伊野尾慧＆伊原六花が初共演！夫婦を演じる上で意識していることとは？「パラレル夫婦」2025/03/22

　伊野尾慧（Hey! Say! JUMP）さん、伊原六花さんがダブル主演を務めるドラマ「パラレル夫婦死んだ“僕と妻”の真実」（フジテレビ系＝カンテレ制作）が4月1日よりスタートします。

　主人公の幹太（伊野尾）となつめ（井原）は、誰もがうらやむ仲良し夫婦。しかし結婚して3年がたち、幹太の行き過ぎた溺愛に対して、なつめは不満を抱いていました。そんなある日、幹太はなつめの「不倫の証拠」を発見することに。迷いながらも問い詰めようとしたところ、なつめが事故で亡くなってしまいます。しかし、部屋に突然なつめが現れ「なんで幹太が生きているの!?」と驚いて…。事故で死別したはずの夫婦が“1日3分、部屋の中だけで再会できる”制約だらけの奇跡に振り回されながらも、「お互いの死」と「不倫」の二つの真相を追う、夫婦再生ラブ＆ミステリーです。

　本作で夫婦役を演じる伊野尾さんと伊原さんに、作品への意気込みやお互いの印象、さらにはプライベートで溺愛しているものなどを聞いてみました。

──台本を読まれて、お気持ちはいかがでしょうか。

伊野尾　「サスペンス、コメディー、ラブなどいろいろな要素が入り組んでいる感じがとても面白いと思いました。どれか一つだけ突出してしまうとバランスが悪くなってしまうので、監督さんたちと相談しながら作り上げています」

伊原　「こんなに面白い作品に出演できるうれしさと同時に、頑張らなければといい意味でのプレッシャーも感じています。幹太となつめの夫婦の掛け合いは、すごく自然で好きだなと思う瞬間が多く、大事に演じていきたいシーンの一つです」

──伊野尾さんは“溺愛系の夫”である幹太をどんな人物と捉え、演じていますか？

伊野尾　「幹太は、新婚の時と変わらないくらいなつめを愛しているすてきな人なのですが、人によってはうっとうしくも感じると思っていて、見ている方にどちらにも捉えていただけるように演じようと考えています。でも、僕的にはお互い好きすぎるが故に生じてしまう擦れ違いが歯がゆく感じますね」

──初共演のお二人ですが、お会いする前と後で印象は変わりましたか？

伊野尾　「道枝（駿佑）くん（なにわ男子）が出演していた「マイ・セカンド・アオハル」（TBS系／2023年）に伊原さんが出ていたのを見ていて、『お芝居もされるんだ』というのが初めの印象でした。ドラマの視聴者側だったので、『まさかご一緒できて、しかも夫婦役なんて…』と驚いています（笑）。お会いしたら、とても明るくて優しい方だなと思いました」

伊原　「お会いする前は、誰とでも仲良くなってワイワイしている印象だったのですが、お会いしたら以外と人見知りの方なのかな？　と思いました。今日やっとちゃんとお話しすることができたのですが、話し始めるとポンポンポンと会話が弾むくらいたくさんお話しをしてくださって、少し伊野尾さんが分かってきた気がします（笑）」

──夫婦を演じる上で意識していることを教えてください。

伊野尾　「結婚3年目という2人の歴史を視聴者の方に感じ取ってもらえるように、空気感を作れたらいいなと思っています。友達や仕事仲間とも違いますし、他人だった2人が家族になるという生活がまだイメージしづらいのですが、僕自身もこの撮影を通して『夫婦ってすてきだな』と思えるようになりたいです」

伊原　「“それぞれ生きてきた環境があり、夫婦はそれぞれの世界を認め合う”というなつめの考えにもあるように、夫婦だけどそれぞれの価値観や合う合わない部分があると思うので、その凸凹な感じも含めて愛すべき夫婦に見えるように心がけています。また、幹太のなつめに対する真っすぐな愛情を拒絶するわけではないけれど、少し冷めているなつめの心情も表現していきたいです」

──劇中では結婚指輪を付けていますが、付け心地はいかがですか？

伊野尾　「慣れなくてつい触ってしまいます（笑）。でも、映像の中でふとしたしぐさの中に指輪が映るので、いいアクセントになったらいいなと。デザインもなつめとおそろいで、2本のラインがミックスしていて、“パラレル”を表現していると思っています」

伊原　「私は今まで“最終的に夫婦になる”や“物語の途中で夫婦になる”という役はあったのですが、最初から夫婦というのが今回初めてで。結婚しているなつめになりきる、心強いアイテムです」