間宮祥太朗が音尾琢真の休憩時間の過ごし方に仰天!?「休憩中にでっかい○○を…(笑)」2020/02/06
中島裕翔さんが他人の思考をコピーできる特殊能力を持つ青年・竹内薫を演じる「僕はどこから」(テレビ東京系)。薫が元同級生でヤクザの組長である藤原智美(間宮祥太朗)から持ち掛けられた替え玉受験の仕事を遂行していたところ、受験の依頼者である井上涼子(須藤理彩)を殺害した罪を着せられ、逮捕されてしまうという、先が全く読めない“青春異能クライムサスペンスドラマ”が描かれています。
2月5日放送の第5話は、容疑者として刑事からの取り調べを受ける薫が、特殊能力を駆使しながら智美と力を合わせて架空のアリバイを成立させ、保釈されるという見応え満載の展開でした。これから薫と智美がどうなっていくのか、そしてこの事件の裏に隠された真実とは…ますます目が離せません。
今回は、薫にとって必要不可欠な存在である藤原智美を演じる間宮祥太朗さんを直撃! 薫を演じる中島さんはもちろん、権堂真司役の音尾琢真さんや山田龍一役の高橋努さんとの共演エピソード、智美のおちゃめなシーンの裏話や自身を形成する要素について明かしてくれました。
──第5話で薫が逮捕された時に、それぞれの取り調べで同じ読書会の話をして警察を欺くシーンが、とても印象深かったのですが、あのシーンはどのように演じられたのでしょうか?
「取調室のシーンは、あの時点で智美ができることはもう何もなかったので、とにかく薫を信じてその通りにやるしかないという思いで演じました。シーンの最後は2人のセリフがユニゾンするので、そこだけ監督に『2人の顔を並べて一つの映像にしたいから、こういう言い方をしてほしい』という指示をいただいて、セリフの拍の置き方を合わせたりしましたね。あとは、智美が刑事さんたちを舐(な)めてかかっているという感じも意識しました。薫の取り調べを行っている桐原崇刑事(神保悟志)の部屋はめちゃくちゃ緊張感があったんですけど、智美の取り調べを行うのは新人の黒井純刑事(都丸紗也華)で、『こっちのペースに持っていける人だな』と感じたと思うんですよ。彼は、人によって多少の出方を変えるくらいの賢さはあるので。さらに、質問に答えれば答えるほど、刑事たちを追い詰めていく感じにしたいと思いながら演じました」
──刑事たちに対して、智美から仕掛けていくぐらいの…。
「智美が話すことが真実ではないアリバイだということは、バレていてもよくて…というような余裕も含めて意識していましたね」
──智美は基本的にこわもてですが、第2話(1月15日放送)で薫が作ったチャーハンに喜んだり、かわいらしいところも垣間見えるような気がしました。そういった部分も意識しながら演じられたのですか?
「難しかったです。智美がチャーハンをおいしいと気持ちを爆発させるくだりは、どういうつもりで空に向かって叫んでいるんだろうって(笑)。なんで薫が作ったチャーハンの出来を神様に聞いているのかというのが全然分からなくて…。監督に『これはどういう感じで言ったらいいんですか?』と聞きました。最初のテストの段階では、正直理解ができなかったので、振り切ってコミカルにしてみたんですよ。一応現場ではウケたんですけど、全体を通して見ると『このシーンだけ浮くねぇ』となって。次はいつもの智美の低いトーンでやったら、それはそれで訳が分からなくなってしまって…。正解が見えなかったので、結局間をとってやりました。後で出来上がった映像を見たんですけど、フワッとしてましたね(笑)」
──あのシーンは試行錯誤されたんですね。
「そうですね、恥ずかしいですね(笑)。微妙なラインですけど、ウケるには足りない気がするし。だからと言って、ウケそうな雰囲気もゼロじゃないというか…。恥ずかしさを感じるシーンでした」
──智美のおちゃめな一面が初めて垣間見えるシーンですよね。
「そうなんですよ! そのへんは難しかったですね。まぁ、若気の至りで訳の分からないことも言うだろうって(笑)」
──今作では薫を演じる中島さんとの共演シーンが多いと思うのですが、印象に残っているシーンはありますか?
「やはり5話以降から最終話までに大きな展開があって、その中でお互いがグッと気持ちを入れたようなシーンがあったので、そこは印象的でしたね。日常的な場面は楽しく撮影していました」
──台本を読ませていただいたのですが、最終話ではお互いが本当に信頼し合っているんだなというのを心底感じました。
「そうなんですよね。あと、最終話ではちょっとハードボイルドな感じがあった方がいいのかなと思って、意識して演じました」
──今作の撮影を終えて、あらためて中島さんと共演してみての感想を教えてください。
「5年ぶりに共演したんですけど、裕翔も裕翔なりにいろんな場所でいろんなことをやってきた、その歴史みたいなものを感じる瞬間があって。頼りがいがあって毅然としているさまを感じましたね。『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)で共演後に、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)でも共演したんです。その時は裕翔が主演をやるということで、当時飲みに行ったら『次も一緒だけど、主演なんてどうしたらいいか分からないや…どうしたらいいと思う!?』と相談されたんです。そのことを思い出すくらい、今回はドシッとしていました。『主演!』と無理して意気込む感じでもなく、自然と主演として居てくれる感じでしたね」
──中島さんのほかに、智美のお世話係である権堂真司を演じる音尾琢真さんや、講談会系東宮寺組会長の子飼いの部下・山田龍一を演じる高橋努さんもいらっしゃいますが、共演されてみていかがでしたか?
「音尾さんは、ずっと一緒にいてめっちゃ楽しかったですね(笑)。話しやすいし、お芝居もしやすくて。趣味の話とかをしていました。例えば、音尾さんは釣りをやられているんですけど、俺もやりたかったので『どこから始めたらいいですか?』と相談させてもらったり…。あと、撮影中に4時間ほど休憩があったタイミングで、近所の川に出かけて『こんなにでっかいバス(30cmほど)を釣ってきたよぉ!』と持ってこられたりして(笑)」
──音尾さん、権藤とのギャップがすごいですね(笑)。
「そうなんですよ! いいなぁと思って(笑)。チャーミングな方でした。努さんは事務所が一緒なので構えて入ることもなく、いつもと同じようにやらせていただきました。山田と智美のやりとりは緊張感がありますけど、ちょっと食えない感じのコミカルさもあってそこもまたいいですよね」
──楽しい現場の様子がうかがえますね。ドラマでは、薫が「自分はどこからきているのか」と自分探しをしていきますが、間宮さんご自身が今の自分を形成している要素を挙げるとしたら、どんな要素になりますか?
「映画や音楽ですね。僕の日々の考え方はそこから培ったものがほとんどなので、自分のベースになっているんじゃないかなと思います。それがなかったら、だいぶまた違った人間になっていたんじゃないかな」
──貴重なお話をありがとうございます。最後に、ドラマの見どころも含めて視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!
「全話見てくれたら、うれしいです!(笑)」
【プロフィール】
間宮祥太朗(まみや しょうたろう)
1993年6月11日生まれ。神奈川県横浜市出身。現在放送中のドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」(NHK総合)をはじめ、「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)、連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合)、「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)、「お前はまだグンマを知らない」(日本テレビ)、「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ系)、「水球ヤンキース」(フジテレビ系)、映画「殺さない彼と死なない彼女」「全員死刑」「帝一の國」などの話題作に出演。また、映画「Red」が2月21日公開予定。
【番組情報】
ドラマホリック!「僕はどこから」
テレビ東京系
水曜 深夜0:12~深夜0:52
取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当)
撮影/蓮尾美智子
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