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“Stray Kidsのいとこグループ”ALL(H)OURSインタビュー2024/10/18

“Stray Kidsのいとこグループ”ALL(H)OURSインタビュー

 K-POP界に新たな風を吹き込む7人組ボーイズグループ・ALL(H)OURS。JYPエンターテインメントの創業メンバーで副社長を務めたチョ・ヘソンが設立したEDENエンターテインメントから、“Stray Kidsのいとこグループ”として今年1月にデビューを果たした。SECOND MINI ALBUM「WITNESS」を引っ提げ、さらなる進化を遂げる7人に、デビューまでの道のりや憧れの先輩、それぞれの役割やグループ名の由来である“時間”にちなんだ質問などをたっぷりと聞いた。

―haru*hana初登場の皆さんですが、どのようにしてメンバーになったのか、デビューの経緯を教えてください。

MINJE 「デビュー前に『WAOWAO』という楽曲でパフォーマンスビデオを撮影したのですが、その時に『このメンバーでデビューできるんじゃないかな』と思ったんです。その後、事務所の代表が『この7人でデビューすることが決まりました』と言ってくださって、デビューが決まりました」

――事務所にはどのようなきっかけで所属することになったのでしょうか?

MINJE 「僕はオーディションを受けませんか? と提案を受け、オーディションに参加して事務所に入りました」

XAYDEN 「僕は今の事務所に入る前、ダンスアカデミーで撮影した動画を見た事務所から連絡があったんです」

ON:N 「僕もXAYDENさんと同じで、ダンスアカデミーで公開されていたダンス動画を見た事務所から連絡がありました」

MASAMI 「僕はもともとSNSに写真を載せていたら、それを見た事務所からDMで連絡をもらい、オンラインオーディションを受けて入りました」

HYUNBIN 「僕も同じです。SNSにアップしていた写真を見た事務所の方から連絡をもらい、入りました」

KUNHO 「僕がこの事務所に直接メールを送った最初の練習生です。周りの人から『この会社はいい会社だよ』と聞いたので(笑)」

YOUMIN 「僕は演技アカデミーでオーディションの告知を見て、オーディションに参加してこのグループのメンバーになりました」

――7人でのデビューを実感したのは?

KUNHO 「『この7人でデビューします』と事務所の代表から伝えられた時もうれしかったですが、デビューアルバムを準備している時が一番記憶に残っています」

XAYDEN 「僕はデビュー曲を初めて聴いた時に、振り付けの練習をしながら『これが公開されるんだな』と実感して、それからもっと頑張ろうと思いました」

――MASAMIさんは唯一の日本人メンバーですが、ここに飛び込んでどう感じましたか?

MASAMI 「練習生を始めた時から日本人は僕1人でした。僕ら全員、初めて入ったのがこの事務所なのですが、3年間一緒に練習生生活をしていたので、すごく仲が深まっていて。なので、デビューする時も『僕だけ日本人だ』とは全く思わなかったですね」

“Stray Kidsのいとこグループ”ALL(H)OURSインタビュー

――“Stray Kidsのいとこ”というキャッチフレーズで紹介されることが多いですが、Stray Kidsをロールモデルとして意識している部分や、彼らに近づくために伸ばしたいスキルはありますか?

KUNHO 「Stray Kids先輩はグループ内で作詞作曲をされていますよね。僕たちもアルバムの作詞や作曲に参加した経験があります。これからも機会があれば、自分たちの音楽を直接作りながら、先輩に近づきたいと思っています。なので、今回のアルバムでも特に役割を決めず、みんなが作詞や作曲に参加できるようにしました。作詞や作曲に興味を持っているメンバーが多いですし、僕やHYUNBIN、MASAMI、XAYDENはラップのレッスンを受けていて、そこで作曲についても学んでいます」

XAYDEN 「僕の好きな先輩はセクシーな方が多いです。特にHYUNJIN先輩の個人動画を見て、振り付けをまねしたりして、セクシーに踊れるように頑張っています」

――“Stray Kidsのいとこ”と言われることに対してプレッシャーは感じますか?

KUNHO 「すごくカッコいい先輩方なので、正直なところ僕たちがこのキャッチフレーズを持っていていいのかなと不安になることもあります。でも、それを理由に落ち込むのではなく、先輩方のようにカッコいい人になろうと思って努力しています」

“Stray Kidsのいとこグループ”ALL(H)OURSインタビュー

――では、日本でもリリースされた韓国SECOND MINI ALBUM「WITNESS」について、それぞれ一番力を入れた部分はどこですか?

YOUMIN 「アルバムのタイトル『WITNESS』は『目撃者』という意味なので、ファンの方にこれまで見せたことのない新しい一面を見せられるように努力しました」

KUNHO 「僕は、特にライブパフォーマンスに力を入れています。最後のパートを担当しているので、体力的に大変な部分もありましたが、最後の表情やジェスチャーをカッコ良く見せられるように工夫しました」

ON:N 「プロモーションビデオでは、自分のスタイルとは違う部分があったのですが、アルバム全体をしっかり表現しようと演技にも挑戦しています」

HYUNBIN 「振り付けにすごく速くてハードな部分があり、その部分に特に力を入れて取り組みました。ファンの方の反応も良くて、やりがいを感じています」

MASAMI 「今回の衣装は体が見えるデザインが多かったので、筋トレを頑張って体型を整えました。また、活動曲『SHOCK』のダンスが本当に激しいので、体力を付けるためにも集中して練習に臨んで。最初は倒れそうなほど大変でしたが、筋トレの成果も出て持ちこたえられるようになりました」

XAYDEN 「僕は、デビュー曲の時よりも余裕を見せられるように意識しています。表現力や表情の練習にも力を入れて取り組みました」

MINJE 「デビュー曲の時は緊張してしまって、なかなか自信が持てなかったのですが、今回は自信を持って、パワフルな振り付けで成長した姿を見せられるように取り組みました」

――「WITNESS」の活動曲のタイトル「SHOCK」にちなんで、最近、食べ物やドラマ、ゲームなどで「これは予想外でSHOCKだった!」という衝撃を受けた出来事はありますか?

ON:N 「僕、あります! パン屋さんでメロンパンを買って食べたのですが、コンビニのメロンパンよりもずっとおいしくて、本当に衝撃を受けました」

HYUNBIN 「僕はKUNHOさんと一緒にコンビニに行った時、ゆで卵を買ったつもりが間違えて生卵を買ってしまって、びっくりしました(笑)」

MASAMI 「日本のファンの方々は声援が静かなイメージがあったのですが、実際にイベントをしてみたら、想像以上に声援が大きくて驚きました」

MINJE 「カレーうどんが好きなのですが、コンビニでカレーうどんを買ったつもりが、間違えてしょうゆラーメンを買ってしまったことです。かなりSHOCKでした(笑)」

YOUMIN 「今回、ショーケースでドラマ『君の花になる』(TBS系/2022年)に登場する8LOOMの『Melody』をカバーしたのですが、ドラマを見ていると同じアイドルとして幸せな場面がたくさん出てきて、感動しました。それを見て僕ももっと頑張らなきゃと刺激を受けました」

XAYDEN 「渋谷のスクランブル交差点に行ったのですが、想像以上に人が多くて、衝撃を受けました」

KUNHO 「もんじゃ焼きがおいしすぎて本当に衝撃でした。韓国では見たことがない料理ですが、見た目からは想像できないおいしさで…。また、日本のファンの皆さんがたくさん声を出して応援してくださったこともうれしい驚きでした」

“Stray Kidsのいとこグループ”ALL(H)OURSインタビュー

――デビュー以降、音楽番組で活動する中で、この先輩に会えて感激した、胸が高鳴ったという先輩やグループはいますか? または、会ってみたい方がいれば教えてください。

KUNHO 「Stray KidsのHAN先輩が僕のロールモデルなのですが、初めてお会いした時に一緒にチャレンジ動画も撮ってくださいました。HAN先輩は作曲ができて、自分の曲を作り上げる姿がとてもカッコいいなと。特に、曲の前半でラップをして、後半で歌うスタイルがすごいなと思います」

YOUMIN 「僕は会いたい先輩がたくさんいますが、まだお会いできていません。一番会いたいのはATEEZのSAN先輩です!」

ON:N  「僕のロールモデルはSHINeeのテミン先輩。以前、日本に来た時にテミン先輩と一緒に公演する機会があり、そこで直接あいさつをすることができたんです。本当に感動的で、さらに頑張ろうという気持ちが強まりました」

HYUNBIN 「僕はStray KidsのHYUNJIN先輩と活動が重なり、お会いできたのがすごくうれしかったです。でも、少し緊張してしまって、うまく目を合わせられませんでした。HYUNJIN先輩はビジュアルも素晴らしく、男性から見ても本当にカッコ良くて、魅力にあふれています。ダンスも本当にカッコいいです」

MASAMI 「僕は、PENTAGONのYUTO先輩にお会いする機会があって。本当に親切で優しく接してくださり、『頑張って』と声をかけていただいて、すごく感激しました」

XAYDEN 「尊敬する先輩はたくさんいるのですが、その中でも特にP1HarmonyのKEEHO先輩にお会いできたことがうれしかったです。活動時期が重なり、マネジャーさんを通じて一緒にチャレンジ動画や写真を撮ることができました」

MINJE 「まだお会いしたことはないのですが、EXOのD.O.先輩にお会いしてみたいです。歌がうまくて、演技もされていて、音楽も僕の好きなスタイルなんです。音楽活動と俳優活動を両立されているところが、まさに僕の目指す姿なので、いつかぜひお会いしたいです」

――それでは、グループ名にかけて、隣のメンバーを時間に例えると何時が似合いますか? その理由も教えてください。

YOUMIN→KUNHO 「KUNHOさんは午後3時ですね。彼はいつも一番練習を頑張っているメンバーなのですが、特に3時頃が一番集中しているので、この時間が似合うと思います」

KUNHO→ON:N 「マンネは…午後4時かな? ON:Nは活動的なタイプなので、僕が好きな時間でもある4時にしました。この時間はON:Nが一番動き回っている感じです」

ON:N→HYUNBIN 「HYUNBINは午前0時ですね。彼は感性的な部分があって、夜中は感性が高まる時間かなと思うので、0時がピッタリだと思います」

HYUNBIN→MASAMI 「MASAMIさんは午前8時です。彼は早起きして、朝から運動をするのが好きなので、この時間が似合うと思います」

MASAMI→XAYDEN 「XAYDENさんは午前3時ですね。練習から帰ってきて、大好きなゲームを始める時間で、その時が一番幸せそうなので(笑)」

XAYDEN→MINJE 「MINJEは午前7時か午後7時ですかね。朝の7時はまだ元気がなくて、夜の7時は夕ご飯を食べた後で眠くなる時間。彼はいつも少し疲れている感じがするので、この時間にしました(笑)」

MINJE→YOUMIN 「YOUMINさんは午後1時ですね。お昼ご飯を食べた後で一番活動的な時間です。エネルギー担当なので、この時間帯が一番彼らしいと思います」

――ここまでお話を聞いていると、MINJEさんは控えめな印象を受けますが、普段からそうなんですか?

MASAMI 「そんなことないですよ。テンションが高い時は本当に高くて、1人でめっちゃはしゃぎます。でも、電池が切れると急に静かになるんです」

“Stray Kidsのいとこグループ”ALL(H)OURSインタビュー

――皆さんには、KUNHOさんはリーダー、YOUMINさんはエネルギー、XAYDENさんはセクシーガイ、MINJEさんはマンチンナム(漫画から飛び出してきたようなイケメン)、MASAMIさんは比率、HYUNBINさんはムードメーカー、ON:Nさんはマンネ(末っ子)とそれぞれ役割がありますが、その役割を果たすために心がけていることはありますか?

KUNHO 「僕はリーダーとして、YouTubeで他のグループの先輩たちの活動を見て、どんな考え方でやっているのかを学ぶようにしています。リーダーになったのは、僕が一番年上だからかなと思います」

XAYDEN 「KUNHOさんは本当によく頑張ってくれています。新しいことをする時はいつも説明してくれるし、毎日メンバーを気遣ってくれます」

MASAMI 「そうなんです。メンバーそれぞれの話を1時間ぐらい聞いてくれたり、『最近どう?』と気にかけてくれます」

KUNHO 「ON:NとHYUNBINと同い年の弟がいるので、もともとお兄さん気質なんだと思います」

YOUMIN 「僕はエネルギー担当として、メンバーが元気を出せるように運動を頑張っています。メンバーが疲れている時は、声をかけて元気づけるようにしています」

XAYDEN 「彼は本当に疲れ知らずのタイプです(笑)」

ON:N 「僕は末っ子なので、お兄さんたちに甘えたり、急に抱きついたりします(笑)。末っ子だから意識してやっているわけではなく、元々そういうタイプなんです」

MASAMI 「本当にON:Nは愛嬌がありますね。練習後に疲れている時も誰かに抱きついているのですが、疲れていてつれない反応をしちゃうこともあります(笑)。でも、ON:Nがいることでメンバーの雰囲気が和らぐのは確かです」

HYUNBIN 「僕はムードメーカーとして、テンションが下がっている時にちょっといたずらをして場を盛り上げるようにしています」

KUNHO 「HYUNBINは本当にフレンドリーで、共感してくれたり、励ましてくれることが多いですね」

――ON:NさんとHYUNBINさんは同い年ですが、特に仲がいいんですか?

ON:N&HYUNBIN 「はい!」

HYUNBIN 「唯一の同い年なので、仲がいいと思います」

ON:N 「HYUNBINが先に練習生になって、僕がその後に入ってから約3年一緒に過ごしてきたので、自然と仲良くなりました」

――MASAMIさんは「比率」担当ですね?

MASAMI 「僕はメンバーの中で一番背が高く、足も長いのでスタイル担当になりました。食べてもあまり太らないのですが、歌番組の前は顔に出てしまうことがあるので、揚げ物を控えてサラダを1日2食にしたりして、しっかり体型管理をしています」

XAYDEN 「比率ではかないませんね(笑)。でも、僕もスタイルには気を使っています。セクシーガイ担当として、特に腹筋を鍛えています。やっぱり見た目が大事なので、誰が見てもセクシーに見えるように頑張っています!」

――MINJEさんは、マンチンナムですが?

MINJE 「そうですね……マンチンナムとしてはやはり顔が大事なので、肌のケアに一番気を使っています。肌が強い方ではないので、しっかりケアをして、最後に冷たい水で顔を引き締めるのがポイントです」

メンバー全員 「(日本語で)本当にイケメンです!」

 今回のインタビューを通じて、メンバーそれぞれの個性やチームワークの良さが感じられたALL(H)OURS。デビューして間もない彼らだが、音楽に対する情熱やファンへの感謝の気持ちがあふれていた。Stray Kidsをロールモデルに、作詞作曲にも積極的に挑戦する姿勢は、今後のさらなる飛躍を期待させる。日本のファンとの絆も深めつつ、これからどのような時間を刻んでいくのか、その活躍に注目したい。

【プロフィール】
ALL(H)OURS(オールアワーズ)
2024年1月10日にEDENエンターテインメントからデビューした7人組の多国籍ボーイズグループ。韓国人6人(KUNHO、YOUMIN、XAYDEN、MINJE、HYUNBIN、ON:N)と日本人のMASAMIの7人で構成。グループ名には「僕たちのすべて、僕たちが持っているすべて」を示す“ALL OURS”と、「いつも、毎瞬間」を示す“ALL HOURS”が込められ、「毎瞬間、僕たちが持っているすべてを注ぎ込む」という意味が込められている。

【プレゼント】

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【締切】2024年11月8日(金)正午

取材・文/斉藤和美 撮影/尾崎篤志

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