内藤剛志主演「旅人検視官 道場修作」最新作! 富山県庄川温泉郷で繰り広げる謎解きサスペンス2025/03/21

内藤剛志主演「旅人検視官 道場修作」の最新となる第4弾「令和サスペンス劇場『旅人検視官 道場修作~富山県庄川温泉郷殺人事件~』」(BS日テレ・BS日テレ4K)が3月22日に放送される。
本作は、内藤演じる定年退職した元警視庁検視官の道場修作が、亡き妻の残した雑記帳と共に訪れた旅先で、次第に事件に巻き込まれていく令和の旅情サスペンスだ。
今回の舞台は、世界的版画家・棟方志功ゆかりの地である富山県南砺市。妻が生前に応募したバスツアーに参加した道場だが、またしても事件に遭遇。道中で発見された身元不明の遺体、疑惑が残る6年前のひき逃げ事故、密室の秘境宿で消えた女性…。それらが複雑に絡み合い、一つの真実へとつながっていく。


本作には内藤のほか、ツアーガイドとなる富山歴史文化会の学芸員・酒井塔子役の水野真紀をはじめ、ツアー参加者として、国広富之、生田智子、冨手麻妙、青木健が登場。地元警察官には、高杉亘、小越勇輝が名を連ねる。
事件遭遇後もツアーを続ける一行は、船でしか行くことができない秘境の温泉宿に閉じ込められてしまう…。そんな中、道場の正体に気付き、強引に捜査協力へと引きずり込んでいく若手鑑識係・佐久間涼介(小越)と道場は、事件の真相にどう迫っていくのか?
今作も健在! 絶景・グルメ・芸術…旅情感が作品を彩る


サスペンス要素満載のストーリー展開だけでなく、美しい富山の風景や名物グルメが随所にちりばめられ、道場の旅を追体験できるのも本作の大きな魅力。さらに、世界的版画家・棟方志功の作品も劇中に登場する。慌ただしい旅を終えた道場は、一体最後にどんな一句を詠むのか?
“連ドラの鉄人”内藤剛志がサスペンスへの思いを明かす!

――2時間サスペンスの減少傾向についてどうお考えですか?
「時代背景もあると思いますが、作る側の僕たちにも責任があるかなと思っています。僕が言うのもおこがましいですが、視聴率が取れないからと作るのをためらったり、視聴率が取れていた頃の手法を続けていたり…。古いから悪いということではないとは思いますが、もう少し慎重にやらなきゃいけなかったという気はしています。それにしても、ちょっと寂しいですよね」
――視聴形態の変化でSNSで考察しながら見る人も増えています。
「こちらもそういう変化を敏感に察知していかなきゃとは思います。スマホで見る方、大画面で見るのが好きな方、それぞれいらっしゃるわけですが、僕たちはそれを逆算して演じ分けることができないので、とにかくいい作品になるように、一生懸命丁寧に演じていきたいです。また、見逃し配信などで見てくださる方の中には、速度を速めたり短く切ったりして見ている方がいらっしゃいますが、『最後まで集中して見てください!』とは言えない。それは、僕たち作り手側が、集中して楽しんでもらえる作品作りができていなかったと反省しなきゃいけないのかなと。もっともっとやれることがあると思うので、これからもできることは全てやるつもりでいます」
――サスペンスドラマとサスペンス要素のないドラマでは、心構えが変わったりするのでしょうか?
「どんな要素のドラマでも、一つの作品として同じように捉えています。台本を読めば、結末も犯人も分かるので、全部分かった状態で撮影に挑んでいますね。ただ、今(自分が演じている人物は)どこまで分かっているのかという擦り合わせはします。それは、恋愛ドラマやヒューマンドラマでもサスペンスでも同じ。すでに知っているかのように演じちゃうとおかしなことになっちゃいますからね」
――「道場修作」の定年退職した元検視官という役柄については?
「刑事役が多かった僕だからこそ、キャスティングされたのかなと。また新しい扉が開けるなと思ってうれしかったです。段々肉厚になっていって、今がある。そしてシリーズ化されて、本当にありがたいですね。定年という言葉は、どこかで終わってしまうんだという寂しさを感じますね。でも、年齢とともに仕事が段々なくなってくるけど、まだ人生は残っているわけで…。道場の生き方を見て、『定年後も楽しいぜっ!』と伝わって、自分も元気に過ごしていこうと思ってもらえたらうれしいですね」
――実際にやってみて、演技や視点に変化はありましたか?
「サスペンスの部分が楽しめる作品ではありますが、さまざまな要素を楽しんでいただける作品だなと。道場は、退官して初めて亡き妻が遺した雑記帳を発見する。一旦人生を終わらせた道場が、そのノートがきっかけで人生をリスタートさせる姿を描いているところも新しいかなと。どんな風景の中で誰に会って何を食べるのかとか、そして織物や彫刻など、各地の名産品もドラマの物語に重要な要素になっていると感じています」
――視聴者の方へメッセージをお願いします!
「まずはサスペンスを楽しんでください。そして、いろいろなところでロケをしているので、風景も見ていただいて、道場と一緒に旅をするような気持ちで楽しんでいただきたいですね。最後に、劇中で起きる事件は、人間が起こしたことですから、人間模様をじっくり楽しんでもらいたいと思います」
【プロフィール】
内藤剛志(ないとう たかし)
1955年5月27日生まれ。大阪府出身。O型。27クール連続で連続ドラマに出演し“連ドラの鉄人”と呼ばれるように。「警視庁強行犯係 樋口顕」シリーズ(2003年~/テレ東系)、「十津川警部シリーズ」(17~19年/TBS系)などの2時間ドラマにも出演。
【番組情報】

「令和サスペンス劇場『旅人検視官 道場修作~富山県庄川温泉郷殺人事件~』」
BS日テレ・BS日テレ4K
3月22日 午後7:00〜8:55
道場修作(内藤剛志)は、亡き妻が生前に申し込んだ富山県南砺市へのバスツアーに参加する。ガイドを務める酒井塔子(水野真紀)やほかの参加者らと共に、彫刻の町・井波や世界遺産・五箇山を巡る平穏な旅だったが、道中で身元不明の遺体を発見。道場は、地元警察の若手鑑識係・佐久間涼介(小越勇輝)に無意識に助言をする。
文/デジタルTVガイド編集部 ヘアメーク/長縄希穂(MARVEE)
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