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「フォレスト」比嘉愛未が“愛”と“うそ”が絡み合う、究極のラブサスペンスで主人公を熱演2025/01/10 17:00

「フォレスト」比嘉愛未が“愛”と“うそ”が絡み合う、究極のラブサスペンスで主人公を熱演

 ABCテレビ・テレビ朝日系で、1月12日からスタートするドラマ「フォレスト」。比嘉愛未岩田剛典EXILE三代目 J SOUL BROTHERS)のダブル主演でおくる、“愛”と“うそ”が絡み合う究極のラブサスペンスだ。同棲して間もなく1年を迎える幾島楓(比嘉)と一ノ瀬純(岩田)は、平凡ながら幸せな生活を送っていた。しかし、お互いに付いていたうそがバレてしまい、2人の関係は少しずつほころび始めていく。それぞれが抱えるうそと、そこに隠れた真実が明らかになり、2人が人間不信の森(フォレスト)へと迷い込んで姿を描く。

 今回は恋人の純にあるうそを隠したまま生活する主人公・楓を演じる比嘉さんに、役どころや物語の魅力について聞いた。

「フォレスト」比嘉愛未が“愛”と“うそ”が絡み合う、究極のラブサスペンスで主人公を熱演

――初めに出演が決まった際の感想を教えてください。

「今までにない世界観の作品で、新しい挑戦ができると思うととてもワクワクしました。ダブル主演の岩田さんはアーティストで役者さんでもあり、絵も描かれている多才な方というのは知っていましたが、今までお会いしたことがなかったので、同じ年代の中で活躍されている方と共に作品を作れることも『きっと学びが多い現場になるのでは』と楽しみでした」

――台本を読んでの印象はいかがでしたか。

「作品の世界観に引き込まれて、話の続きが気になりました。たくさんのキャラクターが登場しますが、おのおのの個性がしっかり立っていて、この人たちがどう絡んで、うそと真実が入り交じっていくのかが楽しみになりました」

――演じる楓は比嘉さんにはどう映りましたか。

「親との確執や幼少期のトラウマを抱え、孤独や悲しみを抱えている女性。このままではいけないと彼女自身が自立して、トラウマを乗り越えて進もうとしている中、純と出会い初めて自分の居場所、幸せを感じていたところから物語が始まります。さまざまな真実やうそを知ることで、傷ついたり、疑心暗鬼にもなりますが、決して逃げ出しません。物語が進むごとに楓がどんどん強くたくましくなっていき、真相に向き合っていく姿に勇気をもらえました。すでに撮影は折り返しに差しかかっていますが、最初の頃とは驚くほど変化しています」

「フォレスト」比嘉愛未が“愛”と“うそ”が絡み合う、究極のラブサスペンスで主人公を熱演

――演じる際に気を付けていることがありましたら教えてください。

「楓を演じる際は、あえて何もしないことを心がけています。個性豊かなキャラクターがたくさん登場する中、楓は視聴者の方が一番共感しやすい一般的でニュートラルなキャラクターだと思います。ただ、それを表現するのが難しくて、気が強過ぎず弱過ぎず、感受性は豊かで愛嬌(あいきょう)もあるけれども、家族のことで闇を抱えている。その闇に引っ張られ過ぎないようにしつつ、真実やうそにぶつかって翻弄(ほんろう)されている姿をフラットに演じるように気を付けながら演じていました」

――監督と話し合ったことはありますか。

「高橋(朋広)監督の言葉で印象的だったのは、私のことを『愛の人』だと言ってくださったこと。例えば自身をギバー(手を差し伸べる人)かテイカー(利益を優先していくタイプ)のどちらかと問われれば、私は前者だと思っています。自分の中に表現を落とし込んで良いエネルギーを与えたい、感動させたい、勇気づけたいというのが常に原動力になっているので、そこを見抜いてくださったのがとてもうれしく、私らしく表現していこうと思えました。なので監督との信頼関係をしっかり築けて、細かな表現方法を相談しながら、現場でお互いのセッションを楽しめています」

「フォレスト」比嘉愛未が“愛”と“うそ”が絡み合う、究極のラブサスペンスで主人公を熱演

――岩田さんが演じる純からはどんな印象を受けましたか?

「とにかく優しいです。自分も働いているのに毎日ご飯を作ってくれて、あんなにエプロンが似合う彼が出迎えてくれるなら、仕事も頑張れちゃう。楓は幸せものだなと思います。でも、そんな優しさと裏腹に本心が読めない瞬間があって、見えない壁を感じる。愛する人だからこそ嫌われたくなくて、取り繕って気付かないふりを演じてしまうのはとてもリアルに感じました。とにかく謎が多いキャラクターですね」

――第1話の見どころを教えてください。

「第1話は本当に幸せな楓と純が見られます。そんな2人が今後さまざまなうそや真実に巻き込まれていく。大丈夫かなと心配すればするほど、展開が怪しく見えてきて、幸せなシーンもとても切なく感じてくると思いますので、逃さず見ていただきたいです。最後に『え!?』と驚く展開が毎回あり、いい意味で視聴者の方を裏切りびっくりさせていきたいと思っています」

――好きな登場人物を選ぶとしたら誰でしょうか。

「登場人物全員に個性があって面白いんですけど、個人的には母親役の鈴子(松田美由紀)です。楓にとっては嫌な人物で嫌悪感はありますが、私としては人間らしく感じてだんだん愛着が湧いてきました。真相を知って、話が進めば進むほど鈴子が愛らしく思えてきています」

――作品のキャッチコピーの「もし愛する人が貴方の知らない顔を持っていたら、変わらずその人を信じ、愛し続けられますか?」というのは比嘉さんはどう思いますか。

「私は全部顔に出てしまううそをつけないタイプなので、なかなか変わらずにというのは難しいかもしれません。それに感覚も鋭い方で、家族や友達にも何かあったら気付いて、ストレートに『どうしたの?』と聞いてしまいます。何かあったら見て見ぬ振りをできず、向き合いたいと思ってしまう人間なんです。なので、楓と同じでずっとうそをつかれたまま一緒にいることはできず、真実を聞いてから、許すか許さないかを決めると思います」

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――撮影の裏話をお聞きしてもいいでしょうか。

「楓は鈴子とのファイトシーンが多いのですが、カットがかかった瞬間に美由紀さんがユーモアで笑わせてくださったり、とにかくコミュニケーションを取ってくださって、現場ではみんなのお母さんみたいな存在なんです。とにかく優しいので愛情が芽生えてしまって…切り替えがとても大変で、ご本人にも『嫌いにならなきゃいけないのに大好きになっちゃうのでやめてください』と伝えたくらい」

――松田さんからはどういう言葉が返ってきましたか?

「ずるいくらいとてもかわいらしい笑顔で笑っていらっしゃいました。美由紀さんの感性がとにかく好きで尊敬しているので、大先輩なのに『大好きです。おうちに遊びに行っていいですか?』と聞いちゃいました。この方と一緒だから大変なシーンも乗り越えられているなと常に思います。ある時、楓の感情的なシーンを撮り終わった時に美由紀さんが何も言わずにギュッと抱きしめてくれて、その温もりは忘れられません」

――最後に視聴者へメッセージをお願いいたします。

「この作品はとにかく先の読めない展開になっており、いい意味で裏切られると思います。ネタバレになってしまうので詳しくは話せませんが、とにかく第1話を見れば『フォレスト』の世界に没入できると思います。『フォレストの世界へようこそ!』と言いたいです」

――ありがとうございました。

【プロフィール】

比嘉愛未(ひが まなみ)
1986年6月14日生まれ。沖縄県出身。連続テレビ小説「どんど晴れ」(NHK総合ほか/2007年)、「推しの王子様」(フジテレビ系/21年)、「スカイキャッスル」(テレビ朝日系/24年)などで活躍。劇場版「緊急取調室 THE FINAL」(公開日未定)への出演も決まっている。

「フォレスト」
ABCテレビ・テレビ朝日系
日曜 午後10:15~午後11:09
※放送終了後、TVer・ABEMAで見逃し配信

取材・文/S・A

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