「女子も大志を抱きや」加瀬亮、朝ドラ「あんぱん」で描く先進的な父親像2025/04/03

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜午前8:00ほか)で、主人公・朝田のぶ(今田美桜)の父親、朝田結太郎役として出演している加瀬亮。本作の中で、娘たちを温かく見守る父親役を演じる思いを語ってくれた。
今田が主人公を務める「朝ドラ」第112作の「あんぱん」は、中園ミホ氏がアンパンマンを生み出した漫画家・やなせたかしさんをモデルとした柳井嵩(北村匠海)と、嵩の妻・のぶ(今田)の激動の人生を描く。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語をおくる。
加瀬が演じる結太郎は、商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回る人物で妻と娘3人をとても大切にしている父親だ。

──結太郎というキャラクターの印象を教えてください。
「台本を読んだ時に、穏やかで、当時にしては先進的な価値観を持つ人物だという印象を受けました。娘たちに対しても『女らしくしなさい』というよりは、『膝を擦りむいて帰ってくるくらいがいい』と思っているような父親で。家のことはすべて妻である羽多子さん(江口のりこ)に任せていますが、それに対してもきちんと感謝がある人だと思っています。貿易の仕事を選んだのは、きっと自由な世界を夢見ていたから。描かれてはいませんが、『石屋を継げ』と言う父・釜次(吉田鋼太郎)にも、『この仕事をさせてくれ』と何度もお願いしたんだと思います」

──娘たちに対する結太郎の言葉が心に残ります。役作りで大切にしたことは?
「ああしろ、こうしろとは言わず、やりたいことに向かって遠慮するなと言ってあげられる父親ですよね。『女子も大志を抱きや』というセリフが2回出てきますが、脚本家の方がこの言葉を大切にしたいのだろうと思いました。あくまでも僕が台本を読んだ感覚ですが、強い言い方だとあまり心に残らないような気がして。サラッと言いつつも、のぶの心にしっかりと届くようにできたらなと。そんな気持ちで臨みました」

──やなせたかしさんがモデルの作品に参加された感想をお聞かせください。
「やなせさんは昔から好きな人だったので、今回参加できてうれしかったです。昔、『アンパンマン』の絵本を読んで、心があったかくなったことを覚えていて。その後、やなせさんの戦争体験の記事をいろいろ読んで、優しい人なんだろうなという印象がずっと残っていました。第1回の冒頭にありましたが、変わらない正義とは何なのか。僕はこの先の物語は分かりませんが、この作品がそんなテーマを大切に描いていってくれることを願っています」

【番組情報】
連続テレビ小説「あんぱん」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15 ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45
文/TVガイドWeb編集部
※一部修正しました(4月3日11:10)
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