「相続探偵」赤楚衛二、桜田ひより、矢本悠馬が見どころ語る「灰江の過去にも注目」2025/01/25
日本テレビ系で赤楚衛二が主演を務め、桜田ひより、矢本悠馬が共演する「相続探偵」(土曜午後9:00)が本日1月25日にスタート。それに先駆け、赤楚、桜田、矢本が囲み取材に応えた。
「相続探偵」は、「イブニング」(講談社)で2021年から連載されている同名漫画のドラマ版。遺産相続をテーマにした斬新なヒューマンミステリーで、元弁護士の主人公・灰江七生(赤楚)が個性的な仲間たちと共に難解な相続問題を解決していく物語だ。漫画の原作は「SPEC」シリーズ(TBS系)で知られる脚本家・西荻弓絵さんが、美しい描写が特徴の幾田羊さんが作画を手がけている。ドラマ化にあたり、西荻さん自らが脚本を執筆し、漫画では気になる形で終わっていた主人公たちの物語がドラマオリジナルで展開される。
まず赤楚は、原作を読んだ感想を「人が生きていく中で誰もが一度は向き合うテーマだと思います。これまで遺産相続と聞くと、どうしても争いや不幸といったネガティブなイメージが強かったのですが、この作品では主人公たちが遺言書に込められた故人の思いを丁寧にひもといていくことで、亡くなった方、残された方がそれぞれ幸せを見つけられているように感じました。心に染みるシーンがたくさんあったのですが、特に響いたのは、“遺言書って、愛する人に出す最後の手紙だから”というメッセージです。この言葉には、グッと共感しました」と熱く語る。
演じる灰江については、「元エリート弁護士でありながら、少しワケありの過去を持つ遺産相続専門の探偵です。ひょうひょうとした雰囲気ながらも、非常に頭が切れ、難解な相続問題を鮮やかに解決していく魅力的なキャラクター」といい、「灰江の独特な動きや個性的なしぐさがとても印象的で、彼ならではの個性や癖を表現できるよう心がけています」と演じる上で意識していることも明かした。
桜田が演じるのは、探偵事務所で灰江のアシスタントを務めるヒロイン・三富令子。京都の大学の医学部に在籍していたが、“ある事件”をきっかけに現在は休学している。事務所では経理を担当するほか、依頼人や相続人に接近して潜入捜査を行うなど、灰江のサポート役を担当。バイク乗りでもあり、優れた身体能力を持ち合わせている。
そんな令子について、桜田は「真っすぐで喜怒哀楽がはっきりしている一方、冷静さも持ち合わせています。また、文武両道でファッションセンスもあるなど、いろんな一面を持った女の子です。令子ちゃんを演じることで、まだ見せたことのない自分も皆さんにお見せできるのではないかと思います」と期待を高めるコメントを。
共感できる部分にも言及し、「ファッションが好きなところは自分と似ているなと思いました。そして、令子ちゃんが灰江さんたちとどう関わっていくのかによって、この作品の流れが大きく変わっていくと思っていて。お二人(赤楚、矢本)との掛け合いが非常に重要な要素になってくると感じています。テンポ良く反応していく必要があるので、頭の回転を早めて臨みたいと思います」と、笑顔を見せた。
そして、矢本が演じるのは、元警視庁科捜研のエース研究員という異色の経歴を持つ朝永秀樹。現在は民間の鑑定会社に所属しながらも、なぜか探偵事務所に入り浸っている。声が極端に小さいが、自分が得意なことになると早口、そして奇麗な女性に目がないというユニークなキャラクターだ。
矢本は撮影を振り返り、「朝永はほかの作品では見当たらない新鮮なキャラクターなので演じていて楽しいですし、役者として試されているといいますか、修行しているような気持ちになります。特に、小声で早口という設定上、どうしてもニュアンスが消えてしまいがちなので、そこは気を付けています」と。「原作の持っている精神性は受け継ぎつつ、自分なりの解釈でドラマ版の朝永を作り上げていきたいなと。そして、灰江とは異なるベクトルで“変人らしさ”みたいなものを表現できたらいいなとも思っています」と、力強く意気込んだ。
最後に、赤楚は「本作は、遺産相続のトラブルや謎を解き明かす探偵を主人公にしたミステリー作品です。灰江が相続にまつわるさまざまな問題や隠された謎に挑み、遺言書に込められた故人の思いを明らかにしていく展開が物語の見どころとなっています。さらに、漫画では描かれなかった灰江の過去にも迫り、物語が進むにつれて人物像が明らかになっていくので、そこにも注目していただけたら」とドラマならではの魅力をアピール。
「相続問題は人が生きていく中で誰もが一度は向き合うテーマであり、共感できるところもたくさんあると思いますので、遺言書に秘められた思いを探りながら楽しんでください」と、視聴者へメッセージを送った。
【第1話あらすじ】
大物ミステリー作家・今畠忍三郎(橋爪功)が残した莫大な遺産を巡る相続トラブルの現場に遭遇した灰江(赤楚)。がんを患い他界した今畠の遺産は、長女・市香(佐藤仁美)、次女・双葉(うらじぬの)、三女・美樹(松井愛莉)の三姉妹に渡ると思われたが、今畠はビデオメッセージに衝撃の遺言を残していた。なんと血のつながった娘たちではなく、長年秘書として仕えてきた桜庭真一(髙嶋政伸)に相続させるというのだ! 三姉妹は憤り、遺言は桜庭が無理やり残させたのではないかと疑いをかけるが、桜庭はそれを否定する。しかし、映像での遺言は法的に無効。今畠はそのことを知りながら、あえてビデオメッセージで遺言を残していた。そして灰江は、遺言ビデオに映る不可解な点に気付き…!
【番組情報】
「相続探偵」
日本テレビ系
1月25日スタート
毎週土曜 午後9:00~9:54
関連リンク
この記事をシェアする