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「まどか26歳」第7話はさらば青春の光・森田哲矢が大活躍! ノーメーク出演の裏話も2025/02/24 18:00

「まどか26歳」第7話はさらば青春の光・森田哲矢が大活躍! ノーメーク出演の裏話も

 TBSでは、芳根京子主演の火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(毎週火曜午後10:00)を放送中。芳根は、医師1年目のイマドキ研修医・若月まどかを演じている。

 水谷緑さんの「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA刊)を実写化した本作。“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公が、働き方改革で変わりゆく医療現場で、「研修医はお客さま」と皮肉を言われ戸惑いながらも、ベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描く成長物語だ。

 第6話(2月18日放送)では医局のゴシップがベテラン患者の橋口健太(森田哲矢さらば青春の光)によって明かされた。さまざまな事情を把握している高橋だが、退院できたと思いきや、再び入院することに…。SNSでは「橋口さんまた出た!」「準レギュラーの森田さんの存在も好き!」とお茶の間を沸かせていた。今回は、そんな“情報通”な橋口を演じる森田に、本作に懸ける思いや共演者とのエピソード、第7話(2月25日放送)の見どころを聞いた。

一応、病弱な顔をするように意識しています

――まずは、オファーをもらった時の感想をお聞かせください。

「うれしかったです! 役柄を聞いたら、『ほぼ俺やん』となりましたね(笑)。橋口という名前は要らないのでは? と思うぐらい、素のままでやっています」

――ここまで撮影に参加しての感想や周りからの反響をお聞かせください。

「僕はちょい役なので飛び飛びですが、みんな朝から晩まで稼働していてすごいなと実感しています。周りからは、『なんでこいつが出てんねん』と言われますし、SNSでよく目にするのは、『こいつは一体何の病気なんだ』と。後半の橋口も楽しみにしていただけたらうれしいです」

――今回、ベテラン患者としての研修医の成長を見守る役ですが、演じる上で意識していることはありますか?

「難を抱える相方を横に置いているので、見守るのは得意かなと。寛大な心は持ち合わせています。演技では、お笑いでの顔芸が生かされているか分からないですが、一応病弱な顔をするように意識しています」

――ノーメークで出演されているとおっしゃっていたのも印象的でした。

「バリバリのノーメークです(笑)。スタッフさんが一応メーク室に呼んでくれますが、呼びながら半笑いなんですよ。自分でひげをそってドライヤーをしてもらうくらいで終わります。年末にクマ取りをしたのでまだ黒い部分がありますが、それすらも消さずにありのままで出ています」

――相方の東ブクロさんがゲスト出演されたのも話題になりましたね。

「僕は相方が出ることを全く知らなくて…自分のYouTubeのドッキリ企画でした。リハーサルでは別の役者さんがやられていて、本番でブクロが演じるという流れだったのですが、僕は本番が始まっても気付かず、カットがかかってから気付きました。あまりにも想定していないことだったので、ドッキリとしてのリアクションはだいぶ弱めだったかなと。役者モードの俳優さんがドッキリを仕掛けられた時の感じになっていました。しかも、その場に芳根さんと奥田瑛二(角田茂司役)さんもいらっしゃって。お二人にも、こんなしょうもないドッキリの仕掛け人にさせてしまい…申し訳ない気持ちです。ちなみに、ドラマ出演で僕より緊張していたブクロは、終わったらすぐひと仕事を終えた涼しい顔で帰っていきました(笑)」

「まどか26歳」第7話はさらば青春の光・森田哲矢が大活躍! ノーメーク出演の裏話も

芳根さんの一生懸命なところはまどかそのままのような感じ

――あらためて、主演の芳根さんの魅力をお聞かせください。

「天真らんまんで明るく、誰に対してもそのままの芳根さんで接していて、全員が好きになってしまうくらい本当にすてきな方です。初めて現場に入った時も、モルックの話などいろいろとしゃべりかけてくれて。僕もその年頃のイケメン俳優だったら、口説いていたかもしれないです(笑)」

――芳根さんの魅力は、このドラマの雰囲気全体に広がっている気がします。

「本当にそうですね。橋口は僕に近い役ですが、もしかしたらまどかも芳根さんなのかもしれないです。特に、一生懸命なところはまどかそのままのような感じがします」

――共演者の皆さんとの思い出に残っているエピソードはありますか?

「第6話のまどかが口からお茶を吐くシーンは、実は僕がずっと演技指導をしていました。僕がお茶をかけられる側(がわ)なのに、かける側に演技指導をするという(笑)。あとは、奥田さんがモルックをやるシーンがありましたが、画角がバストショットぐらいだったので、例え投げて当たらなかったとしても当たった体でみんなで喜ぶ…という流れだったんです。そしたら本番で当たらず、奥田さんが悔しそうなお芝居をしてしまいNGに。そんなかわいい一面も見られました」

「まどか26歳」第7話はさらば青春の光・森田哲矢が大活躍! ノーメーク出演の裏話も
「まどか26歳」第7話はさらば青春の光・森田哲矢が大活躍! ノーメーク出演の裏話も

ゴシップが好きなのは僕だけじゃないはず

――本作への参加は、ご自身にとってどんな経験になっていますか?

「バラエティーでは聞かない単語を覚えましたね。例えば、“ドライ”もそうですし、“GS(グループショット)”とか。次違うドラマの現場に行った時には、知ったかぶりができると思います」

――本作は、昭和の価値観や働き方改革のはざまにもまれる研修医たちの成長物語です。森田さんが現場で昭和と現代のギャップを感じたことはありますか?

「今回、TBSドラマは日曜劇場『天皇の料理番』(2015年)に出た以来10年ぶりの出演なんです。香盤表を見ると当時よりも終わりの時間が早くなっていて、昔はもっと遅くまでやっていたと思うのでその辺が変わったのかなと。あと、罵声を浴びせるスタッフさんがいなかった。あの頃は怒られているスタッフさんが多かった印象ですが、この現場では全く見ないですね」

――では最後に、第7話の見どころをお願いいたします!

「第7話は、もしかしたら一番橋口が活躍している回かもしれないです。橋口が気になっている人は絶対に見た方がいいと思います。また新たな顔が見られますし、よりゴシップが濃いめの回になっています。ゴシップが好きなのは僕だけじゃないはずなので(笑)。ぜひ、楽しみにしていてください!」

「まどか26歳」第7話はさらば青春の光・森田哲矢が大活躍! ノーメーク出演の裏話も

【番組情報】
「まどか26歳、研修医やってます!」

TBS系
火曜 午後10:00~10:57

【プロフィール】
森田哲矢 (もりた てつや)
1981年8月23日生まれ。大阪府出身。お笑いタレントから、歌手、YouTuber、実業家、俳優と多岐にわたり活躍中。お笑いコンビ・さらば青春の光では、ツッコミとボケを担当。近年の出演作には、ドラマ「コンビニ★ヒーローズ ~あなたのSOSいただきました!!~」最終話(フジテレビ系=関西テレビ制作/2022年)、映画「大阪古着日和」(23年)、舞台「AGASA」(24年)などがある。現在「ラヴィット!」(TBS系)、「オールナイトフジコ」(フジテレビ系)などに出演中。

取材・文/N.E



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