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「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵汰の“お姫さま抱っこ”を絶賛「選抜入りです」2025/04/15 18:00

「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵汰の“お姫さま抱っこ”を絶賛「選抜入りです」

 テレ東系で現在放送中のドラマNEXT「やぶさかではございません」(水曜深夜0:30)。松村沙友理主演、駒木根葵汰共演でおくる“相思相愛”の溺愛胸キュンラブコメディーだ。松村はサイレントカフェ「アサガオ」で働く主人公・不思議麻衣を、駒木根はカフェの同僚で男女関係なく人との距離感が近い年下男子・上下亮を演じる。

 劇中では、お互いを“観察し合う”ところから始まった2人。“壁ドン”をはじめ“お姫さま抱っこ”などドキドキな展開も多く待ち受けるが、松村と駒木根はそれぞれが演じるキャラクターをどう表現しているのか。互いの印象や“推し”シーンなども聞いた。

――まず、お二人は主人公の麻衣をどのようなキャラクターだと捉えていますか?

松村 「亮くんもですが、麻衣さんはとても素直で真っすぐな人。女の子からモテるという点からも、人間性の深さを感じるなと。そして、麻衣さんは仕事もできる、いわゆるシゴデキな女性ですが、仕事だけでなく周りの人に対しての愛も深いんです」

駒木根 「麻衣さんは、見ていて守ってあげたくなるキャラクターですよね。例えば、プレゼントをあげた時に素直に心から喜んでくれているのが伝わってきて、もっと何かしてあげたくなるような。すごくかわいらしいキャラクターだと思います」

「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵汰の“お姫さま抱っこ”を絶賛「選抜入りです」

――対して、駒木根さん演じる亮はいかがでしょう?

駒木根 「亮も本当に真っすぐな人だなと思います。そして、失敗を恐れず行動するたくましさもあって。心の中ではいろいろ考えているかもしれませんが、自信を持って行動することはすごく大事なのだなと思いました。亮を演じていると、行動や言動に自信が如実に現れるんだなっていうのを感じるので」

松村 「もう、亮くんはだいぶいいですね(笑)。私自身、亮くんみたいな方とお付き合いできたら幸せだろうなと思いますし、世の中の女性が求めているザ・理想の男性像が亮くんじゃないかなと。麻衣さんを演じながら、『こういう愛され方をしたいな』といつも感じています」

――例えば、松村さんは亮のどんなところにときめくのでしょうか。

松村 「一番は、思ったことをきちんと相手に伝えられる素直さ。本当に、世の中の男性にはぜひこれを教科書にしていただきたいですね(笑)。女性に喜んでもらいたいと思った時には、原作漫画とこのドラマを見て学んでいただくことをお薦めします!」

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――お二人は今回が初共演とのことですが、お互いに印象はいかがですか?

松村 「駒木根さん、お顔が整っているじゃないですか。いざ本読みしたら声もイケメンで、第一印象から亮くんっぽいなと思いました。そして、私は人とうまく話せるタイプではないのですが、駒木根さんが話をつなごうとたくさん質問してくださって。スタッフさんからも『仲良くしてね』と言われていながら、私はなかなかうまくできずにいた中、駒木根さんが距離を縮めようと努力してくださっているのを感じて、すごくいい方だなと思いました」

駒木根 「僕もうまくコミュニケーションが取れるタイプではないのですが、たぶん松村さんもそうなのかなと思って。最初の頃は、2週間ぐらい会話が続かない時期がありましたね(笑)。でも、その壁を越えてからは、人懐っこくてスタッフの皆さんからも愛されていて…。松村さんのすてきな部分がたくさん見えてきています」

――駒木根さんは、松村さんに話しかける際にルールを設けられていたんですよね。

駒木根 「はい。ルールがあって、午前と午後で質問はそれぞれ3回まで。それ以上は質問しないようにしていました(笑)」

松村 「すごい! そんなに気を使いながら質問してくださっていたんですね」

駒木根 「きちんと厳選して質問をしようと。でも、結局『昨日の夜、何食べましたか?』とか『今、食べたい物なんですか?』とか、食べ物の話ばかりでしたよね(笑)」

松村 「確かに(笑)。でも、そのおかげで打ち解けられたと思っていて、本当に感謝しています」

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――本作は胸キュンシーンなど距離感の近い撮影も多いかと思います。撮影が始まって、どのようなお気持ちで臨まれていますか?

駒木根 「思った以上に距離感が近くて驚きました(笑)。こういうお芝居にあまり慣れていないので、最初はどこまで近づけばいいんだろう…とドギマギしてしまうこともあったのですが、最近はもう慣れてきて抵抗感もなくなりました。プライベートでも、周囲の方々との距離感に支障が出てきそうで怖いです(笑)」

松村 「素でも亮くんに…(笑)。私は漫画やアニメが大好きなのですが、この原作もまさに“ザ・2次元”の世界観で、読みながらキュンキュンしていたんです。ただ、これを実写でどう表現するのだろうと最初は想像がつかなくて。それが実際に入って撮影してみると、“これはもう皆さんが求めているものだ”と(笑)。女性だったら麻衣の気持ちに、男性だったら亮の気持ちになってぜひ見ていただきたいです」

――それぞれ演じるキャラクターと通じる部分はあるのでしょうか。

松村 「私自身は麻衣さんと全然違うなと感じていて。麻衣さんは真面目で、人に対して愛情深く面倒見もいいですが、私にはそういうところが1mmもないんです(笑)。でも、麻衣さんの亮くんに対する信頼感といいますか、これだけの愛情を受けても『何かあるんじゃないか』と疑うことなく安心感や安らぎ、居心地の良さを感じられる…それは私も同じかなと思います」

駒木根 「僕は最初どうして亮がこんなに距離を詰めていくのか全然分からず、正直に言うと『これはないな』と思うこともあって(笑)。でも、実際に演じてみて、麻衣さんの表情や行動を目の当たりにしたら『確かにこうしたくなるな』と、いろいろすごく腑(ふ)に落ちたんですよね。演じてみて、やっとその行動が理解できたといいますか、気持ちが分かるなと思うことが増えてきました」

「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵汰の“お姫さま抱っこ”を絶賛「選抜入りです」

――キャラクターを表現する上で、意識的にやっているしぐさなどがあれば教えてください。

松村 「私は最近、日々姿勢を正すようにしています。私はどちらかと言うと普段ふにゃふにゃとスライムのように生きているのですが、シゴデキな麻衣さんを表現すべく、背筋をピンと伸ばすところから気を付け過ごしていて。所作など、何事もシュシュシュッと素早くやることを心がけています(笑)」

駒木根 「僕はメリハリを大切にしています。普段はクールな装いなんだけど、麻衣さんの前ではちょっと甘えるっていう、そういう表裏をしっかりお見せできたらと。きっと皆さんも、人には言えないけれど、恋人には猫っぽくニャンニャンしちゃうとか、そういうのってあるじゃないですか。そこが亮の魅力でもあると思うので、メリハリは明確に表現していきたいですね」

――視聴者の皆さんに特に見てもらいたい、それぞれの“推し”シーンを挙げていただくと?

松村 「麻衣さんが(各自)桃子さん(安藤聖)のまかないを食べているシーンです。桃子さんのまかないがすごくおいしいのですが、それを食べるシーンがいくつかあって、皆さんから毎回『本当においしそうに食べるね』と褒めてもらえるので(笑)。良いシーンになっているのではないでしょうか、と感じております(笑)」

駒木根 「亮のシーンですか…うーん…。胸キュンはうまくできているか分からないし、自分で言うのも恥ずかしいし…」

松村 「私、壁ドン(2話)のシーン好きですよ!」

駒木根 「本当ですか? 壁ドンなんてしたことがないので難しかったです。他の作品でもやっていないと思うので、あれが人生初かも。そういう胸キュンシーンはほぼほぼ初挑戦だったので、全てが推しシーンということで…(笑)」

松村 「壁ドンもですが、お姫さま抱っこも安定感がすごくて良かったです! あれは“お姫さま抱っこ選抜入り”するんじゃないかなって(笑)。しかも、撮影で何度も何度も何度も抱き上げてくださったのですが、もうずっと安定感が変わらなくて」

駒木根 「そんなこともありましたね。姫だと思って頑張りました。ただ、次の日は右腕がうまく上がらなかったです(笑)」

「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵汰の“お姫さま抱っこ”を絶賛「選抜入りです」

――劇中では距離感が近いシーンが多く登場しますが、お二人の実生活における周囲の方々との距離感はいかがでしょう?

駒木根 「僕は遠いですね。なんなら距離は取れば取るほどいいと思っているので…。友達も距離感が近いのは1人くらいです」

松村 「えっ。じゃあ例えば友達と飛行機で旅行に行こうってなった時に、席は隣じゃなくてもいい、みたいな…?」

駒木根 「はい。全然大丈夫ですね」

松村 「実は、私もそうでむしろ全然別の席が良くて(笑)。なんなら家族旅行もそれぞれ別の飛行機で行ったりします。一緒である必要を感じないので。ただ、一緒に行く人が隣同士で席を取ってくれたら、それは別に大丈夫です」

駒木根 「本当ですか? 僕よりももっと距離感が遠い方がいた(笑)。でも、それなのに『亮くんみたいな人が好き』っていうのは、矛盾しているような…(笑)。相手にいろいろしてほしいってことなんですかね?」

松村 「確かに!(笑)。どちらかと言うと受け身なので、いろいろしてくれる方がいいかもしれないです。同じようなタイプの方だったら一生離ればなれなので(笑)」

駒木根 「意外と真逆な人の方が合うのかもしれない。僕も恋人にはスキンシップを取ったり、甘えたりもするかもしれないですが、そうでない方と近い距離感で過ごすのは難しいですね」

「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵汰の“お姫さま抱っこ”を絶賛「選抜入りです」

――最後に、「やぶさかではございません」というタイトルにかけて、お二人がそれぞれ生活する中で喜びを感じる瞬間とは?

松村 「最近はお湯を飲むことです。でも、出かける前に朝からお湯を沸かしたり、家に帰ったら水筒を洗うってすごく面倒くさいじゃないですか。それが、現場でお湯を飲んで『はぁ』と癒やされる瞬間を思うと全然できてしまうんです。同じニュアンスでお風呂に入るのも好きで、どんなに疲れていても湯船につかります。日々できないことも多いのですが、毎日お風呂掃除をしたり、お湯をためるのは苦じゃなくて。今はお湯に癒やされていることが多いです」

駒木根 「僕は、自分の好きなことを好きなタイミングでやれる瞬間です。散歩をしたり、家で映画を見たり、本を読んだり…。その日やらないといけないことが何もない状態で好きなことをして、ぐでーっとしている瞬間がすごく好きで、そのためだったら何でもできますね。例えば、『1か月朝から晩まで働いたら、1週間何もしなくていいです』と言われたら、全然喜んで働きます(笑)」

【プロフィール】
松村沙友理(まつむら さゆり)

1992年8月27日生まれ。大阪府出身。B型。近作は、ドラマ「ショジョ恋。」(FOD/23年)、「体感予報」(MBSほか/23年)、「極限夫婦」(フジテレビ系/24年)、「ゲームの名は誘拐」(WOWOW/24年)、「焼いてるふたり 〜交際0日 結婚から恋をはじめよう〜」(読売テレビ・中京テレビ/24年)など。

駒木根葵汰(こまぎね きいた)
2000年1月30日生まれ。茨城県出身。O型。近作は、ドラマ「天狗の台所」(BS-TBSほか)シリーズ、「25時、赤坂で」(テレ東系/24年)、「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系/24年)「君とゆきて咲く ~新選組青春録~」(テレビ朝日ほか/24年)、「私たちが恋する理由」(テレビ朝日系/24年)など。

【番組情報】
「やぶさかではございません」

テレ東系
毎週水曜 深夜0:30~深夜1:00

【プレゼント】

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【締め切り】2025年5月13日(火)正午

取材・文/片岡聡恵


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