Feature 特集

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」2020/05/02

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

 「M」や「BLUE BIRD」「SEASONS」など、時代を彩るさまざまな名曲で日本の音楽シーンを牽引してきた浜崎あゆみさん。そんな“平成の歌姫”誕生の裏に秘められた出会いと別れの物語を描いた小松成美さんの小説「M 愛すべき人がいて」が初の実写化! 安斉かれんさん、三浦翔平さんのダブル主演、鈴木おさむさんが脚本を手掛け、ドラマを盛り上げます!!

 5月2日放送・第3話、合宿を勝ち抜いたアユ(安斉)でしたが、ソロではなく玉木理沙(久保田紗友)たちとグループでデビューさせると言いだす大浜(高嶋政伸)。約束が違うと訴えるマサ(三浦)でしたが、ソロとは言ってないと突っぱねられてしまいます。話を聞いたアユは、デビューできるだけでありがたいと喜びますが、マサにはうそをつきたくないと本音を吐露。マサはある決心を固めます。そして、レコード会社に呼び出されたアユに対して、マサの秘書・姫野礼香(田中みな実)が揺さぶりをかける一方、理沙らはアユとマサの関係を疑い流川翔(白濱亜嵐)に訴え…。

 今回インターネットTVガイドでは、マサ直属の部下で一番の理解者である、流川を演じる白濱さんにインタビュー! メンバーからの意外(?)な反響や、三浦さんとの共演秘話、もしも1990年代を生きていたらなど、さまざまな質問にお答えいただきました!

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

── まずは本作への出演が決まって、周りの方々からの反響はいかがでしたか?

「みんなびっくりしていました。僕たちはavexの皆さんとも仲良くさせていただいているので、『身内でも盛り上がる作品になるだろうね!』と(笑)」

── かなりプレッシャーも大きいのかなと…。

「流川は実在しないキャラクターだからこそ、プレッシャーは全くなかったです。むしろ彼は陽気で自由なキャラクターですし、自分が思ったようにお芝居ができていて楽しいです」

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

── なるほど! ちなみに所属するグループのメンバーからの反応はいかがでしたか?

「EXILEのライブで報告した時は、岩田(剛典)さんから“『M』に出るんだ!”と応援していただきました。でも、ジェネ(GENERATIONS)はもうずっと一緒にいすぎて、『あ、そうなんすね~』ぐらいのリアクションなんですよ(笑)。お互いの作品に干渉しないというか…。そんなに反応もなく『頑張ってね~』という感じです」

── それぞれのリアクションが想像できますね(笑)。

「僕たちは鈴木おさむさんと仲良くさせてもらっているんです。今作はおさむさんの脚本なので『面白くなりそうですね!』と、そっちの反響の方が大きかったです」

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

── そっちなんですね(笑)。そんな鈴木さん脚本で流川というキャラクターを演じられていかがですか?

「明るくて、僕自身も近いものを感じています。ここ最近はそんなキャラクターを演じる機会がなかったですし、やっていて楽しいです」

── 流川を語る上で、三浦さん演じるマサは欠かせないと思いますが、三浦さんとの共演についての感想も教えてください。

「お互いの芝居の感じも分かっているので、すごく楽しいです。あとは、翔平くんから“流川は『シリアス』と『普通』がNG”というヒントをもらったんですけど、僕はおなかがすくと集中力が持たないタイプで…。切れてくると、ポップな感じが抜けてしまうんです。そこでは自分で気付くよりも先に、翔平くんに『お前、今(力)抜いてたろ!』って注意してもらっています」

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

── 三浦さんからの“叱咤激励”で、流川っぽさを取り戻しているんですね。

「そうですね、流川スイッチをオンにしてもらっています。タイミングもテスト終わりに言ってくれるので、本番はしっかりと集中して臨めています。本番後に言われても、もう撮り直せないじゃないですか? さすが翔平くんはそのあたりもバッチリです」

── 想像するとほっこりしますね。

「翔平くんとは昔から仲良くさせてもらっているので、撮影終わりが早くて、かつ翌日も遅めな時の翔平くんとのご飯が楽しみです! 絶対に行くと思うので(笑)」

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

── では、ここでポップではなくシリアスな質問ですが…白濱さんが思う“浜崎あゆみ”という存在についてお聞かせください。

「今のavex を作り上げた人だと思いますし、あそこまでスターダムを駆け上がるのって、僕も同じJ-POPの世界にいるからこそすごく大変だと思うんです。僕たちもヒット曲を狙ってグループとしての活動を行なっていますが、国民誰もが知っている曲をいくつも持っているというのは…底知れない努力が必要だと思います。純粋にすごいな、スターだなと思いますね」

── これまで浜崎さんとの共演もあると思います。ステージ上での浜崎さんはどのような方なのですか?

「ライブやフェスでご一緒させていただくことがあって、浜崎さんのライブは豪華だなって。1回、シンガポールの『a-nation』で一緒だったんですけど、外国であそこまでの盛り上がりを作れるというのはやっぱりさすがですよね」

── そんな浜崎さんが駆け抜けた90年代を、現在26歳の白濱さんがそのままの姿で生きていたらどのような人になっていたと思いますか?

「外国に行っているんじゃないかなと思います。日頃聴く音楽が90年代の洋楽ばかりなんです。あの感覚を当時リアルタイムで味わっていたら、実際に学びに生きたいと思うんじゃないかな…。あとは、僕はいまだにカセットもレコードも聴くので、文化で驚くところはないかなと思います。ショックウェーブっていうカセットプレーヤーも持っていますし、すごく好きな時代です」

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」

── 90年代の洋楽がお好きというお話も出ましたが、今の音楽と比較してどうでしょう?

「今の音楽って、パソコン1台あれば作れちゃうので、アナログにあった温かみがないと言われることがありますよね。当時はドラムもギターも生でしたし、現代の音楽はその部分を補えたらいいのかなと思います。でも、打ち込みには打ち込みの良さがあります。その“とっぽさ”と“アナログの雰囲気”がうまくマッチしたら、ヒット曲が生まれるのではないでしょうか」

── では、最後に視聴者の皆さまへ見どころとメッセージをお願いします。

「流川はアユとマサを影で支える人物なんですけど、流川自身にもドラマがありますし…この作品の中でもキーマンになってくる1人だと思います。この作品はキャラクターの濃い方がたくさん出てくるので、そのあたりも楽しみに見ていただけたらうれしいです!」

── ありがとうございました!

【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」
【「M」連載】白濱亜嵐◆インタビュー もしも白濱亜嵐が90年代を生きていたら…「すごく好きな時代。外国に行っているんじゃないか」


【プロフィール】

白濱亜嵐(しらはま あらん)

1993年8月4日生まれ。愛媛県出身。2010年、劇団EXILE風組のメンバーに合格。風組のメンバーとして活躍したのち、11年にダンス&ボーカルグループのGENERATIONSの候補生となる。12年に正式メンバーとして加入。14年1月にリーダーとなると、同4月には「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に合格し、EXILEにも加入する。パフォーマーとしての活動はもちろん、俳優としても幅広く活躍。「GTO」シリーズ(フジテレビ系)や、「HiGH&LOW」シリーズ(日本テレビ系)などへの出演に加えて、「-PRINCE OF LEGEND-」シリーズ(日本テレビ系)では主演を務めている。20年には映画「コンフィデンスマンJ Pプリンセス編」、主演映画「10万分の1」の公開が控えている。

【番組情報】

「M 愛すべき人がいて」
テレビ朝日系 
土曜 午後11:15~深夜0:05 
※ABEMAで独占配信

テレビ朝日担当 I・S、Y・O  
撮影/尾崎篤志



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.