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「まどか26歳」大西流星、演じる五十嵐は「今までで一番共感」なにわ男子メンバーの反応も2025/02/03 18:00

「まどか26歳」大西流星、演じる五十嵐は「今までで一番共感」なにわ男子メンバーの反応も

 TBS系では、火曜ドラマ枠(毎週火曜午後10:00)で芳根京子主演の「まどか26歳、研修医やってます!」を放送中。芳根は、医師1年目のイマドキ研修医・若月まどかを演じている。

 水谷緑さんの「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA刊)を実写化した本作。“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公が、働き方改革で変わりゆく医療現場で、「研修医はお客さま」と皮肉を言われ戸惑いながらも、ベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描く成長物語だ。

 今回は、主人公・まどかと医学部時代からの同期で、研修医仲間の五十嵐翔役を演じる大西流星なにわ男子)に、役作りについてや同期の研修医メンバーとのエピソードをインタビュー。五十嵐は親が医者だった影響で幼い頃から医療現場が身近にあり、医者になりたいという思いは強いが、実は血を見るのが苦手という一面も。男女問わず愛されるキャラクターで、これまで演じてきた役柄の中で一番共感できると言う大西に、どんな思いで臨んでいるのか深堀っていく。

毎クールチェックしていた火曜ドラマに出演

――本作の出演が決まった時の率直な感想を教えてください。

「TBSの火曜ドラマ枠がすごく好きなので、毎クールチェックしています。キュンキュンさせてもらえますし、お仕事奮闘系の作品の時には勇気をもらっていたので、その枠で演じられるという喜びがありました」

――なにわ男子のメンバーの反応はいかがでしたか?

「みっちー(道枝駿佑)はなぜか情報解禁前に出演することを知っていました(笑)。この現場にはみっちーが出演していた『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系/2023年)をやっていたスタッフさんもいますし、同じ火曜ドラマというつながりもあって『楽しみにしてる』と言ってくれましたね。大ちゃん(西畑大吾)も、ついこの間まで別の作品で研修医役をやっていて、難しいセリフや手術の練習をしていた姿を見ていたので、『研修医ってこんな感じなんだ』と思っていました。まさか似たような時期に研修医役をやるとは思っていなかったので面白いなと感じていたら、丈くん(藤原丈一郎)から『メンバーに2人も研修医がいるって強いな』と言われました(笑)」

――研修医の2年間を描くというスピード感のある本作ですが、そのスピード感をどう思われていますか?

「この作品の醍醐味(だいごみ)は、各科を回る研修“スーパーローテーション”で科が変わっていくことだと思います。本当に流れが早いので、たまに研修医チームで『今、私何科にいるんだっけ?』と混乱することも。そういう時には身に付けているものを確認して、しっかりと自分たちで整理してからお芝居するようにしています。また恋愛に悩む人もいれば、患者さんとの関係に悩む人もいて、常に感情が動いていくので、『今このぐらいの気持ちだな』と台本をまめに確認するようにしています」

これまで演じてきた役柄の中で一番共感できる

――大西さんから見た五十嵐はどんな人物ですか?

「周りを俯瞰(ふかん)で見ていて、ちょっと鋭いツッコミを入れるような、毒舌なところもあるけれど、みんなから“イガ”と呼ばれるような愛されるキャラクター。五十嵐くんは血を見るのが苦手なのですがスーパーローテーションで最初に配属されたのが救命救急で、次から次へと血を見ることになって…。同期たちの頑張りに感化されて、自分自身も変わろうと奮闘する姿が今後も描かれていきます」

――愛される毒舌キャラはどのように作り上げていますか?

「五十嵐くん自身は愛されようとは思っていなくて、『イガって見てくれているよね』『イガと話すと心が落ち着く』と言われるような存在。すごく刺さる言葉ではあるけれど、傷付けないような、その絶妙なバランスを意識しています」

――五十嵐に共感するところはありますか?

「毒づくところですかね(笑)。普段の感じで読み合わせに挑んだところ、監督さんやプロデューサーさんから『そういう感じで!』と褒められました。自分自身と立場は異なりますが、これまで演じてきた役柄の中で一番共感できます。そして、五十嵐くんは緊張する中でも落ち着いて、自分の役割を理解できているところがすてきですよね。たくさん課題はありますが、しっかり克服しようと1歩ずつ前に進もうとしている姿勢も尊敬します」

――研修医役として、何か準備されたことはありますか?

「医療研修の時に、実際の医療現場に携わっている方から点滴の針の刺し方や手術の時の糸結びの仕方、心臓マッサージのやり方などを教えていただきました。この経験は、役作りとしてだけでなく、いざという時にも活用できることですし、すごくいい経験をさせていただいているなと感じました。また病院へ行く機会があった時に、アルコール消毒の時の『ちょっと染みますよ』などのひと言も全て役作りに吸収しようと、いつも以上にお医者さんの動きを見てしまいました。そして『この人も研修期間にもしかしたら怖い先輩たちにもまれてきたのかな?』など、気付いたら勝手にドラマを作り上げていました(笑)」

「まどか26歳」大西流星、演じる五十嵐は「今までで一番共感」なにわ男子メンバーの反応も

オンとオフがはっきりとしている現場

――ここまでの放送で印象に残っているシーンはありますか?

「第2話であった患者さんの様子を先輩のお医者さんや研修医が発表するカンファレンスのシーン。発表内容を覚えて臨むことになっているのに、まどかが内容を覚えていなくて、バタバタと準備して発表したら、案の定失敗して…。寮に戻って、次なるカンファレンスのために同期が集結して、桃木健斗(吉村界人)が城崎智也(佐藤隆太)先生が言いそうなことを言ってみたり、みんなで対策を練るんです。いざ練習通りに質問を投げかけられた時にはみんなで小さくガッツポーズをしていて。みんなで支え合っているんだなと、すごく温かみを感じた好きなシーンの一つです」

――撮影現場の雰囲気はいかがですか?

「座長の芳根さんが常に笑顔でいてくださいますし、一方でシリアスなシーンは集中して臨まれているので、一気に空気が引き締まる、オンとオフがはっきりとしている現場です。そして先輩俳優の皆さんもすごく温かくて、研修医チームに気軽に話しかけてくださいますし、一緒にお芝居ができてうれしいです。チーム一丸となって作品を作り上げている現場だなと日々感じています」

――同期の研修医の皆さんとはどんなコミュニケーションを取っていますか?

「休憩時間にスタジオの前室で、よくお茶会をしています(笑)。既に定位置ができていて、現場にあるお茶やコーヒーを飲んだり、差し入れのお菓子を分け合っています。そこでたわいもない話をしているのですが、その時間で培った関係性が掛け合いや目くばせなどの行動にも生きているのかなと思います」

――まどか、尾崎千冬(髙橋ひかる)、五十嵐、桃木、横川萌(小西桜子)はどんな同期5人組ですか?

「みんなすごく前向きで明るくて、個性が強いです。入ってきた時のやる気に差はありますけど、相談できて、支え合える関係性が築けていますよね。一人では絶対に乗り越えられない壁でもみんながいるから乗り越えられるような、すてきなチームだなと感じています」

「まどか26歳」大西流星、演じる五十嵐は「今までで一番共感」なにわ男子メンバーの反応も

【番組情報】
「まどか26歳、研修医やってます!」

TBS系
火曜 午後10:00~10:57



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