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ド・ギョンス、ファンに“油そば”を熱烈おすすめ! 詳細ファンミリポート2024/09/20

ド・ギョンス、ファンに“油そば”を熱烈おすすめ! 詳細ファンミリポート

 EXOのメンバーとして、さらにソロ歌手としてのアーティスト活動から、ドラマ「100日の郎君様」や映画「スイングキッズ」など、俳優としても大活躍するド・ギョンス(D.O.)が、8月3日と4日に横浜のぴあアリーナMMでアジアファンコンサート「BLOOM JAPAN FINAL」を開催した。当初、東京・名古屋・大阪の3都市のみでの開催が予定されていたが、チケットが即完売したため、急きょ横浜での日本ファイナル公演が追加。これにより、多くのファンがギョンスとの特別な時間を共有し、忘れられない思い出を作ることとなった。ここでは、4日の模様をリポートする。

 ファンの期待が高まる中、ステージ中央から登場したギョンスは、まずは、ソロ名義として今年5月に発売した3rdミニアルバム「成長」のタイトル曲「Mars」を披露。楽曲の終盤では、自身が考えた曲に合わせた掛け声をファンが叫ぶ様子に満足そうな表情を浮かべた。その後は、「皆さんこんにちは~! 僕のファンコンサート『BLOOM』に本当にようこそ。お久しぶりですね。僕はド・ギョンスです。今日の公演もよろしくお願いします!」と日本語であいさつを。

 MCを務める藤原倫己氏を自ら呼び込み、トークコーナーからイベントが本格的にスタートすると、「皆さん準備はどうですか?」と観客に呼びかけ、コンサートのタイトル「BLOOM」について説明。「ミニアルバム『成長(BLOSSOM)』に合わせて単語を探していたところ、『BLOOM』には花が咲くという意味があり、皆さんがすてきに美しく咲き誇ってほしいという願いを込めて、このタイトルに決めました」と、その由来を明かした。

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「KYUNG SOO In BLOOM」と題されたコーナーでは、まずは自身が好きな香りについてトークを展開。「雨が降った森の中の香り」「果物の甘い香り」「図書室のような本の香り」などの選択肢が挙がる中、6つ目の選択肢は「今この(会場の)空気の香り」。「この中でどれが好きですか?」という誘導尋問的な質問にギョンスもファンも笑いがこぼれる中、そこはしっかりと「今ですね。この空気がいい香りです」と期待に応えた。

 続いて、BLOOMにちなんで、自身が描いたという「朝顔」「ひまわり」「ローズマリー」「デイジー」「ライラック」「月見草」という6種類の花のイラストが会場のビジョンに写し出される中、6つの花の花言葉テーマに沿ったトークを展開していく。

 最初のテーマは「うれしいお知らせ」の花言葉を持つ「朝顔」にちなんで、ギョンスについてファンは知りたいTIM(知らなくてもいい情報)について質問を。今日朝起きて最初にしたことは「歯磨き」と答えたギョンス。朝のルーティンは特にないそうだが、「起きて歯磨きをしてまた寝ますね、公演がある日は、必ずご飯を食べてステージに上がります。おなかがすいていると歌に力が入らないんです」と食べることが大好きなギョンスらしい回答が飛び出した。

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 さらに、プライベート写真が公開され、まずは、卵焼き定食を食べる写真が登場。卵焼きが大好きで、日本に到着してすぐに食べたのだとか。日本と韓国の卵焼きの違いを尋ねられると、調理師の免許を持つほど料理上手のギョンスらしく、「韓国は焼いた感じが強くて、日本は柔らかくてふわふわでおいしい」と解説し、「とても大きい」という食べた卵焼きの大きさを手で表現して見せた。

 日本でのお店選びでは、レビューサイトの星取りや、食べ物の写真を見て選ぶと言い、写真を見ただけで味のイメージが浮かぶと明かしたギョンス。料理に関心を持ったのは、日本の映画「リトル・フォレスト」と「かもめ食堂」がきっかけで、「映画を見て、自分で育てて収穫し、料理をする姿を見て幸せそうだと感じて、料理に関心を持つようになりました」と説明。「自分で食べ物を育てるなら?」という質問には、香りが大好きだという「シソ」と即答し、日本の料理では、だし巻き卵や油そばも作ったことがあるそうで、油そばには自信があります!」と答えた。今後作ってみたい日本の料理を聞かれると、「おにぎりが大好きなので、おにぎりを三角形に握ることに挑戦してみたい」と手振りを交えながら伝えた。

ド・ギョンス、ファンに“油そば”を熱烈おすすめ! 詳細ファンミリポート

 次の写真は、前日の公演で選んだ夕飯のメニューのカツ丼を食べている写真。ここで、今回のコンサートの定番となっている、コンサート後にファンが食べるものを決めることになり、「油そば」とファンから声がかかると、「公演が始まる前に食べたから…」と否定するも、「もう1回食べられるかも」と言い出し、「皆さん油そばでお願いします」と、大好物のメニューである「油そば」を強くおすすめした。

 加えて、日本でUFOキャッチャーに挑戦するギョンスの写真と動画も公開。真剣に挑戦する姿や、うまくいかずに頭を抱えてしゃがみ込むシーン、成功して満足げな表情を見せる瞬間など、普段は見られない素のギョンスがたっぷりと披露され、ファンを喜ばせた。さらに、UFOキャッチャーでゲットしたネコとくまのプーさん(ギョンスは「プーはち」呼び)の縫いぐるみもステージに登場し、抽選で選ばれた幸運なファン2名にプレゼントされた。

 次に「天真らんまん」が花言葉の「デイジー」を選択したギョンスは、伝統的な日本の福笑いゲームに初挑戦し、ギョンスの天真らんまんな魅力を引き出すことに。(ファンから似ていると言われている)ペンギンのアイマスクを着けて、ギョンスが描いたペンギン「チレギ」のイラストを基に、福笑いに挑戦。「自分が描いたペンギンなのに、めちゃくちゃにしてしまいそうで怖い」と自信がなさそうなギョンスだったが、用意されたパーツを、ファンの声援に導かれながら配置していくと、ほぼ完ぺきな仕上がりとなった。ちなみに、普段ゲームは好きだけどあまりしないというギョンス。ハマってしまう危険があるので、好きだけどやらないようにしているのだとか。

 続いては、ファンの声に応じて「ライラック」を選択。「若い頃の思い出」が花言葉の「ライラック」に沿って、これまでの出演作に沿ったトークを展開。2024年7月23日にデビュー10周年を迎えたギョンスは、ファンからの「おめでとう」の声と大拍手に、タモリ風拍手の「パン、パンパンパン」を誘導し、会場を盛り上げた。ギョンスは、「時間が流れるのは本当に早いなと思います。まだ実感は湧きませんが、気分はとてもいいです。これからも作品を見た皆さんが、共感して、作品に没入できた、すてきな時間を過ごすことができた、と感じてもらえる演技をしていくのが目標です。これは歌も同じです」と語った。

 俳優デビュー作のドラマ「大丈夫、愛だ」についてのトークでは、演技レッスンを受けずに撮影に参加したそうで、その理由を「演技レッスンを受けることはできたのですが、レッスンを受けるとぎこちなくなってしまって。先生のまねをしてしまいそうでもあったので」と説明。名シーンとして、「ジェヨル(チョ・インソン)が、ギョンス演じる謎の少年・ガウンの足を優しく洗って靴を履かせるシーン」が紹介されると、ギョンスは「今まで演技をしてきた中で、このシーンが一番刺激を受けた場面です。本当に悲しくて切ないシーンでしたが、演じる上ではとても楽しいシーンでした。(歌と演技の違いについては)歌では歌詞で感情を伝え、演技ではセリフで感情を伝えるのでどちらも同じだと思います」とコメント。切ないシーンを見て、しんみりとした雰囲気となった会場のファンに向け、「声を出しましょう。横浜ソリジルラ~!(叫べ~!)」と呼びかけ、再び会場を盛り上げた。

 また、最近見た作品には、日本のドラマ「地面師たち」(Netflix)を挙げ、「個人的に大好きなのは『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)。本当に楽しいです」と力を込めた。そして、今後の活動として、次回作に決定しているドラマ「彫刻都市」に触れ、「まもなく撮影が始まりますが、今回初めて本格的な悪役に挑戦します。これまで演じてきたのは全て善良なキャラクターばかりで、いつも殴られたり、苦しめられたりと、悲しい役が多かったんです。だからこそ、今回は反対に他者を苦しめる側の役柄を演じてみたかったんです」と笑った。

ド・ギョンス、ファンに“油そば”を熱烈おすすめ! 詳細ファンミリポート
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 そして最後は、「あなただけを見つめます」の花言葉を持つ「ひまわり」をチョイスしたギョンスが、花言葉にちなんで、ファンから寄せられた質問に回答。質問が書かれた付箋紙が貼られたボードが登場すると、そこには、ギョンスが香りが好きだという生のシソがあちらこちらに。その中の一つを手にしたギョンスが、うれしそうに匂いを嗅ぐと、そんなギョンスの姿にファンは歓声を上げた。「ギョンスをきっかけに彼氏ができた」というファンのメッセージには「一緒にシソを食べてね」と拍手を贈り、「朝はご飯かパン?」には「ご飯です。今日はシソ昆布のおにぎりを食べました」、「人生最後の日に食べたいもの」には「何がなんでもラーメンですね。インスタントラーメンを3つぐらい作って食べます」と回答。ほかにも、EXOの「初雪」を歌ったり、照れつつも苦手なウインクを披露したり、次々とファンの願いをかなえた。

ド・ギョンス、ファンに“油そば”を熱烈おすすめ! 詳細ファンミリポート

 続くコーナーは、用意された紙に書かれた楽曲をギョンスがアカペラで歌う「to DO list」。ソロデビュー作「Empathy」に収録された「(It’s Love(다시, 사랑이야)」に続き、フィーチャリングとして参加したf(x)の「Goodbye summer」を披露。「もっと聴きたい!」というファンの声に応えて、日本の楽曲「ドライフラワー」(優里)、「花束のかわりにメロディーを」(清水翔太)、「I LOVE YOU」(尾崎豊)を情感たっぷりに熱唱。会場から大きな拍手が巻き起こる中、さらに、ルイス・キャパルディの「Someone You Loved」を歌い上げ、ボーカリストとしての実力を存分に発揮した。

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 そして、ここからはギョンスがオリジナル楽曲を披露するライブパートへと進行。3rdアルバム「成長」収録曲の「Simple Joys」に続き、「みんな一緒に歌いましょう」と観客に求めながら、「そのままで大丈夫」と歌う歌詞に癒やされる「That’s okay」を歌唱した。

 一旦ステージから降りた後は、トロッコに乗って再び登場。「I Do」を歌いながら、バズーカを使って、遠くのファンに向かってボールのプレゼント。「遠くにいらっしゃる方にもボールを届けます。ボールを遠くまで飛ばす方法が分かりました」と、4階席までボールを飛ばし、ファンを楽しませた。その勢いのまま、「全員で歌う曲です」と紹介し、「Somebody」に突入。

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 会場のボルテージが上がる中、「残念なのですが、僕の歌で、立ってノリノリで聞く歌は多くないんです」と切り出したギョンスは、「僕だってノリノリで歌いたい」と次のライブでは盛り上がる楽曲を用意することをファンに約束。ファンに着席するよう求め、「成長」収録曲の「My Dear」「Good Night」、アルバムの中で歌詞が一番好きな曲です」と紹介して歌った「About Time」などで、その柔らかくも力強い歌声を響かせた。

 ライブもいよいよ終盤。「皆さん、これから浮かれても大丈夫です! 全員立ってみましょう! 残念ですが、最後の曲です」というギョンスの言葉に、会場からは「え~」と不満の声が。そこで、ライブに来たファン同士が仲良くなってほしいという思いから、左右や前後の人とあいさつをするように求めたギョンス。恥ずかしそうにあいさつを交わすファンたちを見守り、満足げな表情を浮かべたギョンスは、2ndアルバムから「I’m Gonna Love You」を披露し、本編を締めくくった。

 アンコールでは、ツアーTシャツを着たギョンスが再び「Popcorn」を披露。歌い終えると、「皆さん今日の公演は満足できましたか? 僕は本当に満足です。楽しい時間でした。一人でこんなに大きなステージは昨日と今日で初めてなんです。皆さんの本当に大きな歓声で大きなエネルギーをもらえてとても気分がいいです。僕も同じぐらい皆さんに与えないといけませんね。皆さんにとっても今日が、幸せな思い出になればうれしいです。またすぐに一生懸命に準備をしてまた来ます」と次なるライブを宣言。

ド・ギョンス、ファンに“油そば”を熱烈おすすめ! 詳細ファンミリポート

 会場をバックに記念撮影をした後は、「皆さんいつも元気で、絶対にケガをしないでください。ビタミンの摂取を絶対に忘れないで。いつも気をつけてください。風邪もひかないようにね」とファンの健康を気遣ったギョンス。最後は「今日の晩ご飯は?」とファンに問いかけ、ファンが「油そば(笑)」と返答。「油そばを食べていただけるとうれしいです。強要ではないですよ。遅い時間に麺類を食べるともたれる方もいるかもしれないので(笑)。(日本語で)本当に本当に楽しかったです。準備を一生懸命してまた来ます! ありがとうございました! ギョンスでした」とあいさつし、大きく手を振りながら「バイバ~イ! アンニョン! またね~」と満面の笑みでステージを後にした。

取材・文/斉藤和美

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