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千葉ロッテマリーンズ:岡大海&廣畑敦也&高野脩汰のサウナトーク2025/02/17

千葉ロッテマリーンズ:岡大海&廣畑敦也&高野脩汰のサウナトーク

キャンプも中盤。開幕に向けいよいよカウントダウン

――さて。1月いっぱいまでの自主トレ、2月のキャンプと、いよいよ新シーズンの開幕に向けてカウントダウンですが。

 「そうですね。いよいよです。昨シーズンはオールスターにも出場できてホームランも打てましたし、二塁打の記録(8試合連続二塁打)を作ったりもして良かった面もあった一方で、けがで離脱したりもして。来シーズンは今季以上の活躍ができるよう……キャリアハイを達成して優勝に貢献したいです」

――ちなみに、あの記録を作った期間はサウナには行っていたんですか?

 「どうだったかなぁ……。たしか6試合目くらいから意識し始めたんですけど、そのちょっと前にサウナに行った気がします。それまでの記録を持っていらした金子(誠)コーチの目の前で達成して、一緒に喜んでもらえたのがうれしかったんですよね。ファイターズの頃からずっとお世話になってますから。今季もコンディショニングを含めてしっかりサウナにも行って、毎試合いい状態で臨みたいと思います」

――大型ルーキーたちも新たに入団してきました。

 「そうですね。自分もまだまだ若いつもり……気持ちは若手ですけど(笑)、もうとっくに若手とベテランをつなぐ年齢ではあるので、引っ張って行かなくてはいけないなと。そのあたりもまた今季も頑張ります」

――はい。高野さんは吉井(理人)監督からも「新シーズンは先発で」というコメントが!

高野 「はい。1年目はリリーフで、2年目の咋シーズンは先発と中継ぎの両方を経験させてもらったんですが、学生の時からずっと先発でやらせてもらっていましたし、先発の方が自分の良さを出しやすい気もしていたので……チャンスをもらえるので、絶対にやってやろうと思っています」

――小島(和哉)投手、種市投手、西野投手……ほかにも新シーズンからの合流組もいらっしゃいますし、それこそ田中投手や中森投手など若手投手からの先発候補も何人も。強力になりそうでめっちゃ楽しみです。

高野 「そうですね。まぁ、(佐々木)朗希が抜けたのはやっぱり大きなところなので、自分も1試合でも多く登板して少しでも貢献度を高められたらと思います」

――先発陣がたくさんいつつ、マリーンズは過去数年間もブルペンデーを戦略として取り入れてきた球団ですよね、廣畑さん。

高野 「はい。そこが僕の輝けるところ、生きる場所でもあります(笑)。中継ぎ陣、リリーバーも頑張りますし、とにかく僕は『行ってくれ』と言われたらどんな状況でも何イニングでも投げたいと思います」

 「そうしたら……今季は大車輪で(笑)!」

廣畑 「任せてください!」

――昨シーズンはプロ初セーブも記録されました。

廣畑 「そうなんですよ。めっちゃうれしかったですけど、ただ、すごくレアな形だったんですよね。大量リードの試合で、終盤3イニング投げてのセーブっていう。でもあの試合は失点もあったんですけど、自分の球にめっちゃ自信を持って投げられたゲームだったんです」

――石川歩投手の復帰2試合目だったですよね。6イニング投げた石川さんの後を受けて廣畑さんが3イニング。結果、2人で試合を終えられた。

廣畑 「はい。ああいう試合も含めていろんな経験をさせてもらえて、自分のいいところとか、何が足りない部分なのかとか、少し感じたものがあって。そこを修正して、課題を開幕までにつぶしていこうって思っています」

――高野さんも廣畑さんも、ファンからもチームからも、さらなる飛躍を期待されてのシーズンになると思います。

廣畑 「そうですね。多くの方からそう言ってもらって、すごく励みになってますし、応えていきたいなって思ってるので。引き続き期待と応援をよろしくお願いします」

高野 「自分も精いっぱい頑張ります」

2025年も「歴史に名を残す」シーズンに

千葉ロッテマリーンズ:岡大海&廣畑敦也&高野脩汰のサウナトーク

――今年は2025年。“5飛び”の年は、どうしても期待が高まってしまいます。

 「’05年、’10年と日本一ですもんね。それぞれプレーオフ、CSを勝ち上がっての。今年は吉井監督3年目ですけど2年連続で悔しい思いをさせてしまっているので、もう絶対にリーグ優勝。それも勝率1位で優勝して、CSも日本シリーズも勝ち上がっていきたいです」

廣畑 「その2010年シーズン……あの史上最大の下克上の年とかは、やっぱり見ていて興奮しました。歴史に名を残す球団だと思うんですよね。僕らも今季、何かスゴイことをやってやりたいですね」

高野 「そのためにも選手一人一人が昨シーズンよりも成長して、出来ることをしっかりとやっていくことが大事だと思うんで。自分も、1年間しっかり貢献出来るようにしたいです。まずは、信頼してもらってローテの一角をつかみ取ることを目標にやっていきます」

廣畑 「僕もポジションはまだ決まってませんけど、まぁ、中継ぎ、リリーフ陣としての仕事に全力で向かっていくだけです。大車輪の獅子奮迅で、ベテランのリリーバーにも若いやつにも負けないようやっていきたいです。どんな局面でも、行けと言われたら必ず貢献したい。たとえば……仮に高野が先発でちょっとピリッとしない時とかがあっても、ロング(リリーフ)でチームに流れが持ってこられるように、とか(笑)」

高野 「うわぁ〜っ(笑)。よろしくお願いします(笑)」

廣畑 「冗談はともかく、いつどういう場面で声がかかってもいいように、これまで以上にコンディションに留意して毎日の試合に向かいたいですね。僕もキャリアハイを胸に…これまでの最高は30登板なんで、50登板を目指します、って言いたいところですが……それはさすがにないか(笑)。ということで、40登板目指します(笑)」

――ありがとうございました! 今季の活躍、期待しています!!

【プロフィール】
岡大海(おか ひろみ)
1991年7月15日生まれ。岡山県出身。倉敷商、明大から13年ドラフト3位で北海道日本ハムに入団。18年に千葉ロッテに移籍。俊足強肩の外野手として、また、ここぞの勝負強さによる“ヒロミナイト”でファンを沸かせる。24年シーズンには8試合連続二塁打のNPB新記録を樹立。

廣畑敦也(ひろはた あつや)
1997年12月6日生まれ。岡山県出身。玉野光南高、帝京大、三菱自動車倉敷オーシャンズから21年ドラフト3位で千葉ロッテ入団。伸びるストレート、多彩な変化球を操る。24年シーズンにはプロ初セーブを記録。今季もさらなる飛躍を胸にブルペンを固める。「コーヒースペシャリスト」の資格を持つほどのコーヒー好き。

高野脩汰(たかの しゅうた)
1998年8月13日生まれ。島根県出身。出雲商、関大から日本通運を経て22年ドラフト4位で千葉ロッテ入団。真上から左腕を振り下ろす躍動感あふれるフォームから、角度のあるストレートや鋭いフォークで打者と真っ向勝負していくスタイル。24年シーズンにプロ初勝利を記録。

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