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「クジャクのダンス」松山ケンイチが語る“松風”を形作った秘話&最終回の見どころ2025/03/27

「クジャクのダンス」松山ケンイチが語る“松風”を形作った秘話&最終回の見どころ

 広瀬すずさんが主演を務める金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)が絶賛放送中です。原作は宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第4位にランクインした浅見理都さんによる「クジャクのダンス、誰が見た?」(講談社「Kiss」所載)で、脚本は「半沢直樹」(TBS系)や「サンクチュアリ -聖域-」(Netflix)などを手がけた金沢知樹さんが務めています。

 本作は、クリスマスイブの夜に元警察官の父親・山下春生(リリー・フランキー)を殺された主人公・山下心麦(広瀬)が、父から遺(のこ)された“冤罪(えんざい)”と書かれている手紙を手がかりに、刑事事件の弁護人・松風義輝(松山ケンイチ)と共に真相に迫るヒューマンクライムサスペンスです。

 3月28日に最終回を迎える本作。ここまで心麦と共に事件の真相を追ってきた弁護士・松風を演じた松山さんを直撃。クランクアップを迎えた心境や最終回の見どころを語っていただきました。

「クジャクのダンス」松山ケンイチが語る“松風”を形作った秘話&最終回の見どころ

――ここまで松風を演じた感想を教えてください。

「今考えると、松風は演じやすいキャラクターだったかなと思います。すずちゃんや(弁護士・波佐見幸信役の森崎)ウィンくん、(雑誌「週刊ジダイ」の記者・神井孝役の)磯村(勇斗)くんら、さまざまな共演者と対峙(たいじ)する中で、それぞれの“間”をうまく引き出してもらえたので、すごくありがたかったです。撮り進めていくうちに、対峙する共演者からもらえる“間”や刺激によって、松風というキャラクターを演じられたと思います」

「クジャクのダンス」松山ケンイチが語る“松風”を形作った秘話&最終回の見どころ

――共演者の皆さんからも松風と波佐見の掛け合いが印象に残っていると話題に上がっていました。

「全体的にシリアスな雰囲気で進んでいく中で、ウィンくんとはコミカルな部分を担当することが多かったですね。なので、シーンやセリフのやりとりでどうやってコミカルさを出していくか、“小学生時代からの幼なじみ”という2人の関係性を表現するために何が必要なのか、撮影現場でよく話し合っていました」

――第8話で描かれた、松風が父親・久世正勝と対峙する場面も印象的でした。演じられた篠井英介さんの印象は?

「篠井さんとは共演経験があったので、特に身構えることなく、自然に親子としていられた気がします。篠井さんはすごく柔らかく、繊細な表現をされる方。そのお芝居を受けると、僕自身の心が震えてくるんです。これまでもその魅力に感動してきましたが、あらためて魅了されました。松風親子の雰囲気は、篠井さんに引き出していただいたので感謝しています」

「クジャクのダンス」松山ケンイチが語る“松風”を形作った秘話&最終回の見どころ

――同じく第8話では、母親・美希(宮崎美子)に会いに行くシーンで実際に福岡ロケが行われましたね。

「実際にお客さんがいらっしゃる屋台で撮影したのですが、すごく新鮮でしたし、面白い経験でしたね。屋台で提供されているメニューをいただけましたし、いい思い出になりました」

――ご自身のSNSで犯人考察や撮影現場からの情報共有を行われていましたが、それらの投稿への反応はいかがでしたか?

「ドラマを見てくださっている方や、原作を知っている方、さまざまな方にコメントをいただいています。一番はこのドラマをより多くの方に見てもらいたいという思いがあったので、少し違った角度から発信するように心がけました。楽しんでいただけていたらうれしいです」

――最終回の見どころを教えてください。

「8話の終わりから、徐々に事件の真相が明らかになってきました。僕はすずちゃん演じる心麦と、リリーさん演じる春生の親子のシーンがすごく好きですし、22年前の東賀山事件で死刑判決を受けている遠藤力郎(酒向芳)と、春生を殺害したとして逮捕されている友哉(成田凌)親子の結末も気になるところです。“親子愛の美しさ”を受け取ってもらえたらうれしいです」

「クジャクのダンス」松山ケンイチが語る“松風”を形作った秘話&最終回の見どころ

【番組情報】
金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」
TBS系
3月28日 最終回
金曜 午後10:00~10:54
※TVerでスペシャルムービーを配信中

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