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片寄涼太がGENERATIONSの新曲をプロデュース! 楽曲の制作秘話やグループへの思い語る2025/03/03 12:00

片寄涼太がGENERATIONSの新曲をプロデュース! 楽曲の制作秘話やグループへの思い語る

 昨年、新体制となったGENERATIONSが挑む大型プロジェクト「PRODUCE 6IX COLORS」。白濱亜嵐さん、片寄涼太さん、数原龍友さん、小森隼さん、佐野玲於さん、中務裕太さんのメンバー6人がそれぞれプロデュースした楽曲を、今年2月より6カ月間連続でリリースするというものだ。

 プロデュースするのは楽曲のみならず、ミュージックビデオやジャケット写真、さらにはプロモーションまで。目標はただ一つ「売れること!」という。メンバー一人一人がGENERATIONSが輝くことを考え、それぞれのゴールを設定し、プロジェクトを進行していく。

 このたび、3月3日にリリースされた第2弾楽曲「気づいたことは」をプロデュースした片寄さんにインタビューを敢行。リリースを前に、同プロジェクトについてや楽曲の制作秘話を語ってもらった。さらにはグループへの思いや、最近あった楽しいエピソードなども。

――まず、この「PRODUCE 6IX COLORS」はどのように始まったのでしょうか?

「新体制に突入して、自分たちの新しい一面を皆さんにお見せしたい、新しい曲を作りたい、という思いがずっとありました。その中で、メンバーそれぞれの思いも載せてお届けしたい、インパクトのあることをやりたいというところから、6人で1曲ずつプロデュースしてリリースするのはどうかなと。話題性もありますし、一石二鳥じゃないかなとこの企画を始めることになりました」

――2月から6カ月連続でのリリースということで、DREAMERS(GENERATIONSのファン名称)の皆さんにとっても彩り豊かな半年間になりますね。

「そうですね。ツアーがない期間も、リリースを通じてファンの皆さんと一緒に盛り上がっていけたらうれしいです。そして、僕らのことをあまり知らないという方にも、このプロジェクトを通じて少しでも僕らの個性を感じていただけたらいいなと思います」

――昨年10月、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた「LDH LIVE -EXPO 2024~」にて同プロジェクトの発表がありましたが、周囲の反応はいかがでしたか?

「先輩方からは、『大変だろうな』というお言葉をいただきました(笑)。でも、お言葉通り6カ月連続でリリースをするというのは、スタッフの方も含めてすごく大変なことで。楽曲の制作期間などを含めると約1年にわたってこのプロジェクトを続けていくことになりますが、その中でレコーディングや映像制作、それにひも付いたプロモーションを行っていく…あらためて頑張らなくてはと気合が入りました」

――2月に中務さんからスタートし、3月は片寄さん、4月は白濱さん…とリリースが続いていきます。この順番はどのように決められたのでしょうか?

「スタッフの方々との打ち合わせの中で、『裕太くんが一番だったら面白いんじゃないか』という話が出て、僕らも『それはいいかもしれない!』と(笑)。最後は僕か龍友くんという話になったのですが、龍友くんが『最後がいい』ということで、僕が2番目という流れになりました」

――今回、数多くの名曲を手がけてきた蔦谷好位置さん(音楽プロデューサー)が、サウンドプロデュースを行われています。その経緯を教えてください。

「蔦谷さんとは8~9年前にプライベートで初めてお会いして、その後何度かお食事に行かせていただいたりもして。『SPEEDSTER』(2016年に開催したGENERATIONS初の単独アリーナツアー)にも来ていただいたのですが、その後ご一緒する機会がなかったんです。昨年ソロ活動を行っている時も蔦谷さんとご一緒できたら…という思いはあったのですが、音楽番組などいろいろ出られていてお忙しい方ですし、手の届かない存在のように感じていて。でも今回、特に“プロデュース企画”というのもあるので、最強のプロデューサーを迎えたいなと。そこで『GENERATIONSの楽曲をプロデュースしてほしいです』と蔦谷さんにご依頼したところ、快く受けてくださいました」

――8~9年前から交流があったんですね!

 「そうなんです。今回久しぶりにお会いして、『懐かしいですね』とお話ししつつ、感覚的には当時と全く変わりませんでした。その中で、蔦谷さんに今の僕の思いをお伝えしたら、いろいろな方に話を振ってくださり、デモを約20曲ほど集めてくださって…。その中から最終的にこの曲を選びました。最近感じていることや音楽のことなど、楽しく会話しながら一緒にプロデュースを進めさせていただいて。蔦谷さんのおかげで、スムーズに制作することができました」

――そんな今回の楽曲ですが、歌詞に真実の愛や純粋な感情が反映されており、多くの方の共感を呼ぶかと思います。片寄さんが特に気に入っているフレーズを挙げていただくと?

「歌詞はタカノシンヤさんをメインに、蔦谷さんと僕も一緒に書かせていただきました。確かに愛を歌っている曲ではあるのですが、夢見がちな世界観にはしたくないなと思って。ラストのサビに『確実な未来なんてわからないよ』というフレーズがあるのですが、これは『ずっと一緒にいたい!』みたいなフワフワしたことは言いたくないと僕から提案させていただいて。リアリティーのある表現にもこだわっています」

――最初に楽曲を聴いた時のメンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?

「メンバーは『多くの方に聞いてもらえそうだね』『すごく聞きやすい楽曲だよね』と、みんなポジティブに捉えてくれました。いい意味でJ-POPらしくて、蔦谷さんをお好きな方にも気に入っていただけるんじゃないかなと。『いろいろな方に聞いてもらいたいね』とみんなで話していました」

――レコーディング中、相方の数原さんに「こんなふうに歌ってほしい」など、何かリクエストはされたのでしょうか。

「特にリクエストはしていないのですが、僕の中で、今回は2人で歌っている感じにしたいという強い思いがあって。それぞれが各パートを歌うのではなく、一緒に歌いたいなと思ったんです。なので、基本的にはずっとハモっているような、常に2人で歌っている楽曲になっています。龍友くんも僕の思いをくんでくれて、出過ぎずにお互いが立つように歌ってくれていて…。レコーディングも蔦谷さんがディレクションしてくださり、僕自身もいろいろ引き出していただいて、いい感じになっていると思います(笑)」

――ミュージックビデオの制作においても、こだわった点があれば教えてください

「ディレクターさんと話していた時に、『写ルンですをカップルに渡して、2人の写真を撮ってきてもらう動画がある』という話になって、それを取り入れようと思ったのが制作のきっかけです。すでにティザーでは僕がカップルやご家族にカメラを渡しに行く映像が出ていますが、それとつながったものになっています。皆さんの日常を切り取った映像を通じて、いろいろな愛の形があること、“当たり前のことが幸せなんだよ”ということを伝えられていたらうれしいです」

――ここからはグループについてのお話もお伺いさせてください。片寄さんが昨年の活動の中で一番印象に残っていることは?

「アリーナツアー(「GENERATIONS LIVE TOUR “GENERATIONS 2.0”」)ですね。GENERATIONSが新体制になって初めてのツアーだったので、未知で新たな挑戦であり、メンバーそれぞれ不安もあったと思うのですが、一丸となっていいライブにできた感覚があって。それが今の自信につながっています。ゲストの方もたくさん来てくださって、一緒に盛り上げていただいたのもかけがえのない思い出になりましたし、背中を押していただきました」

――想像以上に豪華なゲストの方々が登場されて、DREAMERSの皆さんも驚いたのではないでしょうか。

「僕らも、当初ゲストの方を募ることを決めた時は『全公演来ていただくのは無理だろうな』と思っていたんです。でも、ふたを開けたら全公演いろいろな方が来てくださって、毎回初日か千秋楽かと思うくらいたくさんニュース番組にも取り上げていただいて…。本当にありがたかったです」

――続いて、最近メンバー内であった楽しいエピソードを教えてください!

「今回のリリースに合わせて、ファンクラブ内のそれぞれのコンテンツでコラボ企画をやったんです。裕太くんと亜嵐くんのコンテンツに僕が乗り込んだり、僕のコンテンツに2人が出てくれたり。ただ、その時の裕太くんのコンテンツが破天荒過ぎて目に余るものがあり…(笑)。『これをファンクラブで配信して、ファンの皆さんは果たしてうれしいのだろうか?』と疑問が生じています(笑)。しかも、その時に裕太くんが(筋トレで)300kgの重りを足で上げられるようになったという話をしていて。理解の範疇(はんちゅう)を超えた数字だったので、もう僕らには手が届かない存在になってしまった…と、みんなで爆笑したのも楽しかったです(笑)」

――新体制になってもうすぐで約1年になりますが、どのように絆を深めていったのでしょうか?

「グループとして初めて大きな変化を経験して、立ち止まってしまいそうになることもありました。でも、その足に『止まっていられないぞ!』と活を入れ、前に動かして…それがすごくいい経験になりました。何が起きても、まず止まらないことが重要なんだと学びましたね。それに、僕らが立ち止まっているとファンの皆さんの時間も止めてしまうことになる。まず僕たちが足を動かさないとみんなも付いて来られないよね、という思いでやっていました」

――この1年で前向きに変化したことはありますか?

「年齢も相まってかもしれませんが、大体のことは腑(ふ)に落とせるようになったと思います。わがままになってもどうしようもない、仕方がない時もあるよねと。メンバーそれぞれ、物事を進める時にある程度折り合いがつく部分を見つけながらやっていけるようになりました。大人になったのだと思います(笑)」

今後、グループとして目指すところを教えてください。

「今回6人それぞれがプロデュースを行うというのが初めてだったのですが、12年以上やってきて、『やったことがないことってまだあるんだな』とうれしく思いました。そして、初めてのことに挑戦した先に、また新たに楽しいことが待っているんだなと。新体制になって初めてのツアーも毎回いろいろなゲストが来てくださって、まさに初めてのことが目白(めじろ)押しでした。ファンの方が『そんなこともやってくれるんだ!』と驚くようなことを、僕たち自身も楽しみながらやっていくグループでありたいなと思っています」

―ありがとうございました。最後に、DREAMERSの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

「今年は6人のプロデュースがまず前面に出てきましたが、この後TGC(『TOKYO GENERATIONS COLLECTION』)や写真集、映画もそうですし、ツアーでもよりそれぞれの色が出てくると思います。6人の新体制だからこそやれることを楽しみにしていてください。そして、ソロアルバムもリリースするので、そちらも合わせてチェックしていただけたらうれしいです!」

【プロフィール】
片寄涼太(かたよせ りょうた)

1994年8月29日生まれ。大阪府出身。GENERATIONSのメンバー。2014年、ドラマ「GTO」で俳優活動を開始。近作は、ドラマ「推しが上司になりまして」(テレ東系/23年)、「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系/23年)など。24年8月、ソロシングル「tenkiame / 今夜はブギー・バック feat. eill / prod. Shin Sakiura」を発売した。

【インフォメーション】

片寄涼太がGENERATIONSの新曲をプロデュース! 楽曲の制作秘話やグループへの思い語る

GENERATIONS PRODUCE 6IX COLORS 第2弾
片寄涼太 PRODUCE「気づいたことは」

2025年3月3日リリース
ダウンロードURL:https://generations.lnk.to/kiduitakotoha

取材・文/a.o

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