念願の朝ドラに出演の佐野勇斗。「おむすび」で高校球児・四ツ木を好演!2024/11/12
NHK総合ほかにて、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」で、福岡西高校に野球留学中の高校球児・四ツ木翔也を演じる佐野勇斗(M!LK)のインタビューが到着。「祖父母がずっと見ていた朝ドラに出ることが個人としての夢だった」と語る佐野が抱く、朝ドラへの思いや自身が演じる翔也への思いをたっぷり語った。
連続テレビ小説111作目となる「おむすび」は、食と人情の街、福岡・神戸・大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届けるオリジナル作品。平成時代のギャル・米田結(橋本環奈)が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を、食の知識とコミュニケーション能力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”だ。
佐野が演じる翔也は、栃木県出身ながら、福岡西高校に野球留学中の高校球児。糸島に練習場があり、結と出くわすことが時々ある。また、四ツ木という姓と眼鏡姿から「福西のヨン様」と呼ばれているキャラクターだ。そんな翔也を「本当に純真でド直球の愛すべきキャラクターで、応援したくなります」と紹介する佐野は、「翔也と僕は共通点が多いんです」と明かす。
その理由として、「翔也はノートに目標を書いてその実現に向かって努力していますが、僕も日記に夢や目標を書くことを何年も続けています。『朝ドラに出たい』という目標も日記に書いていました。ほかにも、うそをつけなくて周りに『アホやん』なんて言われたり、涙もろかったりするところも自分と似ているなと思います」と語る。
そんな翔也を演じるにあたり意識しているのは「純粋すぎてちょっと抜けているのがかわいいいところなので、力まずに自然体で演じること」だと言う。栃木県から野球留学で福岡に来ている翔也は栃木ことばを話すが、自身は愛知県出身で、「最初は難しいだろうと思っていたんです。ところがやってみたら、すごく得意で!」とちゃめっ気たっぷりに喜び、「先生にも『栃木出身だと思うくらい話せている』と言ってもらいました。さすがに、とっさに栃木ことばでアドリブを言うのは難しいですが」と笑う。
また、高校球児役ということで「小学校の時にソフトボール部に入っていて、父親も野球が好きで、ドームにもよく観戦に行っていました。なので、お話しをいただいた時は正直できると思っていたんです。ところがソフトボールは下手投げなので、いざ上から投球する練習をはじめたら結構難しくて。翔也は140kmを投げるピッチャーなので、できるだけ速い球を投げるためにたくさん練習をしました。先生に教えてもらうだけでなく、他の仕事の合間にキャッチボールをしたりして、最終的に120km近くまで投げられるようになっています」といい、努力も重ねた様子。
翔也の学校の練習場が糸島にあることもあり、結と時々出くわす関係。そこから発展していく気持ちについて佐野は、「翔也にとって結は、ずっと『なんだか気になるし、気付けば考えてしまう存在』でした。結と翔也は何度も出くわしますし、その度に翔也は結のことをとても気にしているんですが、翔也はかなり初心(うぶ)なのでそれが恋だとは気付いていないんです。最終的に翔也がしっかり恋に落ちたのは、結が手をけがしながらも毎日弁当を作ってくれた時だと思います」と彼の気持ちを代弁。
そして、結の魅力を「結は“与える人間”なんです。はじめて2人が出会ったシーンも、結は泣いている子どものために帽子を拾おうと海に飛び込んでいます。人のために行動することができる。僕自身も、エンターテイナーとして誰かに感動やエネルギーを与える人間になりたいと思っているので、結のそういうところがすてきだと思います。結はそれを呪いだと言いますが、翔也は“米田家の呪い”にほれたんだと思います」と捉える。
そんな結を演じる橋本とは2度目の共演。「本人も気付いていないかもしれませんが、“環奈”から“結”に切り替わる瞬間があって。その時にこちらもスイッチを入れてもらえるというか、引っ張ってもらえる感覚があります。ヒロインだから連日撮影する量も多いのですが、セリフもしっかり準備しているし、周りに気遣いもして現場の空気を作ってくれます。本人からしたら当たり前のことなのかもしれませんが、裏でしっかり努力をしているところを尊敬しています」と、橋本へのリスペクトを口にした。
そして、視聴者へは「今週放送される、翔也が夢について話すあるセリフがとても良いんです。演じている僕自身も翔也に励まされました。翔也の夢に向かって真っすぐな姿を見て、『自分も頑張ろう』と思っていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。
【番組情報】
連続テレビ小説「おむすび」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45ほか
文/TVガイドWeb編集部
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