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ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央が明かす撮影の裏側「全領域異常解決室」2024/10/16

ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央が明かす撮影の裏側「全領域異常解決室」

 10月9日より、フジテレビ系では藤原竜也さん主演のドラマ「全領域異常解決室」を放送中。身近な現代事件×人々の常識を超えた“不可解な異常事件”を、世界最古の捜査機関「全領域異常解決室」(通称・全決)に所属する興玉雅(藤原)と雨野小夢(広瀬アリス)らが解決していく本格ミステリーだ。

 TVガイドWebでは、世間を騒がすさまざまな異常事件の犯人だと名乗る“謎の神・ヒルコ”を全決と共に捜査していく、ヒルコ専属班の荒波健吾を演じるユースケ・サンタマリアさん、二宮のの子を演じる成海璃子さん、北野天馬を演じる小宮璃央さんの3人に撮影の雰囲気や見どころを聞いた。

──完成披露舞台あいさつの時も皆さんとても仲がいい雰囲気でしたが、現場でも和気あいあいとした感じなのでしょうか?

ユースケ 「ドラマ内では難しい説明やセリフが多いので、休憩の時に息抜きをしたくなってしまって、つい話をしてしまうんです(笑)。藤原くんにむちゃぶりされているところを『ユースケさん大変そうだな』と、璃子ちゃんと小宮くんが見守ってくれるのもとてもありがたいです」

成海 「シリアスな場面やセリフが多い中で、ユースケさんと藤原さんがそろうと化学反応が起きて笑いが止まらなくなります(笑)」

小宮 「皆さんからいい刺激をたくさんもらっているので、いつか僕もユースケさんと藤原さんみたいな掛け合いをしてみたいです」

──シリアスなシーンが多いと思いますが、刑事役で大変なことはありますか?

小宮 「説明のセリフが多いのですが、クランクインした時にユースケさんが『分担していこう』と言ってくださって…」

ユースケ 「本当の魂の叫びです。『3人でセリフを分けようぜ!』と訴えていますが、どうなるかは脚本家の黒岩勉さんのさじ加減になります(笑)」

──1話でユースケさん扮(ふん)する荒波が「しゃべり疲れた」とおっしゃっていましたね。

ユースケ 「あのセリフはアドリブなんです。みんながリハーサルをしたかのように、次々と説明をすることに昔から違和感を抱いていたので、自分が話し終わって次の人が話し出す前に『しゃべり疲れた』と言ってからバトンを渡すという、自然な流れ技の開発第一弾です」

──成海さんと小宮さんは演じる役についていかがでしょうか?

成海 「二宮は男言葉で、大体怒っているような感じなのですが、今まで演じたことがないキャラクターなので、とても新鮮です」

小宮 「北野は全決と関わることでミステリーに精通し始め、ヒルコ班に抜てきされるくらい優秀なんです。でも、ちょっと抜けている部分もあるようなキャラクターですね」

──撮影をしている中で、忘れられないエピソードはありますか?

成海 「初日が事件現場のシーンだったのですが、ユースケさんが“ヒルコ”を“卑弥呼”と言っていて(笑)、その後も5回ぐらい間違えて『今、間違えていましたよ』と突っ込まれていて、笑いが止まらなくなりました」

小宮 「完成披露舞台あいさつの時も少し触れていたのですが、ユースケさんの撮影の時に、藤原さんが『ばれないように“アツッ”て言ってくれる?』とユースケさんに言うように指示したら、笑い過ぎて15分くらい撮影が止まったことです」

ユースケ 「僕は、1話で2回目の遺体が見つかるシーンの撮影です。前日に雨が降って、気温も高かったので付近に毛虫が集まってきてしまって…。そんな中、撮影をしたのが忘れられないです。でも、映像には一切写っていないので安心してください(笑)」

ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央が明かす撮影の裏側「全領域異常解決室」

──現場では緩やかな雰囲気でも、撮影が始まるとシリアスモードになるのがすごいです。

ユースケ 「だんだん物語が進むにつれてフラグが立って、とんでもない話に発展していくところは見どころです。でも、シリアスになればなるほど、やっぱり息抜きしたくなるんですよね。真面目なシーンを撮っていると笑えてきて、深夜に起きている時のようなテンションになり、何が起こっても笑える状態になります」

──“脚本・黒岩さん、演出・石川淳一さんならではだな”と思う部分はありますか?

ユースケ 「黒岩さんは、説明のセリフが多いドラマをすごく面白く作れる方。一方の石川さんはカット割りが多く、スピード感があって、テンポをよく見せることが得意なのですが、そういう部分はお二方ならではだと思います」

ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央が明かす撮影の裏側「全領域異常解決室」

──「全決」は超常現象などが絡む異常事件を究明する捜査機関ですが、皆さんは超常現象を信じたり、遭遇したいと思いますか?

ユースケ 「信じていますが、見たことはないです。大事な人への思いを残して亡くなったら、何らかの形で存在しているのではないかなと…。あと、地球があるのだから、地球外生命体もいると思います。でも、会ったら何かされるかもしれないですし、仲良くできるかどうかは分からないですよね(笑)」

成海 「私は、見たこともないですし、意識したこともなかったです。なので、撮影をしている時に藤原さんのセリフを聞いて、『そうなんだ』と勉強しています」

小宮 「僕は、UMAや地球外生命体もいると思います。ゴリラも数百年前まではUMAの1人でしたし、絶対にいると信じています。ただ、“宇宙人は宇宙に行ける技術があるけれど、地球みたいに発展していない星を見に来る必要がないので、100%存在するけれど、200%会えない”ということを聞いたことがあって…。会えないのかなと思っています」

──最後に、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

ユースケ 「回数を重ねるごとにいい意味で、ちょっとぶっ飛んだ話になっていきます。今後、すごい展開になっていくので、目を離さずに見続けてほしいです」

──ありがとうございました。

ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央が明かす撮影の裏側「全領域異常解決室」

【番組情報】

「全領域異常解決室」
フジテレビ系
毎週水曜 午後10:00~10:54

取材・文/五條亜唯(フジテレビ・関西テレビ担当)



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