と、当時に思いをはせながらコメント。
ここで、名作選のラインアップとあらすじを少しだけ紹介します。まずは19日に放送される「遠足」。えつ子(川嶋紗南)はお人よしの学級委員。クラスは高尾山への遠足を控えてにぎやかだけど、1人浮いている転校生・三島さん(永野芽郁)のことが気になっている。友達と遠足のお菓子を買いに行ったスーパーで、えつ子は偶然、三島さんの秘密を知ってしまう。もやもやしたまま迎えた遠足の当日、えつ子は…。小さな勇気と友情の物語。
同じく19日に放送の「折鶴」。足のけがで病院にやって来た少年・タケル(鈴木翼)は、病気のために長く入院している少女・サヤ(小西風優)と出会う。タケルとサヤは仲良くなり、一緒に折り紙で鶴を折るように。しかしタケルは“千羽鶴”が完成すると、病気が治ってサヤが退院してしまうと思い、ある日、折り鶴をこっそり捨ててしまう。すると、間もなくサヤの病気が悪化し、緊急手術を受けることを知らされる。そのとき、タケルが取った行動は…! 少年の淡い恋と成長の物語。
続いて26日に放送される「ヒカルの掃除」。ヒカル(中村柊芽)は小学3年生の男の子。お母さんを車の事故で亡くし、それからお父さん(眞島秀和)は元気がなくなって、大好きな家も散らかったまま。そんなある日、学校帰りのヒカルの前に、お母さんの“ゆうれい”が現れます。お母さんの後を追っていくと、見たこともない場所にたどり着いて…。悲しい気持ちに負けず、自分が今やれることを一生懸命頑張る物語。
26日放送の2作目は、ナビゲーターである寺田さん出演の「ブラジルへの近道」。“地面を掘り続ければ、地球を貫通してブラジルまでいける”とうそをついた兄(古島裕大)。そのうそを信じてしまった弟(寺田心)は、憧れのブラジル人サッカー選手に会うためにひたすら地面を掘り続ける。果たして兄弟はブラジルまで行けるのか!? 小さなうそから始まる大冒険の物語。
そして29日放送の「あやとり」は2020年に制作された新作ドラマ。千尋(小畑葵)は、同じクラスで大親友の雫(笹川椛音)と“あやとり”で遊ぶのが大好きな女の子。学校の授業参観で、2人は得意のあやとりを披露することになり、千尋と雫は「絶対成功させよう」と誓い合う。しかし、練習の日々を送る中で、突然、雫から「あやとりはできない」と告げられる。そんな雫を責めてしまう千尋だったが…。“あやとり”を巡る、友情と成長の物語。
ウイズコロナの時代に“おうち時間”を余儀なくされた子どもたちに贈る「こどもドラマ名作選」。寺田さんと共にナビゲーターを務める、相方・ぽんちゃんのゆる~いキャラクターに、ほっこり癒やされることも間違いなしです。心温まるドラマの数々、ぜひご覧ください。
【番組情報】
「~ABUアジアこどもドラマシリーズ名作選~『こころのおはなし』」
NHK Eテレ
12月19日 午後4:20~4:55
※11月23日に放送した「ABUアジアこどもドラマシリーズ名作選」の再放送
12月26日 午後4:25~5:00
12月29日 午前10:00~10:15
NHK担当 M
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