山崎育三郎が語る「エール」撮影秘話! 役作りで減量&福島三羽ガラスの友情&森山直太朗との思い出2020/11/01
◆“福島三羽ガラス”の友情物語&恩師・藤堂先生との思い出
――“福島三羽ガラス”の友情物語について、あらためて思うことはありますか?
「ジャンルは違いますけど、作曲家、作詞家としての才能を尊敬していて、すごく良い関係だなと思います。撮影の合間も窪田くんと蒼くんと3人でいる時間が多いです。実はすごく面白くて、普段のイメージと役が逆なんですよ! 窪田くんは男らしいので鉄男っぽくて、蒼くんは柔らかくて優しいので裕一っぽくて、本番が始まると2人は逆になるんです」
――山崎さんご自身も、“福島三羽ガラス”のような友人は、いらっしゃいますか?
「小学生の頃からずっと仲良しの仲間がいて…。僕の実家の6畳の部屋に毎日集まっていたので、“山崎軍団”って言うんです(笑)。今は僕を含めて3人いて、12歳から毎年お正月を一緒に過ごしています。幼なじみの親友なので、僕にとっての“三羽ガラス”ですね。仕事はみんなバラバラですけど、一緒に過ごす時間がすごく居心地が良くて、いとおしい瞬間です」
――恩師・藤堂先生を演じた森山直太朗さん作詞作曲のシングルが発売されるんですね。森山さんとの絆を教えてください。
「藤堂先生は、久志の役作りの中でもとても大きな存在です。撮影現場では、アーティストとして音楽の話をすることも多くて、控室で直太朗さんが『育三郎くんの曲のイメージが湧くんだよね』と言ってくださったところから始まりました。直太朗さんは、青春時代からの憧れの方なので『あらためて楽曲を書いてください』とお願いをしました。実はすごいスピードで9曲くらい書いてくださったんです。今回発売するのは、その中から選んだ楽曲で、藤堂先生と久志の関係にも重なるような詩なんです。“自分にとって大切な誰かを失ってしまって、前に進めない自分がいるけれども、その決別を受け入れて、次に進んでいく”という物語で、恩師と生徒という関係だからこそ生まれた楽曲だなと思います」
――最後に、視聴者の方へ向けて「エール」をいただけますでしょうか?
「僕から何か言うことより、久志として思うことですが…。僕は『栄冠は君に輝く』の歌唱に思いを懸けていました。実は、この週の撮影の最初に撮ったんですよ! その前の芝居を何も撮っていない状態で、クライマックスから撮ったんです。なので、思いを込めるために今の状況、今の世の中に対して、視聴者の皆さんや戦っている皆さんにエールを届けたいという思いで、『栄冠は君に輝く』を歌わせていただきました」
――ありがとうございました。
第21週あらすじ(11月2日~6日放送)
裕一(窪田)から「オペラ『ラ・ボエーム』のオーディションを受けてみたら?」と背中を押された音(二階堂)。声楽講師のベルトーマス(広岡由里子)のレッスンや、自宅でのトレーニングに励んだ結果、無事に1次審査を通過します。裕一と音は、梶取保(野間口徹)と恵(仲里依紗)に報告するため「喫茶バンブー」へ。するとそこへ、藤丸(井上希美)と久志(山崎)が「みんなに話がある」と、やって来ます。2人の話を聞いた一同はビックリ!
“プリンス・久志”が復活し、音は歌手になる夢の続きを追いかけ、娯楽を楽しめる今後の「エール」がますます楽しみになってきました! ところで、みんなが驚く話とは一体なんでしょうか? そして、音のオーディション結果もお見逃しなく!
【番組情報】
連続テレビ小説「エール」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。
NHK担当 M・I
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