船越英一郎主演の令和サスペンス劇場「弁護士 六角心平 京都殺人事件簿」がいよいよ放送!2025/03/25

BS日テレの「令和サスペンス劇場」に、船越英一郎が主演を務める完全オリジナルの新作「弁護士 六角心平 京都殺人事件簿」が、いよいよ3月29日に放送される。
本作の舞台となるのは、数々の名作サスペンスドラマが生まれた京都。仕事も亭主もクビになり、世捨て人のように京都へ逃れてきた男・六角(船越)の再生物語が描かれる。


キャストとしては船越のほかにも、京都府警・捜査一課所属の刑事役の黒谷友香をはじめ、西村和彦、永田凜、紅萬子、斉藤莉生、床嶋佳子、長谷川初範、中西良太、金子隼也らが登場し、作品に華を添える。
天才人形師の謎の死、多額の借金が招いた半グレ集団との交わり、警察の捜査をかく乱する新たな事件…新たな出会いを通じて弁護士としての使命に再び目覚めた六角。娘・美夏(永田)に後押しされながら、難事件に立ち向かう六角が事件を通してたどり着いた境地とは? 数々のサスペンスに出演し、劇中でさまざまな事件を解決してきた船越が作り出す六角心平の活躍にぜひ注目してほしい。
船越英一郎が語るサスペンスドラマの世界

――2時間サスペンスの減少傾向についてどうお考えですか?
「僕がこの仕事を始めた頃に『火曜サスペンス劇場』(日本テレビ系)が始まりましたので2時間サスペンスと共に歩み、2時間サスペンスに育てられて今日まで来ました。今、各局から2時間ドラマ枠が次々と姿を消しており、僕を育ててくれた場所がなくなっていくようで寂しいです。世界に誇れる文化の一つだと思っていて、お茶の間の皆さんで観ていただけるこの環境をなんとか守っていきたいなと思っているんですけどね…」
――視聴形態の変化でSNSで考察しながら見る人も増えています。
「数年前から『考察ブーム』が始まりましたが、昔から視聴者は『犯人は誰なのか?』と考えながら観ていたワケです。『考察』ではなく『推理』という呼び方でしたね。このドラマも、サスペンスと銘打っている以上は、皆さんに犯人探しをしていただきながら楽しんでもらいたいですね」
――サスペンスドラマとサスペンス要素のないドラマでは、心構えが変わったりするのでしょうか?
「変わりますね。皆さんに感情移入していただきつつ犯人も考察してもらい、ドラマも楽しんでほしいです。途中で、ミスリードをちりばめたり、布石を打ったりしていかなきゃいけない。ほかにもさまざまな仕掛け作りが必要ですし、サスペンスは人間関係も含めて物語が複雑になっていきますから、その辺りを分かりやすく観ていただけるような工夫も必要ですよね。そこに、いかにリアリティーを持たせていくのかということを、サスペンスドラマを演じる上で工夫しなきゃいけないと考えています」
――六角心平のヤメ検の弁護士という役柄については?
「お話をいただいた時、モデルにしたいなと思う友人が思い浮かんで。だから、セリフの中にその友人の経験談とか、彼が僕に話したこととかをプロデューサーさんに話して、それを脚本家の方に伝えていただいたんです。モデルがいるととてもリアリティーが生まれるなと思いました。六角心平という人の生きざまとか、置かれている環境というのは、僕自身にとってもわりとリアルなんですよ。視聴者の皆さまにも、ある人の人生をトレースしているところがあるんだと思って観ていただいても面白いかなと思います」
――今回こだわったことや、六角心平の生き方とご自身と重ねて感じることがあればお話しください。
「六角心平は僕とほぼ同い年ですから、僕の思いみたいなものを心平の中に投影しやすいと感じています。すごく演じやすかったです。僕と同年代で等身大の心平。これまで謹厳実直に生きてきたんです。とても共感しやすい主人公で、僕自身も共感しております(笑)」
――放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします!
「『弁護士 六角心平 京都殺人事件簿』はどこか懐かしくて、でも新しい感じがする。そして、とても心に優しく染みてくる、そんなドラマにしていきたいなと思っております。人間をもう一度見つめ直したり、優しさについて考えたり、家族について思いをはせたり、さらには年を重ねていくことはどういうことだろうと考えていただけたりと、いろいろなことを考えるきっかけになるとうれしいです。あと、京都ならではの暮らしぶりやトリビアも随所にちりばめてありますので、『京都っていいな、行ってみるか』なんて、そんな思いが皆さんの心に生まれたら、これ以上の喜びはないなと思っております」
【プロフィール】
船越英一郎(ふなこし えいいちろう)
1960年7月21日生まれ。神奈川県出身。B型。在京民放5局全てに2時間ドラマの主演作品があり“サスペンスの帝王”と呼ばれる。主演作は「外科医 鳩村周五郎」シリーズ(2004~16年/フジテレビ系)「狩矢警部シリーズ」(05~15年/TBS系)など。
【番組情報】

令和サスペンス劇場「弁護士 六角心平京都殺人事件簿」
BS日テレ・BS日テレ4K
3月29日 午後7:00~8:55
六角心平(船越英一郎)が仕事もせずにぼんやりと毎日を過ごしていたある日、天才人形師・山根和幸(長谷川初範)の遺体が見つかる。残された遺留品の手帳には、“六角心平”の名前と“要連絡”の文字が。京都府警本部捜査一課・沢井涼子(黒谷友香)は、山根と六角の関係を捜査。やがて、山根は仕事をせず、家族とも離れ、多額の借金を背負った末に殺害されたことが明らかになる。
文/デジタルTVガイド編集部
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