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十味＆瀧澤翼が語る「うちの会社の小さい先輩の話」“甘ハラ”シーンの裏話とは？2025/01/15 17:00

　アイドルグループ#2i2（ニーニ）のメンバー・十味が、身長149cmの魅力を生かして、BS松竹東急で本日スタートの水曜ドラマ23「うちの会社の小さい先輩の話」（水曜午後11：00）の主役に抜てきされた。ミュージカル作品で活躍する瀧澤翼と共演し、刺激的で甘～いオフィスラブを繰り広げる。

　原作は、累計発行部数130万部を突破した、斎創氏による同名漫画。23年にテレビ朝日系でアニメ化した本作を、今回初めて実写ドラマ化する。キャラクター開発会社「株式会社サンピック」で入社3年目の片瀬詩織里（十味）は、同じ班に配属された新入社員・篠崎拓馬（瀧澤）の指導をすることに。後輩思いで褒め上手な詩織里は、篠崎のことをいつも気にかけている。天真らんまんで少し距離感が近めな詩織里に毎日癒やされつつも、魅力たっぷりな“甘ハラ”を仕掛けてくる先輩のしぐさに意識しっぱなしの篠崎。時折、恋人のような距離感をみせる2人が、会社の先輩後輩の関係から変わっていく様子をコミカルに描く。

　本作がドラマ初主演となる十味と、ドラマのレギュラー出演は久しぶりだと話す瀧澤。お互い、恋愛ドラマにがっつり出演するのは初めてと口をそろえる。初共演とは思えないほど息が合っている様子の2人に、ドラマにかける意気込みやお互いの印象などを聞いた。

――本作のオファーを受けた時の感想からお聞かせください

十味　「映画では主役をやらせていただいたことがありましたが、ドラマの主役は初めてだったので、すごく驚いたのと、うれしい気持ちと不安で大丈夫かなという気持ちが混ざって最初は混乱しちゃいました。今回、ラブコメ的な作品に初めて挑戦するので、相手役の方が怖い人だったらどうしようと思ったのですが、瀧澤さんがフレンドリーに話しかけてくださって、演技の面でもすごく引っ張ってくださったので、今はそんな不安は吹っ飛びました」

瀧澤　「最近は、ミュージカルや舞台を重点的にやらせていただいていたので、ドラマに出演するのは1年半～2年ぶりぐらい。久しぶりに映像の仕事に携わることができるなと、ワクワクしました。恋愛要素が入ったドラマに一度も出演したことがなかったので、『僕で大丈夫なのかな？』と心配でした。クランクインの時、篠崎と詩織里の関係がこういうふうに作られていくんだなと、はっきりとビジョンが見えたので、これからの撮影が楽しみになりました」

――本作は、お色気要素も見どころになりそうですね。

瀧澤　「僕が演じる篠崎は、多分、すべての男子の夢というか憧れなのかなと。そんな貴重な体験をさせていただくので楽しみです」

十味　「お色気要素がある作品も初めてで、最初は恥ずかしいなと思いました。計算したあざとさじゃなくてナチュラルな詩織里の行動とのバランスも難しそうだなと…。でも、篠崎さんのことは後輩としても好きだし、恋愛感情もあるけど好きだと言えないという、その芯の部分を忘れないようにしようと思っています」

――2人の距離感はどのように縮めていくご予定ですか。

瀧澤　「監督から、十味さんは詩織里そのままだと聞いて、YouTubeとかSNSに載ってるものを全部チェックさせていただいたら、本当に詩織里だなと思いました。実際にプライベートで話す中でも詩織里っぽさがにじみ出ていたので、難しいことを考えないでプライベートの延長線上みたいな感じの役作りをしたら当てはまるかなと、自分の中では思っています」

十味　「まだ、ネコかぶってるだけかもしれないよ」

瀧澤　「えっ、うそでしょ？　最初の撮影が、夜の8時半から次の日の朝11時ぐらいまですごく長丁場で、お互いネコをかぶるような状況ではなくて、素が出せていたと思います」

十味　「確かに！　初日の撮影が距離を縮めるきっかけになったかも。最初に瀧澤さんのお名前を聞いて検索させていただいた時、派手な髪色のお兄ちゃんが出てきたんです。金髪か赤？　それで、ちょっと怖い感じかもと思いましたが、台本の読み合わせで初めて顔合わせをした時に今の状態になっていて、キャストさんが変わったのかなと思いました（笑）」

瀧澤　「僕です。一緒、一緒！　変わってないですよ」

十味　「私は人見知りで、しっかり顔を見ることができなくて、髪型と服装しか見なかったのでそう思いましたが、同じ方でした。すごくフレンドリーに話しかけてくださって、打ち解けるのも早かったよね？」

瀧澤　「めちゃくちゃ早かった気がします」

十味　「緊張していて、どうやって話しかけようかなと思っていたのですが、いつの間にかすごくしゃべるようになっていました。こんなの初めてかもしれないです」

瀧澤　「『よーい、スタート！』の声がかかるまで、ずっとしゃべっていたので、すごく楽に接することができてよかったです」

――ご自身が演じるそれぞれのキャラクターの魅力と注目ポイントなどを教えてください。

十味　「詩織里は、一見“あざと女子”っぽくて、『そんなことにはならないでしょ』みたいなことまでしちゃう女の子。でも、本当に純粋で、篠崎に対してはペットをかわいがるように接しているのかなと思っています。違う意味に取られかねない発言をしてしまうところも魅力的なキャラクターで、演じていてすごく楽しいです。時々、気分が乗りすぎてぶりっ子し過ぎたり、色っぽくなり過ぎることもあって、『少し抑え目にお願いします』と監督に言われることもあります（笑）。そこは篠崎さんをドキドキさせられるような表情ができるように気を付けています」

瀧澤　「篠崎の魅力は、とにかく真面目なところ。真面目に生きていて、真面目に詩織里に振り回されるという。ずっと全速力で先輩と向き合う姿が、原作を読ませていただいた時にかわいいなと思いました。ひたむきさがにじみ出る篠崎のかわいさは、男性である僕でも結構刺さったので、特に女性には刺さるかもしれません。詩織里との“甘ハラ”を想像したり、お色気の展開を望んだりする篠崎の頭の中は、僕も納得しちゃうくらいなので、全男子にも篠崎の気持ちを共感してもらえたらうれしいです」

――篠崎の思考以外で共感できる部分はありますか？

瀧澤　「篠崎は、先輩と過ごしていく中でだんだん心を開いていくんですけど、開ききれてない部分もあって、自分の気持ちを相手に全部見せるのに時間がかかるところは共感できます。どこまで踏み込んでいいのかなと躊躇（ちゅうちょ）しちゃう気持ちは自分の中にもあるので、そこは似ているなと思います」

――では、十味さんが詩織里と共感できる部分はありますか？

十味　「詩織里は、社会人らしく振る舞う時はしっかりしていると思うのですが、篠崎との“甘ハラ”のシーンでは、少し抜けているというか、天然っぽいところがある。私も、気付かないうちに自分の素を出してしまっているところがあるので、そういう部分は似ているかも。でも私は、詩織里みたいにナチュラルに後輩の男性の肩をもんだりはできないです。私も、めちゃくちゃ妄想をしたりするので、中身は篠崎寄りかもしれません。詩織里って、篠崎さんの妄想の中でいいようにされるんですよ（笑）。現実の世界ではこんなことないよなというシュチュエーションにまで妄想が飛んでいく。そんな、篠崎の妄想も映像化するので、普段の詩織里よりもあざとくして、リアリティーがない感じも出せたらいいよねと監督と話をしていました」

瀧澤　「いいようにされるって…（笑）。すみません。でも、僕のせいじゃないので！」

十味　「私を応援してくださる方は男性が多いと思うので、『十味、男の人と共演か…』と思うかもしれないのですが、妄想シーンで『やっぱりかわいいな』と思ってもらえたらいいな」

――最後にドラマを楽しみにしている読者にメッセージをお願いします

十味　「このお仕事をいただけたのも、アイドルや小さな演技のお仕事をしている私を応援してくださっているファンの皆さんのおかげだと思うので、とてもありがたいです。この作品を見て、改めて（私のことを）好きになってもらいたいし、この作品が『よかった！』と思ってもらえるように頑張りたいので見てもらえるとうれしいです！」

瀧澤　「このドラマを見ていただいて、いろいろな感情が湧くと思います。十味さんのファンの方が僕に嫉妬するかもしれませんので、先に謝っておきます。申し訳ありません！」

――ありがとうございました！

取材／TVガイドWeb編集部・松下光恵　文／松下光恵　撮影／為広麻里
ヘアメーク／加藤伶奈（JULLY）スタイリング／野田陽子（ミタケイショウ）［十味］、柴﨑亜耶［瀧澤］
衣装協力／バナナ・リパブリック［瀧澤］

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• # うちの会社の小さい先輩の話
• # ゼロイチファミリア
• # 十味
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