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荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす2025/02/19

荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす

 野々村朔さんによる大ヒットマンガ「おとなりコンプレックス」を、主演・荒木飛羽×瑚々で実写ドラマ化する本作。お隣同士で家族のように育ってきた“カワイイ男の子”二宮真琴(荒木)と、“カッコイイ女の子”久慈あきら(瑚々)が繰り広げる純愛ラブコメディーを描く。

 幼い頃から家族に女の子の格好をさせられてきた美男子・真琴を、本作が初のラブコメ出演となる荒木さんがどのように演じたのか。2月20日の放送スタートを前に、その撮影裏話をはじめ、相手役のあきらを演じた瑚々さんの印象、本作の見どころなどを聞いた。さらには、荒木さんが目指す俳優像などの話題も。

――本作では、“男女逆転ビジュアル”な幼なじみの恋模様が描かれます。斬新な題材ですが、荒木さんは原作を読んだ際にどのような印象を持たれましたか?

「僕が今まで触れてこなかった系統の作品だったのですが、キュンキュンしつつ楽しく読ませていただきました。さらには今まで真琴のようなカッコいいキャラクターを演じたことがなかったので、そこにも新鮮さを感じて。ただ、真琴の女装姿がすごくかわいくて、『僕、こんなにかわいくなれるかな…』と少し心配も覚えつつ現場に入ったことを覚えています」

――荒木さんが感じた真琴のカッコ良さとは?

「彼なりの強さを持っているところや、なかなか素直になれないけれど実はしっかりとした思いを持っているところです。僕自身、こういうカッコ良さを持ち合わせていないので、憧れも感じながら演じていて。演じる上では難しさを感じることもあったのですが、新しい役柄に挑むことができてすごく楽しかったです」

荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす

――そんな真琴を演じるにあたって、原作を参考にした部分も?

「はい。原作を読んでセリフの言い回しを想像したり、カッコいいなと思ったしぐさや表情を取り入れつつ臨んでいました。でも、やっぱり原作の真琴のかわいさには勝てないですね…(笑)」

――おっしゃる通り、劇中での真琴のかわいらしい女装姿も本作の見どころの一つかと思います。演じる上で、しぐさや動きなど意識された点を教えてください。

「女装シーンはすごく難しかったです。というのも、僕はがたいが大きく肩幅も広いので、普通に立っていると男の子にしか見えなくて。なので、立ち方や歩き方、バッグの持ち方など、細かなところから意識しました。例えば、立つ時や歩く時に足をなるべく広げないようにしたり、バッグも肩にかけるのではなく胸のあたりで両手でつまむように持ってみたり…。どうしたら少しでも女の子に見えるか、毎回瑚々さんや監督にアドバイスをいただいて、試行錯誤しながらやっていました」

荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす

――真琴はあきらに恋心を抱いている役どころですが、荒木さんはあきらのどのような部分に魅力を感じますか?

「鈍感で、何事にも突っ走っちゃうところ。あと、真琴のことを意識し始めてから自分で自分のことが分からなくなって、混乱しているような姿もかわいいですよね。僕自身、あきらのような子は魅力的だなと思うのですが、あそこまで鈍感だと大変そうだなと思います(笑)」

――荒木さんご自身はどのような人にひかれますか?

「僕が何か失敗してしまっても、全部『かわいい』と言ってくれるような方。言葉にするのが難しいのですが、どんな僕も責めずに受け止めてくれる、包容力がある方がいいなと思います」

――それでは、真琴を演じた瑚々さんの印象はいかがでしたか?

「仲良くさせていただいて、和気あいあいとした雰囲気の中で撮影に臨むことができました。そして、瑚々さんは撮影が進むにつれて、ご本人もどんどんあきらのようになっていって。明るくて話しやすく、優しい方です。いつも現場の雰囲気を良くしようとしてくださり、撮影期間を楽しく過ごせたのも瑚々さんの力が大きいなと。僕も主演として自分なりに引っ張れたらと思ってはいたのですが、瑚々さんにも引っ張っていただき、1個上というのもあって時にお姉さんのようにも感じました」

荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす

――撮影時の裏話や思い出などがあれば教えてください。

「岡山で撮影をしていたのですが、古着屋さんがたくさんあって、空き時間に古着を買いに行っていました! あとは、劇中にも出てくる映画館で、当時公開されていた『べいびーわるきゅーれ ナイスデイズ』を見たり。撮影させていただいた大学の生徒の方々とも仲良くなって、一緒にゲームをしたりとすごく楽しかったです。岡山には今回の撮影で初めて行ったのですが、街の雰囲気も良くて大好きになりました」

――本作は全8話をかけて真琴とあきらの恋模様が描かれますが、劇中でお気に入りのシーンを挙げていただくと?

「クライマックスで登場する、真琴があきらにメークをするシーンでしょうか。真琴のあきらに対する思いや2人のこれまでの関係性、将来の夢など、すてきなものが全部詰まっているので、このシーンは特に見ていただきたいです」

――メークをするシーンでは、何か参考にしたものはあるのでしょうか。また、荒木さんご自身も肌が奇麗ですが、普段は美容に気を使っていますか?

「メークをするシーンは、ヘアメークさんが真琴の女装シーンの際にメークをしてくださる時の動きを見て、それを参考に挑みました。また、僕自身は普段全く美容に気を使っていなくて…。今後やっていかないと、とは思っています」

荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす

――昨年は主演ドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」(MBSほか)、映画「あのコはだぁれ?」など、話題作への出演を果たした荒木さん。俳優としての今年の目標は?

「昨年は『スメルズ』や『おとなりコンプレックス』の撮影を通し、新しい挑戦をたくさんさせていただいた年でした。今年は僕にとって20歳になる区切りの年であり、芸能活動を始めて10年以上になるので、今まで培ってきた経験を生かして、いろいろな役を演じてみたいです。例えば、普段はミステリー系やサスペンス系の作品をひたすら見ているので、サイコパスな人や殺人犯など、悪い役にも挑戦してみたいなと。ときどき『目元が明るくない』や『目に光がない』と言われることがあるのですが(笑)、まさにその個性を生かしたお芝居をやってみたいです」

――荒木さんご自身が憧れる人物像は?

「僕が憧れる先輩はカメラが回っていなくても常に周りのことを見ていて、自然と気を使える方ばかり。僕自身、人としても、俳優としてもそういう人になれたらと思っています。そんな先輩の一人が、佐藤健さん。小学生の頃に『半分、青い。』(NHK総合ほか/2018年)というドラマで共演させていただいたことがあるのですが、現場に付き添いで来ていた僕の母が立っているのを見て、佐藤さんが『座ってください』と話しかけてくださったんです。僕、佐藤さんが出ていた『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系/07年)が大好きだったのもあって、それがすごくうれしくて…。それからずっと佐藤さんに憧れています」

――最後に、本作ならではの魅力や見どころを教えてください。

「大学生まで幼なじみとして過ごしつつ、実はあきらに恋心を寄せている真琴と、鈍感なあきらのやりとりというのが見どころの一つじゃないかなと思っていて。キュンキュンするだけでなく、クスっと笑えるシーンも多く登場します。それに加えてお互いの前に“コンプレックス”という壁が立ちはだかるなど、本当にいろいろな感情が詰め込まれている作品だなと。さらには、話が進むにつれて友人や先輩など新たなキャラクターも続々登場して、どんどん面白くなっていきます。まずは、真琴とあきらの関係の始まりにくぎ付けになっていただけたらうれしいです」

荒木飛羽、初のラブコメで“カワイイ男の子”に! 「おとなりコンプレックス」の裏話明かす

【プロフィール】
荒木飛羽(あらき とわ)
2005年9月28日生まれ。茨城県出身。 A型。14年に俳優デビューし、子役時代には数々の人気俳優の幼少期役を演じて話題に。近作にドラマ「ばらかもん」(フジテレビ系/23年)、「スメルズ ライク グリーン スピリット」(MBSほか/24年)、映画「あのコはだぁれ?」(24年)などがある。

【番組情報】
「おとなりコンプレックス」
フジテレビ
2月20日スタート(全8話)
毎週木曜 深夜1:25~深夜2:25(30分×2話ずつ放送)
FODにて毎週木曜日に2話ずつ独占見放題配信
放送終了後、TVerにて1週間見逃し配信あり
※放送・配信の時間は予定のため、予告なく変更の場合あり

取材・文/片岡聡恵

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