Feature 特集

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」2025/03/19 18:00

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」

 FANTASTICS堀夏喜田辺桃子がダブル主演を務めるドラマ「きみは面倒な婚約者 プラチナ編」が、テレビ朝日で3月28日(深夜1:30、関東ローカル)に放送。TELASAで配信中の「きみは面倒な婚約者 ダイヤ編」全6話の特別編集版に加え、ドラマ撮影の裏側やキャストからのコメントを含めた内容になっている。

 本作は、椎野翠さんと兎山もなかさんによる大人気コミック「きみは面倒な婚約者」の実写ドラマ化。ハイスペックエリート社員の橘はじめ(堀)と、橘の婚約者で社長令嬢の加治屋紫乃(田辺)による“擦れ違いまくりのオフィス・ラブストーリー”を描く。

 FANTASTICSのパフォーマーとして活躍する一方で、俳優としても注目を集める堀。本作における役との向き合い方やアーティスト業と俳優業との両立、メンバーとの関係を尋ねたほか、最近の息抜き法などプライベートにも迫った。

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」

――本作の印象をお聞かせください。

「特別な境遇にある主人公2人の恋愛を描く、そのシチュエーションがすごく面白いと思いました。オフィスが舞台ということもあって、本当に日常に“あるかもしれない”という部分と、“ないだろう”っていう部分が絶妙に組み合わさっていて、めちゃくちゃ面白いです! 原作の面白さを最大限に生かしつつ、演じるキャラクターや人の温かみを出していければと思います」

――原作ファンの方も多い中で、演じる上で意識されたことはどんなところでしょうか?

「もちろん原作ファンの方がいらっしゃる中で原作を大事にするということは大前提ですが、僕は原作を忠実に100%再現するということは考えないようにしています。僕の性格上、考えが固まってしまい、物語で描かれているものに対して動きがついた時に、動きが固くなったり人間らしさがなくなってしまうんじゃないかって…。過去に出演させていただいた作品での反省点もあり、その経験を踏まえた上で原作を意識しすぎないようにしています。監督が、絶対に抑えておきたい原作の雰囲気やたたずまいは逐一言ってくださるので、そこは理解した上で、バランスを取りながら再現しています」

――紫乃役の田辺さんの印象はいかがでしょうか?

「今作で2度目の共演で約4年ぶりにお会いしたのですが、明るい雰囲気や気さくに話してくださる姿は、当時のイメージのまま変わりませんでした。僕は普段、アーティスト活動をメインとしているので、俳優としては不安な部分もたくさんありましたが、一度共演していることもあり、すごく心強い存在です! 田辺さん演じる紫乃は感情を表に出すシーンが多いのですが、田辺さんの演技をモニターで見て『さすがだな』と思いました」

――お気に入りのシーンを教えてください。

「1話で紫乃と食事を終えて家に送るシーンがあるのですが、そこの空気感が好きで心地良く撮影が出来ました。寒波でめっちゃ寒かったんですけど、お芝居は自然で温かい感じになっています」

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」

――非の打ちどころのないハイスペックなイケメンの橘はじめ。実際に橘のような男性はどう思いますか?

「これだけ自分に自信を持てるのはすごいと思います。相当な自信がないとできないですね。役の設定が僕とほぼ同じ年齢なのですが、橘には、なかなか勝てないです(笑)」

――ちなみに、堀さんの周りの方で、「すべてを兼ね備えた非の打ちどころのない人」と聞いて思い浮かぶ方はどなたでしょうか?

「たくさんいるのですが、ここ最近で言うとEXILEのTETSUYAさん。カッコいいのはもちろんですが、軸にはダンスがありつつ、そこから派生して卓球のナショナルチームのコンディショニングコーチをされていたり、子どもたちにダンスを教えたり。本当に優しくて温かい方で、挙げたらキリがないぐらいすてきな方です。先日1日一緒にロケした時に、あらためて“非の打ちどころのない方だな”と思いました」

――橘は“シゴデキ王子様”という役どころですが、ご自身に“○○王子様”とつけるとしたら?

「自分の体調面や食事、睡眠の管理ができているので、“自己管理王子様”。『これぐらい寝たら調子がいい』『何を食べたらどうなるか』など、自分が一番分かっていると思っていて、いろいろ試した上での自分なりの調整法があるんですよね。その時の体調によって違うので、寝過ぎてもダルく感じたり、その時の状況によって管理しています」

――アーティスト業と俳優業を両立させる上で、体調管理は大事ですよね。

「とても大事ですね。常に体調第一というか。パフォーマンスもですが、ドラマ撮影を通じて感じることは、体の調子が悪いと頭がさえなかったりするので、何事においても万全な体調でいることは大事だなと。そのための管理法を自分で知っておくことが必要だと、身に染みて感じています」

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」

――作品の出演が決まった時、FANTASTICSのメンバーからの反応はいかがでしたか?

(木村)慧人がSNSで『楽しみです!』って投稿してくれたり、メンバーが一緒に盛り上げてくれるのはうれしいですね。最近はメンバーがそれぞれ活動の幅が広がって、あまり会えていないので、ちょっと寂しいです」

――会えていないということですが、他のメンバーの活動を見て、刺激を受けたことは最近何かありましたか?

「メンバーみんなから刺激を受けています! 全員のスケジュールを把握しているのですが、最近は個々の活動も広がっていますし。それぞれの場所でみんな頑張っているから、僕も『よし、今日も頑張ろう!』と気合が入るし、メンバーをリスペクトしています。リスペクトがないと、グループとして一緒に居られないと思いますね」

――俳優業と両立しているメンバーも多いですが、堀さんも昨年ドラマ「スパイの人事部」(CBCテレビ)で主演を務められたり、俳優業も精力的に取り組まれています。アーティスト活動と俳優業の両立はいかがですか?

「俳優業だからとかアーティスト業だからって考えてしまうと、考えが固まってしまいそうなので、最近あまり深く考えないようにしています。すごく考える性格なので、それがあだになっていることが多いことに気付いたんです。自分をフリーにすることで、柔軟に対応できることもあるんじゃないかと思い、最近は枠にとらわれないようにしています。考えが固くなってしまうと、毎日撮影現場に行って、時間がない中でもジムに行ってトレーニングして…としてしまいそう。それで参ってしまったら元も子もないので、休む時間も大事にするように意識しています」

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」

――以前、「TVガイドdan vol.54」にご登場いただいた際に「おにぎりにハマっている」とおっしゃっていましたが、今もブームは続いていますか?

「続いています! 僕、サケばかり食べるんですよ。新しいおにぎりの開拓まではしていないんですけど…。手軽に時間がない時にでも食べられるので、本当に助かっています(笑)」

――最後に、最近の息抜きの時間は何をされていることが多いか教えてください。

「最近、またアナログレコードを聴くようになりました。数年前からプレーヤーは持っていて聴いていたんですけどね。以前は昔のアーティストの曲を聴いていたのですが、最近は新譜でもアナログで聞くようになりました! A面を聴き終わったらB面に返してという手間も含めて、リラックスできる時間になっています」

【プロフィール】
堀夏喜(ほり なつき)
1997年8月6日生まれ。愛知県出身。A型。FANTASTICSのパフォーマー。シチュエーションコメディー番組「FUN!FUN!FANTASTICS SEASON5」(日本テレビほか)が現在放送中。俳優としての近年の主な出演作は、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(2022年)、「女子大小路の名探偵」(23年)、ドラマ「少年のアビス」(MBSほか/22年)、「サブスク不倫」(MBSほか/23年)、「スパイの人事部」(CBCテレビ/24年)など。FANTASTICSとしては、7月にさいたまスーパーアリーナにてスタジアムモードで3daysのライブを開催予定。

【番組情報】
「きみは面倒な婚約者 ダイヤ編」
TELASAで配信中

「きみは面倒な婚約者 プラチナ編」
テレビ朝日
2025年3月28日 深夜1:30~

取材・文/丸山あゆみ 撮影/尾崎篤志

【プレゼント】

「きみは面倒な婚約者」堀夏喜、自身演じるハイスペ橘には「なかなか勝てないです(笑)」

堀夏喜さんのサイン入り生写真を2名にプレゼント!

TVガイドdan公式X(@TVguidePERSON)をフォローし、該当投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/1902284399745605874

【締め切り】2025年4月16日(水)正午



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.