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「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖2025/03/22

「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖

 松坂桃李が主演を務める、日曜劇場「御上先生」(日曜午後9:00)がいよいよ3月23日に最終回を迎える。本作は、“官僚教師”の御上孝(松坂)が、生徒たちと共に教育現場の現実に立ち向かい、大人社会の理不尽と対峙(たいじ)する姿を描いた大逆転の教育再生ストーリーだ。子どもが生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの二つを中心に物語は展開。未来を夢見る子どもたちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描くこれまでとは一線を画した新たな学園ドラマだ。

 御上と共にさまざまな課題に向き合い、考えてきた隣徳学院3年2組の生徒29人。彼らが今、卒業を前に胸に抱く思いとは? ここでは、「隣徳学院3年2組 卒業メッセージ」と題し、個性豊かな生徒たち矢吹奈子山下幸輝豊田裕大、山田健人、夏生大湖の5人に、御上と共に過ごした日々を振り返ってもらった。

晴山 奈緒(はれやま なお)/矢吹奈子

「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖

 晴山役の矢吹は、「私が演じる晴山は、一番後ろの席で全体がよく見えていたので、みんなのお芝居を見て学ばせてもらうことばかりでした。緊張しないよう積極的に生徒に話しかけてくれた是枝先生(吉岡里帆)、生徒たちの表情を撮る時は目が合うように毎回立ち位置をずらしてくださったりするなど、常に気にかけてくださった御上先生に感謝の気持ちでいっぱいです。日がたつに連れ仲が深まっていく中で、クランクアップが近づいていくのは寂しくて仕方がなかったですが、生徒のみんながどう成長し、どういう気持ち・表情で卒業していくのか、最後まで見届けていただけるとうれしいです」と、撮影現場での学びと共演者への感謝を語った。

冬木竜一郎(ふゆき りゅういちろう)/山下幸輝

「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖

 冬木役を担当した山下は、「これまでさまざまな社会の問題や今の教育について生徒が一人一人考えて答えを出してきました。その集大成が第10話に詰まっています。御上先生が生徒たちに第1話から伝えてきたことを改めて視聴者の皆さんも思い出してみて、一緒に最後の授業を受けてほしいと思います。御上先生には、冬木をここまで変えてくれてありがとうございますと伝えたいです。御上先生に出会えていなかったら冬木は自分の父のことを消化できていなかったと思うし、誰かのために何かをすることはできなかったと思います。考えることの大切さを全身で感じたこの経験を冬木は次の人たちに伝えたいなと思います。そして同窓会でまた会いましょう」と、作品への思いと御上先生への感謝を込めた。

宮澤涼(みやざわ りょう)/豊田裕大

「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖

 宮澤役を務めた豊田は、「まだまだ他の生徒たちの問題が出てきます。そして、大人軸の問題、それが隣徳学院の抱える大きな問題につながっていきます。それをどう解決していくのか、また御上先生に助けてもらった生徒たちはどう動いていくのかをご覧ください。御上先生、僕たちにこれから生きていく上で大切なことを教えてくださってありがとうございました。主体性を持つことや『パーソナル イズ ポリティカル』、『考えて』を忘れずにしていきます。松坂さん、約3カ月間共にお芝居ができて幸せでした。真摯(しんし)にお芝居に向き合う姿にいつも刺激を受けていました! それだけじゃなく、愛を持って生徒に接していただいてありがとうございました」と、物語の見どころと松坂への感謝を述べた。

村岡渉(むらおか わたる)/山田健人

「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖

 村岡役を演じた山田は、「最終回に向けて、クラス全員のたくましく純粋な、成長した姿をぜひ見ていただきたいです!! 御上先生、この1年間本当にありがとうございました。自分の言動が人の心に影響を与え、それが社会全体にもつながる。こんなにも繊細に粘り強く考え続けなければいけないのだと学びました。先生やクラスのみんなからもらった言葉は僕の中での強い味方です。この先、つらいことがあったらたぶん真っ先に先生とお母さんを思い出しますので、今後ともお世話になります。村岡より」と、作品を通じて得た学びと成長を伝えた。

和久井翔(わくい かける)/夏生大湖

「御上先生」卒業コメントVol.5 矢吹奈子、山下幸輝、豊田裕大、山田健人、夏生大湖

 和久井役を担った夏生は、「最終回に向けて、大人組と生徒組の二つの大きな軸が一気に動き出します。特に生徒組がこれまで立ち向かった問題、そして新たに出てくる問題にどのようにして挑むかに注目して欲しいです。そして、第4話~第7話のそれぞれが抱える問題とそれに立ち向かう個々の生徒たちの顔つきやその変化をもう一度見返して最終回を見ていただけると、より楽しめるはずです。御上先生の生徒として、さまざまな問題に向き合い考える中で、松坂さん演じる御上先生の内にある優しさに触れ、より力強く思考し、学ぶことができました。この経験はこの先の僕に勇気を与えてくれます。本当にありがとうございました」と、最終回の視聴のポイントと、役を通じた自身の成長を語った。

 3カ月間、御上先生と共に駆け抜けた3年2組の生徒たち。彼らの言葉には、共に学び、成長した証が詰まっている。生徒キャストたちが全力で演じた物語も、いよいよクライマックスへ。最後の授業では、視聴者にどんなメッセージを残すのか。彼らの旅立ちに注目が集まる。

【番組情報】
日曜劇場「御上先生」
TBS系
毎週日曜 午後9:00~9:54


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