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「おむすび」“ハギャレン”メンバー・タマッチ役・谷藤海咲が感じるギャルの心意気とは2024/10/18

「おむすび」“ハギャレン”メンバー・タマッチ役・谷藤海咲が感じるギャルの心意気とは

 NHK総合ほかにて、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」。食と人情の街・福岡、神戸、大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届ける“朝ドラ”第111作だ。平成時代のギャル・米田結(橋本環奈)が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を、食の知識とコミュニケーション能力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”。

 出演者からのコメントが続々届いている本作。今回は、「博多ギャル連合」(ハギャレン)のメンバーでタマッチこと、佐藤珠子役の谷藤海咲が、ヒロイン役の橋本とのエピソードや撮影中の出来事を通し感じている本作の魅力を語った。

 子どもの頃からダンス好きで、ハギャレンではパラパラの振付を担当するタマッチ。オーディションではダンスの審査があったという。「周りのみんなが得意なダンスを披露する中、私は見よう見まねでパラパラに初挑戦。自分なりに振り付けも考えて臨んだんですけど、幼い頃からやってきたヒップホップやジャズダンスにすればよかったかな、ミスったかな…? と、どんどん落ち込み、手応えゼロでオーディションが終わりました」と回想。オーディション合格の連絡が来た時はタマッチ役ではないのかもと思ったそうだ。ちなみに、ギャル文化指導を担当するRumi(ルミリンゴ)に本物のパラパラを教えてもらい「今、改めて振り返ると、オーディションでやった私のパラパラは全然違うものでした」と笑う。

 筋が通らないことを良しとしない、一本気タイプのタマッチについて、「タマッチの情熱がどこにあってハギャレンに対してどう思っているのか、監督と相談しながら役を作っていきました」と役作りについて触れる。また、タマッチの心意気を表すセリフについても強い思いを持って演じているそうで、「よく出てくる『筋通ってなくない?』というセリフに、彼女のすべてが表れていると思います。タマッチは総代表のルーリー(真島瑠梨/みりちゃむ)に負けないぐらい、ハギャレンに強い思いを持っているんです。だからギャルを悪く言われると、もう本当に許せなくなる。カッとなるスイッチが入るシーンは、何でカッとなったか皆さんに気付いてもらえたらうれしいなと思いながら演じています」と話す。

 谷藤自身にも、「やると決めたらやり通す」「変な言い訳をしない」という気持ちがあるとそうで、「タマッチがムスビン(米田結/橋本)に抱く鬱憤(うっぷん)はすごく理解できました」と演じる役の気持ちに理解を示す。そんな中、難しかったのは「ギャルならではの切り替えの早さ」。「ムスビンにさんざん当たっていたのに、もう一緒にプリクラ撮るの!? って思うじゃないですか(笑)。でも、その1日経ったら忘れちゃうぐらいのポジティブさや引きずらないところが、ギャル持ち前の明るさにつながるんでしょうね。タマッチにとってハギャレンは最高に楽しいチームだから、その前に何があっても、みんなといれば楽しい! ということだと思います。ギャルって本当に人生楽しそうで、未来よりも今! みたいなところに憧れがあったので、タマッチを演じて自分も少しそうなれている気がしてうれしくなりました」と、ギャルを演じることで得ることが多いと打ち明けた。

「おむすび」“ハギャレン”メンバー・タマッチ役・谷藤海咲が感じるギャルの心意気とは

 ヒロイン役の橋本を始め、同世代の多い出演者に囲まれての撮影現場の雰囲気を聞くと、「朝ドラの撮影現場は堅い感じなのかと思っていたんですが、共演者さんもスタッフさんもすごくアットホームです。橋本環奈さんとは初共演です。もちろんテレビに出ている姿を見ていたし、はつらつとした方だと分かっていましたが、実際に会うと本当にあのまんまのキャラクターで、何ならもっとフレンドリー! 朝ドラの撮影はハードだと思うのですが、全然それを見せないのでずっと感心しています」との答えが。「(橋本さんと)共演して印象的だったのは、タマッチがムスビンに『かっこよかったよ』と言う第3週・第15回放送のシーン。ムスビンが怖い相手に向かってギャルのことを熱弁してくれる瞬間、すごくうれしくなって本当に泣きそうでした。タマッチは泣くキャラでもないし、ここで泣いたらタマッチちょっとダサイか…と我慢したけど、とてもいいシーンだなと思います」と、印象に残っているシーンのエピソードを挙げて、充実した撮影現場であることを明かす。

 最後に、放送を楽しみにしている視聴者へ「来週放送される糸島フェスティバルでは、いよいよハギャレン5人でステージに立ちます。ムスビンが入った5人の見え方がいいんです! ぜひ楽しみにしていてください」と力を込める。「エキストラをしてくださった糸島の方々がすごく上手で、ステージ上で本当にライブをしている気持ちになりました(笑)。パラパラは本番の2カ月前ぐらいから時間をかけて練習してきましたし、撮影にも何日もかけたので、熱量の高いシーンになっているはず。ハギャレンメンバーはこんなに仲良くなれるんだ…! と思うほど、素で仲がいいんです。チームワークの良さにもご注目いただけたらうれしいです」と、撮影エピソードを明かしつつ「タマッチはダンスが特にうまいキャラなので、たくさんパラパラの練習をしました。汗もめっちゃかくし、姿勢も良くなるのでエクササイズになると思います」と視聴者にも一緒に踊ってほしいと呼び掛けた。

 続けて、「『おむすび』をきっかけに、またパラパラがはやったらいいですね。そして、何よりギャルのマインドの部分が今の人たちに届いたらいいなと思います。このドラマを朝から見たら、1日が明るく楽しく過ごせるんじゃないかな。そういう番組になってくれたらうれしいなと思います。同世代や若い子にもぜひ見てほしいです」とこのドラマが持つパワーを熱く語った。

「おむすび」“ハギャレン”メンバー・タマッチ役・谷藤海咲が感じるギャルの心意気とは

【番組情報】
連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45ほか

文/TVガイドWeb編集部



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