「ワンピース・オン・アイス」の再演に宇野昌磨らトップスケーターが集結！2024/09/10

　TVアニメ「ONE PIECE」シリーズのアイスショー「ワンピース・オン・アイス～エピソード・オブ・アラバスタ～」の再演公演が、9月7日、8日にLaLa arena TOKYO-BAY（ららアリーナ東京ベイ）で開催されました。

　今回の公演は昨年の再演となり、原作でも人気の高い「アラバスタ編」を演出・金谷かほり氏、振り付け・宮本賢二氏でアイスショー化したもの。謎の秘密結社・バロックワークスの陰謀によって崩壊の危機に陥った砂漠の王国・アラバスタを舞台に、ルフィ率いる麦わらの一味と王女・ビビが大冒険を繰り広げます。

　麦わらの一味の船長・モンキー・D・ルフィを演じたのは宇野昌磨さん。そのほか航海士・ナミ役を本田望結選手、剣士のロロノア・ゾロ役を田中刑事さん、コックのサンジ役を島田高志郎選手、狙撃手・ウソップ役を織田信成選手、“ヒトヒトの実”を食べて人間の能力を得たトナカイのトニートニー・チョッパー役を渡辺倫果選手が熱演。

　また、アラバスタ王国の王女で麦わらの一味と旅をするネフェルタリ・ビビ役に本田真凜さん、反乱軍のリーダーであるコーザ役に友野一希選手、バロックワークスのボスであるサー・クロコダイル役に無良崇人さん、バロックワークスのエージェント、Mr.2・ボン・クレー役に本郷理華さんと、国内屈指のトップスケーターたちが集結。スケートならではの技とスピード感を生かし、「ONE PIECE」の世界を氷上に描きました。

　そして今回追加となったスペシャルフィナーレでは、TVアニメ「ONE PIECE」のオープニングテーマである「ウィーアー！」や「ウィーゴー！」などを担当するシンガー・きただにひろしさんが登場。大迫力の生歌唱に乗せ、麦わらの一味やバロックワークスのメンバーがダンスを披露し、観客を沸かせました。

　初日前日のリハーサル後に行われた囲み取材の模様を紹介します。

――リハーサルを終えた感想をお願いします。

友野　「すごく緊張したんですけど、ひと通り自分ができることはやれたので良かったなと。明日から一公演一公演、前回よりもパワーアップした『ワンピース・オン・アイス』をお見せできるように頑張っていきたいと思います」

島田　「まずはこの再演に一員として参加できていることを光栄に思います。まだまだできるところがたくさんあるなと、突き詰めていかなければならないなと思いながら、リハーサル期間を過ごしてまいりましたので、明日から精いっぱい、考えたことや取り組んできたことを100％以上出せるように頑張っていきたいと思っています」

織田　「すごく楽しかったです。フィナーレも含めてさらにパワーアップした『ワンピース・オン・アイス』を皆さんに見ていただける自信がございます」

真凜　「こんなにも大きな会場で、そして今回はきただにさんの生歌唱とともに滑らせていただけて、テンションがぶち上がりです。最高です。始まったらあっという間に終わっちゃうんじゃないかと考えると今からさびしい気持ちもあるのですが、ビビちゃんを100％、120％で演技できるように頑張りたいと思います」

宇野　「再演というかたちではありますけれど、アンコールなどいろいろ新しい部分を取り入れつつ、本当に全員ですばらしいショーを作り上げたと思っています。4公演という短い期間なので名残惜しいですが、会場に来てくださった皆さんが『すごいものを見た』と思って帰っていただけるショーになっていると思いますので、楽しみにしていてください」

望結　「ゲネプロはお客さんがいませんが、本番のような演技をお見せするというものなのでいつも気持ちの作り方が難しいのですが、今日はスタッフさんや記者さんの拍手が聞こえてきて、それがすごくうれしくて、モチベーションになりました。ありがとうございました」

渡辺　「今はすごく楽しみな気持ちと、始まってしまえば2日間で終わってしまうというさびしさがあります。再演ということでスタッフさん、キャストの皆さんの熱量が倍増している今回の『アラバスタ編』になっていますので、4公演、けがなく走り切ることができればいいんじゃないかなと思っています」

田中　「リハーサルからみんなでもっと良くしようという頑張りが芽生えましたし、キャスト、制作陣、本当に力を入れていますので、再演だから見せられる部分をもっともっと出したいなと思っています」

無良　「昨年よりも大きい会場で滑らせていただく再演ということで、生歌唱のスペシャルアンコールまでテンションを上げながらやらせてもらいました。表現の部分などの細かいところを含めて、パワーアップした部分を見せられればと思います」

本郷　「本番同様にやってみて、『いよいよ始まるんだな』というわくわくと緊張感が自分の中にあったんですけど、本番通りにやってみたからこそ、自分の中で『もっと良くしたいな』という箇所が見つかりました。しっかり直して、来てくださったお客さまに楽しんでもらえるよう頑張りたいと思います」

きただに　「公演の最後を締めくくるべく、新曲『あーーっす！』を含む代表曲3曲をリハーサルから汗がしたたるほど大熱唱しました。大盛り上がりで終わりたいと思いますので、楽しみにしていてください！」

――スペシャルフィナーレはいかがでしたか？

本郷　「船の上できただにさんが歌っている姿を見ながら滑れるのが楽しくて、ノリノリになっちゃって、本来止まらないといけないところを通り越しちゃいました（笑）。明日からは落ち着いてできるように頑張りたいと思います」

無良　「グループごとに個性があって、その中でバロックワークスはとにかくかっこよく滑ることがテーマなので。アップテンポの曲ですし、バロックワークスはダンスが上手な方が多いので、そこが見どころかなと思います」

田中　「（前回公演で）『この曲（「ウィーアー!」）で滑れるんだ！』という感動がありましたが、1年越しに“ご本人の生歌で滑る”というとてもぜいたくな時間を過ごさせていただいています。昨年より緊張しそうなアンコールなので、しっかり滑り切りたいと思います」

渡辺　「元々一味が滑る部分は後半だけだったのが、船長（宇野）とサンジ（島田）が（制作陣に）お願いしてくださり、“生歌で聞きながら滑る”という時間が増えました。すごくぜいたくな時間を過ごさせていただいているなと思っています」

望結　「みんな自分が出ないところまで振り付けを覚えていて。それだけみんな思い入れのあるフィナーレになっています。（フィナーレでは）ゾロがすぐ迷子になっちゃうのでナミは『助けにいかなきゃ！』というドキドキがあるんですけど、今回は生歌ということでみんなテンションが上がっていたのか、私の立ち位置にボンちゃん（ボン・クレー）がいて…。ナミの仕事が増えちゃうので明日はよろしくお願いします（笑）。楽しいハプニングでした」

宇野　「一味の良さを出したいと演出の金谷さん、振り付けの賢二先生にお願いをして、（フィナーレのダンスを）増やしていただきました。仲間をテーマにこのグループナンバーを行わせていただいているんですけど、本当に滑っていて楽しいです。そして、ストーリー全体も体力的に大変な部分があるかもしれませんが、『クロコダイルを倒すぞ！』『この国を救うぞ！』と、役に入り込んでいます。たった4回しかできないという気持ちもありますが、アンコールを含め全て僕にとって貴重な時間なんだなと思います」

真凜　「（ビビとコーザの回想録を描くナンバー「memories」について）子ビビが妹のような存在で、後ろをチョコチョコついてきてくれる姿も本当にいとおしくて。本当にステキなプログラムです」

織田　「きただにさんの素晴らしい歌声にしっかり華を添えられるように演技したいな、と。フィナーレは一番“はっちゃけられる場所”で、コミカル要因としては一番力の出しどころだと思っているので、『一体誰と戦っているんだ』というくらい、お客さんとアイコンタクトをして盛り上げたいと思っています！」

島田　「今日『ウィーアー！』で出ていった時、きただにさんが音楽に乗せて舞台上で踊っている姿に一味全員、見ほれてしまって、（ダンスの）出だしが遅れるという（笑）。そのくらい熱量が伝わってきて、“いちONE PIECEファン”として本当にかけがえのない時間を過ごさせていただいています」

友野　「（きただにさんの）生歌を聞いてめちゃめちゃテンションが上がって、リハーサルですが本編部分同様、フィナーレでも“ガンガン”ジャンプを跳ぶし、“ガンガン”滑りました。生歌ですごく気合が入って、信じられないくらいキレイなジャンプが決まりましたので、（本番の）4公演でもしっかり決められるように、さらに強くなったコーザを見せられるように頑張りたいと思います」

きただに　「（キャストの）みんなと来てくださるファンたちに喜んでもらえることが全てなので、3曲入魂、4公演、思い切り頑張りたいと思います」