少しかわいそうな板挟みキャラで殺し屋デビューの草川拓弥が「ベビわる」で見せる新境地!2024/09/11
監督・脚本を阪元裕吾氏が手掛け、髙石あかりさん&伊澤彩織さんがダブル主演を務める「ベイビーわるきゅーれ」(通称:ベビわる)シリーズ。これまで2作の映画が制作され、9月27日には最新作第3弾の映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」が公開される人気シリーズのドラマが9月4日よりテレ東ほかで放送中だ。
そんな注目作「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」には新キャラクターも登場し、連続ドラマならではの展開に期待がかかっている。新キャラの1人、殺し屋協会の一大プロジェクトを仕切る夏目敬役の草川拓弥(超特急)さんに、本作の見どころと自身の役柄について聞いた。
──夏目は殺し屋協会の一大プロジェクト「風林火山」を仕切るプロジェクトマネジャー。殺し屋は挑戦してみたい役だったそうですが、どう取り組んでいこうと思いましたか?
「正直、現実味はまったくないですよね(笑)。だから、職業から入るというより、夏目のキャラクターに注目して役を作っていきました。夏目って、ベースに真面目なところがあるので仕事に対して適当じゃないというか、ちゃんと心(しん)が通ってる。どんなに追い詰められた状況でも、自分の信じた道を曲げずに生きている姿はカッコイイなと。僕は夏目のそういう一面は好きなんです。と同時に、『かわいそうだな』とも思いました(笑)。板挟みになる立ち位置にあって、どんどん狂っていく過程が面白くもあって。板挟みって、どんな仕事をしていても、誰にでもあることじゃないですか。だから見ている人も共感できるんじゃないかと思います」
――主人公の杉本ちさと(髙石)&深川まひろ(伊澤)(通称:ちさまひ)と初めて会った時の印象と共演してみての感想を教えてください。
「『本物に会えた!』っていう喜びがまずありました。あのお二人にしか出せないゆるさがあるんだけど、ピリピリと張り詰めているような空気感もある。それを現場で見ることができて興奮しました。“ベビわる”はやっぱり、ちさまひが大黒柱ですからね。ただ、夏目が中心となって話が広がっていく部分もあるので。僕がブレちゃ駄目だなというプレッシャーは感じていました。なので、じっと構えて、遊ばない芝居みたいなものは心掛けていました」
──ちさまひが大暴れするアクションがこの作品の最大の見どころですが、草川さんも加わっているとか…?
「はい。練習に入る前に『こんな感じのアクションをやります』という映像をいただいたんですけど、『これ、僕がやるんだ…』ってシビレました。“ベビわる”はアクションをすごく丁寧に撮っているという話は聞いていたのですが、僕のシーンもすごくしっかり撮っていただいて。長時間だったのでハードではありましたが、伊澤さんが率先していろいろ教えてくださいました。アクションは意思の疎通がすごく大事で、1歩間違えたらけがにつながるから注意しようとか。間近で見る伊澤さんのアクションは本当にカッコよかったです」
──ハードな場面も多いですが、コミカルさもこの作品の魅力の一つ。印象的なシーンを挙げるとすると?
「クランクインの日に撮った、冷凍庫のシーン(第1話)です。ロケ場所は大きな冷凍庫で、もちろん、中は冷えてはいないんですけど、スモークを使う演出があったので中が暗くて。そこに閉じ込められている時間が長くて、めちゃくちゃ怖かったです…。でも、『こんな経験ないな』とも思いました。というのは、冷凍庫に入れられた夏目はガチガチに凍っていたじゃないですか。あれ、プロの方に特殊メイクをしてもらったんですよ。初日からすごく面白い経験ができました(笑)」
──ほかに、印象に残っている撮影エピソードがあったら教えてください。
「撮影終盤で静岡にロケに行ったとき、ちさまひとほかのメンバーは、僕より先に撮影が終わったんです。僕は夜まで撮影があったので行けなかったんですけど、みんなで『さわやか』という、静岡で有名な炭火焼きハンバーグのお店に行ったらしくて。次の日に『すごくおいしかったね!』と楽しそうに話をしていたのを聞いてうらやましくなって……。後日、マネジャーさんと一緒に行きました(笑)」
──食べ物といえば、本作には飯テロ的な要素もありますね。草川さんがひかれた劇中料理はありますか?
「お弁当です。炊き込みごはんとかヤングコーンとか、僕の好きなものがたくさん入っていておいしそうだなと。でも、実際に食べられなかったんですよ。いかんせん役が役なので…現場では手を付けられる感じじゃなかったのが残念でした(笑)」
──この作品を通して感じた手応えや貴重な体験をしたなと思うことはありますか?
「夏目のボスである宮原役の本田博太郎さんといろいろお話ししたことです。撮影でご一緒するシーンが多かったこともあって、実は、いちばんお話しさせてもらったのが本田さん。カメラが回っていなくても、宮原と夏目の関係性を感じたいなと思って隣にいさせていただいて。僕は“先輩、後輩”のような、いい意味での上下関係ってすごく大切だと思っているんですよ。だから、台本に描かれていた宮原と夏目の関係性に共感するところがたくさんあったんです。本田さんの芝居理念とか、いろいろなお話が聞けたのはすごく貴重な経験になりました」
──夏目は宮原に6年もの間、仕えてきた男です。草川さん自身、長年頑張ってきたと言えることは何ですか?
「本田さんとお話ししていて思いましたが、どんなことでも、続けることは大事だと思います。しんどくても続けることはすてき。僕は…なんでしょうね。もちろん仕事は頑張っているとは思います。もちろんお仕事は頑張ってはいるのですが、あまりそれを表に出したくないなと(苦笑)」
──夏目は後半、ある隠れた才能を発揮しますが、草川さんは“自分にはこんな特技があったんだ”と思った経験はありますか?
「え~、なんだろう。(考えている時に番組スタッフが『阪元監督が草川さんはコメディーが分かっている人の芝居をすると言っていました』と発言)え? そうなんですか!? それはうれしいです! 僕、お笑いが好きなのでそこの感覚を出せたのかもしれないですね(笑)」
――草川さんの新しい挑戦が見られる本作、後半に向けた見どころを教えてください。
「第3話からいよいよ、ちさまひが宮原のいるカナリア製作所というところで一緒に仕事をしていくことになります。第1話でも宮原と夏目の関係に関するにおわせはありましたが、それがもっと立体的に見えてきて、ガラッと展開が変わります。どんどん夏目がおかしくなっていくさまを楽しみにしてほしいと思います。僕自身、そんな夏目を演じることで演技の振り幅が広がったという実感もありますし、新しい僕の姿も楽しみにしてください」
【プロフィール】
草川拓弥(くさかわ たくや)
1994年11月24日生まれ。東京都出身。2008年に「貧乏男子 ボンビーメン」で俳優デビュー。テレ東系連続ドラマ「みなと商事コインランドリー」(2022年)と続編「みなと商事コインランドリー2」(2023年)では主演を務める。「超特急」のメンバーとしても活躍。
【番組情報】
水ドラ25「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」
水曜 深夜1:00~1:30
テレビ愛知
木曜 深夜1:00~1:30
UMKテレビ宮崎
9月24日スタート
火曜 深夜0:54~1:24
各話放送終了後から、広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP・TVer・Lemino)にて見逃し配信&動画配信サービス「U-NEXT」にて第1話から最新話まで独占見放題配信
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【締切】2024年10月9日(水)正午
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取材・文/高橋真希子 撮影/尾崎篤志 スタイリスト/竹上奈実 ヘア&メイク/KUBOKI(aosora)
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