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WEST.全員主演の映画が公開! 中間淳太、神山智洋、濵田崇裕、小瀧望が“裏社員”になったら…!?2025/04/28 12:00

WEST.全員主演の映画が公開! 中間淳太、神山智洋、濵田崇裕、小瀧望が“裏社員”になったら…!?

 WEST.重岡大毅桐山照史中間淳太神山智洋藤井流星濵田崇裕小瀧望)の7人全員が主演する初めての劇映画「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」が5月2日に全国公開。アクションも笑いも全部詰め込んだ、予測不能なスパイコメディーで、多数の話題作を手がける瑠東東一郎さんが監督を務める。

 来たる公開を前に、川端建設の裏社員・ジン役の中間さん、阿川建設の裏社員・宝田役の神山さんと詳敷役の濵田さん、舞台となる西民商店街の住人・マコト役の小瀧さんにインタビューを敢行。役どころをはじめ、お気に入りのシーンやセリフ、今叫びたい思いなどをたっぷり聞いた。

――まず、7人全員で主演映画をやると聞いた時のお気持ちを教えてください。

中間 「純粋に面白そうだなと思いました。個人的には久しぶりに映像作品でお芝居ができること、メンバーが全員一緒というのもうれしかったですね」

神山 「7人でお芝居をするのは、2019年の『炎の転校生REBORN』(Netflix)ぶり。しかも、監督の瑠東さんはジュニアの頃にもお世話になっていた方なので、それも率直にうれしかったです。デビューして10年がたって、どういうWEST.をお見せできるかなと。メンバーとまた新しいことに挑戦できる期待感が大きかったです」

濵田 「僕は少しだけどうなるんやろうと思いました。というのも、コメディーでありながら、監督からは『がっつり友情の部分も押さえたい。友情ものにしたい』とお話をいただいていて。それを僕らでどう表現していこうかとワクワクを感じつつ、先を予想できない未知な部分もありましたね」

小瀧 「いま濵ちゃん(濵田)も言っていたように、お話を聞いた当時はまだ結構漠然としていたので、『またみんなでやれんねや、楽しみやな』という喜びと、『どうなんねやろ』みたいなちょっとした不安もあって。どんな話になるのだろう、誰がどんなふうに物語を進めていくのだろうとドキドキも感じました」

WEST.全員主演の映画が公開! 中間淳太、神山智洋、濵田崇裕、小瀧望が“裏社員”になったら…!?

――それぞれ演じるキャラクターとご本人にギャップはありますか?

小瀧 「ジンと淳太のギャップでいうと、分かりやすいのはフィジカル的に強いところ。淳太自身はいじられキャラで、運動神経もあまり良くはないので…(笑)。ただ今回、特にクライマックスのアクションシーンでは淳太がめちゃくちゃ活躍しています」

中間 「僕の人生の中で、“けんかが強い”という肩書きが付くキャラクターを演じる日が来るとは…(笑)。なので、本当にみんなに支えられて、特に神ちゃん(神山)と濵ちゃんには稽古中からいろいろアドバイスをもらっていました」

神山 「何もしてないけどね。一緒に練習したくらい」

中間 「2人と一緒に戦うシーンが多いのですが、いつも『いいよ、いいよ!』と褒めながら伸ばしてくれて助かりました」

濵田 「宝田も神ちゃん自身のキャラとは全然違うよね。むしろ僕が宝田をやりたかったぐらい。最初とか、宝田のセリフを覚えてきていたから(笑)」

神山 「うん(笑)。なので、濵ちゃんには『ここどうしたらいいと思う?』みたいなことをめちゃめちゃ聞きましたし、『ここはこうしてみたら?』と提案もたくさんもらって」

中間 「結構真逆よね、神ちゃんとは。神ちゃんはあまり自分の意見を言うタイプじゃないから、何でも言う宝田は見ていて面白かったです」

小瀧 「阿川建設の中で言うと、物語を進めていく立ち位置やもんな」

神山 「そうね。宴(桐山)がリーダー的な立ち位置やけど、宴が引っ張っていくかというとそうではなくて」

濵田 「意外とな。みんなそれぞれいろいろ抱えている中、宝田だけはズバズバ言うし、実はこのストーリーの軸になっているキャラクターかも」

神山 「そういう意味では結構大変な面があって、僕がこの7人の役どころの中で一番自由度が高かったんですよね。瑠東さんはなかなかカットをかけない方で、アドリブや“おかず”の部分までしっかり撮りはるんです。今回も『そこで生まれるみんなの空気感ややりとりを押さえたい。宝田にお願いすることが多いと思う』みたいなことを言われていて…」

濵田 「みんないろいろやってたんやな」

神山 「だからもう、ずっとお芝居とプラスアルファで何しよう…って考えていて。でも、そこはみんな一緒に考えてくれて、特に組むことが多かった濵ちゃんと照史には本当に助けられました。でも、詳敷も絶対難しいやろうなって思いながら見ていたよ」

濵田 「うん。うまく演じられたか不安しかない。ほんまに難しかった」

小瀧 「どういうところが難しかった?」

濵田 「セリフをどういうふうに言うかとか、トーンをどうするかとか、全部みんなが想像する真逆をいった方がいいなと思って挑んでみた」

中間 「確かに真逆をいっていたと思うよ。何考えてるか分からんというか、ミステリアスな感じで」

神山 「めっちゃ理系な役やもんね」

小瀧 「ただ濵ちゃんを見ていて思ったのは、おそらく自分で想定していた詳敷のセリフのテンポや間が、全員で合わせた時に結構違っていたのかなって。だから最初の頃はゆっくり話していたのが、どんどん早くなっていって(笑)。『う~ん、難しいな』って、よく頭を抱えていたよね。たぶんほんまは詳敷のテンポで言いたいんやけど、シーン全体を考えると合わないし…みたいな感じで」

神山 「うん。人が考えてるのを見てるのは楽やった(笑)」

濵田 「え~、見られてたんやなぁ」

小瀧 「ず~っと見てる(真顔)」

濵田 「うわ、めっちゃ怖い!」

中間 「のんちゃん(小瀧)のマコトもいいですよ。無気力感がめちゃくちゃうまかった」

濵田 「自然やったね。一緒にやっていてやりやすかったし」

小瀧 「完全憑依型で売っているので。…うそです(笑)。でも、僕は楽しそうにしているみんなを一歩離れたとこから傍観しているような役柄なので、その中に入りたいなと思う日もありましたね」

中間 「マコトはいいシーンがたくさんありますから。見せ場もね」

神山 「予告にも出ているけど、“大声コンテスト”の時のマコトはセリフの一節一節にキュンキュンするんじゃないかな」

小瀧 「うん。そのシーン撮り終わって、後日トイレが一緒になったエキストラさんからも『小瀧さん、しゃべりかけてもいいですか? あのシーン良かったです』って声をかけてもらって。うれしかったなぁ(笑)」

――それでは重岡さん演じる陽一郎、桐山さん演じる宴、藤井さん演じるチャラについても教えてください。

小瀧 「宴は出ていますよ~(笑)。宴が一番忙しかったと思う」

神山 「やること一番多いもんね」

中間 「ハマっているというか、本人と似ている部分があるんじゃないかな。一番本人とマッチしているんじゃない?」

小瀧 「うん。照史とシゲ(重岡)は本人に近いと思う。宴は1人のシーンもあって、現場で見られていないから早く完成した映像を見たいなと」

中間 「チャラは僕が一番絡んでいるんですよ。チャラはジンを慕っている役柄なのですが、その理由が分かるシーンはすごくグッときましたね。そのシーンがあるからこそチャラが立つ気がするので、ぜひ注目していただきたいなと」

小瀧 「基本的にはほんわかしていて、おちゃらけた明るい映画なんですけど、要所要所にグッとくるシーンがあって。そういうシーンを経て、より僕らの演じているキャラクターが立っていくのかなと思います」

中間 「そして、陽一郎はめっちゃシゲやね(笑)」

神山 「確かにめっちゃシゲやねんけど、僕はシゲじゃないようにも感じていて…。きちんと陽一郎やった。うまいこと語源化できひんねんけど」

濵田 「そうやな。シゲっぽいけど、シゲならやらんやろうなって思うような部分もあって…。リアルさもありつつ、陽一郎になっていたよね」

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――劇中ではさまざまな熱いセリフが登場しますが、皆さんの心に響いたセリフを一つ教えてください。

濵田 「僕は宝田が言う『言いたいこと我慢するって、自分がかわいそうやん』っていうっていうセリフがすごい響きました。それまで詳敷は宝田のある発言に食い付いて反発していたんですけど、その言葉に心を動かされるという」

神山 「もう本当にここ(濵田・神山)が両極端なのよね。詳敷は客観的、宝田は直感的な人間という」

小瀧 「僕は自分のセリフで、読み合わせの段階から泣きそうになったんですけど、陽一郎に対して『大嫌いや! お前もお前の商店街も大嫌いや!』と叫ぶところ。初めてマコトの感情が爆発するシーンで、本当に大嫌いなのは陽一郎のことを認められない自分のこと、大嫌いと言っている自分のことなんやろうなって。それに気付いてから、一気にマコトという人物に寄り添えた気がしました」

中間 「僕はチャラから『ありがとう』と言われるシーンがあるんですよ。そのシーンの2人のやりとりはもう全部グッときて、泣きそうになりました。ジンはチャラの弱さを知っていて、それが強くなった姿を見られて…チャラとしても、ジンを仲間にして良かったなと思ったんじゃないかな。印象的なセリフで言うとそのシーンですね」

――皆さんが劇中に登場する「大声コンテスト」に出るなら、今どんなことを叫びたいですか?

神山 「何でもいいですか? じゃあ『5月2日公開!』で(笑)。これが一番大事かなと」

小瀧 「僕は『気温安定してくれ!』ですかね。寒いと思ったら暖かくなって、暖かくなったと思ったら寒くなって…。もうそろそろやめてほしいです(笑)」

中間 「それは言っておこう。僕は『俺は認めへんぞ!』です。というのも、最近肌がかゆくなってきて、目から涙も出てきて…。もしかすると、ついに花粉がきたのかなと。うちのグループ、花粉症いないですからね」

神山 「いや、僕花粉症やで(笑)。しかも結構しっかりめのやつ」

中間 「えっ、そうなん!?」

濵田 「僕も目と肌にきてる。神ちゃんはいつも『くしゃんくしゃん!』(くしゃみ)ってしてるよな」

神山 「(WEST.の)花粉症第1号になってしまいました(笑)」

中間 「僕は元々鼻炎持ちなのもあって鼻はそんなに変化を感じないけど、とにかく肌と目にきて…。もしかしたら、と思うことはあっても認めたくない(笑)」

神山 「認めた瞬間にくるよ(笑)」

濵田 「僕は『早くゴルフのベストスコア更新したい!』で。今ベストスコアが80なのですが、もうずっとたたいているので…」

神山 「でも、100切るだけでもすごいんでしょ?」

小瀧 「80はすごいよ、ほんまに」

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――「大声コンテスト」をはじめ、皆さんのお気に入りシーンを挙げていただくと?

中間 「僕はマコトの家に行って、みんなで飲むシーンかな。そこのサクラ(恒松祐里)の演技が本当に面白いんですよ。台本を読んだ時点で『絶対笑うわ』と思っていたのですが、実際に笑いをこらえるのが大変で(笑)」

濵田 「僕もサクラとのシーンでいうと、みんな1人ずつサクラにビンタをされるシーンがあるんですよ。それで詳敷はこっそり逃げようとしてバレるんですが、僕の目の前まで来たサクラが、アドリブで『ホクロ何個あんねん!』って言ってきて!(笑) 思わず笑いそうになりました」

小瀧 「僕はアクションシーンで。アクションは僕が一番少ないんですけど、それでも倉庫とか廃虚とか、いろいろな場所で丸2~3日やったんですよ。グループでここまでがっつりアクションをやったのは初めてで楽しかったですし、大乱闘という感じで派手な映像になっているんじゃないかなと。7人がそれぞれにカッコいい倒し方をしていて見せ場もあるので、見どころの一つになっていると思います」

神山 「確かに。僕は阿川建設のメンバーでお店をやろうとなって、宝田1人だけめっちゃ張り切っているシーンですかね。1人だけベクトルが違うよっていうところで。どこまで使われているか分からないですが、たぶん使われているはず…(笑)。それが瑠東さんの言う“おかず”の部分なんですけど、その時もなかなかカットがかからず、僕がひたすらずっとしゃべっているという。本当に大変でした。もう、やっちゃいましたもん。はっきり言えないですが…やっちゃってます(笑)」

――リアルに“裏社員”=スパイとして働いた時に、WEST.ではどなたが一番活躍しそうですか?

小瀧 「照史です。人たらしなので両者に対していい顔をしてうまくやっていって、やる時にはやるみたいな。なんせコミュニケーションお化けなので(笑)」

中間 「あと流星もかな。人脈がすごいし、いろいろな情報を知っているんですよ。情報収集がすごく上手なイメージがある」

濵田 「いろいろ抜けが生まれそうやけどな(笑)」

中間 「確かにミスはしそう(笑)」

濵田 「逆に向いていないのはシゲじゃない? すぐに『無理や! ごめん、俺スパイやねん』って自白しそう」

中間 「シゲは行動が読めないんだよね。ライブ中でさえ何をするか分からない(笑)」

神山 「うん。それにまず顔に出ちゃうしね」

――それぞれご自身は“裏社員”に向いていると思いますか?

神山 「僕は向いていないんじゃないかな。人見知りなので、誰とも話せず、距離を縮めることなく終わると思います(笑)」

中間 「のんちゃんはうまそうやな」

小瀧 「いや、面倒くさがりやし、普段から表情の読み合いみたいなのが苦手で。それに僕も結構顔に出ちゃうんですよ。何事もシンプルなのがいいし、向いてないと思う(笑)」

WEST.全員主演の映画が公開! 中間淳太、神山智洋、濵田崇裕、小瀧望が“裏社員”になったら…!?

――最後に、この映画のアピールと読者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

中間 「この映画を見ていただくと、きっと友達や家族、大切な人に会いたくなるんじゃないかなと思います。めちゃくちゃベタですけど、やっぱり仲間っていいなってあらためて感じられるような。大切な誰かのことを思い出すと思います」

神山 「この映画はまず1本筋として“裏社員”というのがある中で、友情があって、キャラクターそれぞれの物語があって、それが合わさることによっていろいろな変化が起きていきます。宝田は“言いたいことを我慢するなんて、自分がかわいそう。俺は思ったことは全部言わないと気が済まない”っていう役で、もちろんそうできたらいいけど、実際にはいろいろ難しいじゃないですか。全部を全部言っちゃうと衝突が生まれることもあると思うし、宝田みたいにばか正直に生きてとは言われへんけど、『意見言ってみよう』とか『思ったこと伝えてみよう』とか、宝田を通して何か感じていただけたらいいなと。男の友情って結構クサいところがあって、それがきちんと描かれているので、そういう部分もぜひ楽しんでいただけたらと思います」

濵田 「この映画は『裏社員。-スパイやらせてもろてます。-』というタイトルではありますが、言うたら全員スパイをやりたいと思っているわけではなく、事情があってやっている人もいて。うまくいかないことがたくさんあります。というか、うまくいかないことだらけです。人間生きているといろいろなことがあります。今日という日にとんでもないことが起こる、それが人生ですが、近くに仲間がいると意外と景色変わりまっせっていう。そんな彼らの友情を感じ取ってもらえたらうれしいです」

小瀧 「僕ら7人本当にいろいろな人がいますが、皆さんにもいろいろな出会いをしてほしいなと思います。それによって自分の人生がより楽しくなったり、豊かになるかもしれないので。そして、伝えることですべてがいい結果につながるわけではないかもしれませんが、伝えることの大切さを感じていただけたらいいなと。僕自身、自分の役を通してそれを感じることができました。あとはみんなが言っているように、何でも言い合える仲間がいるって、それだけで安心感がある。そんな温かさを感じてもらえると思うので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです」

WEST.全員主演の映画が公開! 中間淳太、神山智洋、濵田崇裕、小瀧望が“裏社員”になったら…!?

【プロフィール】
中間淳太(なかま じゅんた)

1987年10月21日生まれ。兵庫県出身。O型。

神山智洋(かみやま ともひろ)
1993年7月1日生まれ。兵庫県出身。A型。

濵田崇裕(はまだ たかひろ)
1988年12月19日生まれ。兵庫県出身。AB型。

小瀧望(こたき のぞむ)
1996年7月30日生まれ。大阪府出身。O型。

【作品情報】
映画「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」

2025年5月2日全国公開

監督:瑠東東一郎 脚本:我人祥太、モラル
制作:松竹撮影所 配給:松竹

主演:WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)
出演:恒松祐里 森香澄 剛力彩芽/藤原紀香 竹中直人ほか

主題歌:WEST.「ウェッサイソウル!」(ELOV-label)
作詞・作曲:トータス松本 サウンドプロデュース:ウルフルズ

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【締め切り】2025年5月26日(月)正午

取材・文/片岡聡恵 撮影/尾崎篤志 ヘアメーク/井上ゆか、三田彩聖 スタイリング/村田友哉(SMB International.)

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