「クジャクのダンス、誰が見た?」心麦と松風がついに始動。今後の神井の立ち位置は?2025/01/27

広瀬すずさんが主演を務める金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)が絶賛放送中です。ここでは、第2話の場面写真も交えて第1話の振り返りをご紹介します。
原作は宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第4位にランクインした浅見理都さんによる「クジャクのダンス、誰が見た?」(講談社「Kiss」所載)で、脚本は「半沢直樹」(TBS系)や「サンクチュアリ -聖域-」(Netflix)などを手がけた金沢知樹さんが務めています。
本作は、クリスマスイブの夜に元警察官の父親・山下春生(リリー・フランキー)を殺された主人公・山下心麦(広瀬)が、父から遺(のこ)された“冤罪(えんざい)”と書かれている手紙を手がかりに、刑事事件の弁護人・松風義輝(松山ケンイチ)と共に真相に迫るヒューマンクライムサスペンスです。

【※以下、第1話のネタバレがあります】
先日放送された第1話では、心麦の父・春生が火事で死亡するところから物語が始まりました。早々に捕まった犯人は、春生が22年前に逮捕した東賀山事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)。しかし、春生が心麦に遺した手紙には「以下に挙げる人物が逮捕か起訴されたとしたら“冤罪”です」と友哉を含む複数人の名前と、松風に弁護を依頼するよう書かれていました。心麦が、春生とともに東賀山事件の犯人を検挙した刑事・赤沢正(藤本隆宏)に「黙秘をしているということは(友哉は)やっていないのでは」と尋ねると、赤沢は「間違いなく犯人だ」と、けげんな表情を浮かべました。赤沢は心麦の言葉に何を思ったのでしょうか?

一方、心麦の依頼を断った松風でしたが、春生が書いた手紙の内容を信じ切っている心麦のことが気になっていたため、彼女に接触。その際、心麦が春生から教えられたという「クジャクのダンス、誰が見た?」の意味を聞いた松風は、留置所で面会した友哉が「理由を知っているのはクジャクだけです」と話していたことを思い出し、心麦へ伝えるのです。そして、春生に対する心麦の信奉力を理解できないとしながらも、それらのことをきっかけに、松風は引き受けることを決めました。ちなみに、タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」はインド哲学の一節で、本作においては“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持つ、物語に通底する重要な言葉、と公式サイトに書かれており、常に意識していきたいポイントになりそうです。

その後、燃え尽きた自宅へ写真や手紙の入った箱を取りに向かった心麦は、無断侵入し、怪しい行動をしていた・神井孝(磯村勇斗)と鉢合わせ。驚いて逃げるも、のちに神井が東賀山事件について記事を書いていた記者だと知り、松風の心配をよそに神井のいる出版社へ。そこで神井に「あなた、山下(春生)さんの本当の娘じゃないですよね」と、衝撃的なひと言を突き付けられます。驚く心麦の前に「今の話、詳しく聞かせてもらいましょうか」とさっそうと現れる松風。ここで第1話が終わりました。

第1話では、事件を真相を追うため、心麦と松風が組んで行動を共にすることになりました。続く、第2話から神井がどのように2人と絡んでいくのかも見どころですね。神井は、目的のためなら手段を選ばないキャラクターとのことで、これからどんな方法で真相に迫っていくのかにも注目です。

次回予告では森をさまよう友哉のシーンも出てきましたが、真相のヒントが隠されているのでしょうか。まだまだ謎に包まれているキャラクターなので、細かい表情などもチェックして鑑賞していきたいところです。

【第2話 あらすじ】
最愛の父を殺された心麦は父の遺した手紙に名前のあった弁護士・松風と一緒に事件の真相を追うことに。2人の前に週刊誌記者・神井が現れ、“心麦は春生の娘ではないのでは?”と衝撃の一言を突き付ける。一方、春生殺害の容疑者・友哉は松風にあるノートを渡す。そこには事件につながる鍵が。死刑囚の息子でもある友哉の脳裏には壮絶な過去がよみがえる。
【番組情報】

金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」
TBS系
金曜 午後10:00~10:54
文/S・Y(TBS・MBS担当)
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