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ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー2024/09/10

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

 2007年生まれの17歳、韓国で大人気の若手アーティスト、ジョン・ドンウォンが自らプロデュースした「AI新人ソロアイドル」JD1として日本に上陸! ジョン・ドンウォンが得意とするトロットだけでなく、K-POPなど多ジャンルに挑戦するために生まれたJD1は、日本では韓国での2ndシングル「ERROR 405」を日本語バージョンで発売した。今回はそんなJD1に直撃インタビュー! 楽曲制作の裏側から、アイドルとしての活動の思い、さらにアイドル運動会や愛犬とのエピソードまで、ジョン・ドンウォン/JD1の魅力をたっぷりお届けします!

――日本デビュー曲「ERROR 405」について教えてください。

「この曲は、感情を持たないロボットが初めて“愛”という感情を感じてエラーを起こしてしまうというストーリーの楽曲です。韓国でのデビュー曲『who Am I』は少し堅くてシックな雰囲気があったのですが、日本での活動ではもっとポップな『ERROR 405』でお見せしたいと思い、この曲を初シングル曲に選びました」

――この楽曲を表現するためにこだわった部分はありますか?

「初恋を経験するロボットという設定なので、初恋の少し気まずいけれどドキドキする感じを表現しようと思いました。ミュージックビデオでも、その楽曲の雰囲気をうまく表現できていると思います」

――プロデューサーでもあるジョン・ドンウォンさんから、レコーディング時に何か指示はありましたか?

「ジョン・ドンウォンさんの音楽スタイルは、音を前に伸ばすような重厚感があります。一方で、JD1として歌うときは音を軽く、上に響かせるようなスタイルを意識しました。レコーディングではその違いを意識して使い分けています。混乱することもありますが、正反対のスタイルを追求することで、より鮮明な表現ができると思っています」

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

――ダンスも成長されていますが、練習は大変ですか?

「そうですね、頑張っています。活動中もダンスのスキルを向上させようと努力しています。JD1を作り上げる過程で一番大変だったのはやはりダンスの振り付けです。その次に難しかったのは、軽快な音を表現することでした。そして、自信を持つことや、JD1としてのストーリーテリングも重要でした。初めての挑戦ばかりで最初は難しかったのですが、その成果に今は満足しています」

――これからJD1さんとして、どのような魅力を見せていきたいですか?

「終わらない成長です! もともとアイドル活動に興味があり、楽しみながら取り組んでいます。ジョン・ドンウォンとしてもさまざまな挑戦をしていますが、JD1は全く別の存在として完全に作り上げたいと考えて活動しています」

――そんなJD1さんのロールモデルは、ジョン・ドンウォンさんなんですよね? JD1さんから見たドンウォンさんのリスペクトする部分は?

「ジョン・ドンウォンさんは、いろいろなことができるオールラウンダーで、小さい頃から活動していたので、その経験値が本当にうらやましいです」

――JD1さんの話を聞いて、ジョン・ドンウォンさんご自身はどう感じますか?

「うれしいですね。幼い頃から芸能活動をしてきましたが、特に目標があったわけではなく、ただ音楽が好きで活動していました。自分でもいろいろなことを器用にこなせるタイプだと思いますし、優しく、真面目に頑張っていると思います(笑)。中二病のような時期もありましたが、先輩方からのアドバイスで自然と解決できました」

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

――JD1を誕生させたのは、アイドル活動をしてみたいという気持ちが大きかったのですか?

「はい、そうです。K-POPジャンルに挑戦したいと思い、JD1というキャラクターを作りました。思った以上に反応が良かったので、もっと頑張りたいという気持ちが強くなりました!」

――ジョン・ドンウォンさんご自身が、歌が上手だと感じたのはいつ頃ですか?

「韓国には『全国のど自慢』という昔から続いている番組があります。12歳の時にその番組に出演して優秀賞を受賞した際に、自分の歌が少しうまいかもしれないと感じました。『全国のど自慢』は歌が好きな人なら一度は出演してみたい番組なので、挑戦してみたんです。それまで周囲から歌がうまいと言われたことはあまりなかったのですが、小学4年生の頃、町の同窓会のような場でおじさんたちの前で歌う機会があり、自分から『歌いたい』と言ったことがあります。注目を浴びるのが好きだったのかもしれませんね」

――歌手、タレント、俳優としてマルチに活躍されているジョン・ドンウォンさんですが、最近刺激を受けた出来事はありますか?

「俳優活動に挑戦したことが新鮮で楽しいと感じていました。演技を始めた時は、うまくできるか不安もありましたが、先輩からアドバイスをもらったり、自分からも積極的に質問をしたりして、多くの刺激を受けています」

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

――8月に収録が行われた「アイドルスター陸上選手権大会」では、ジョン・ドンウォンさんとして司会を務め、JD1としては競技にも挑戦されていましたが、収録でのエピソードを教えてください。

「すべてのアーティストの中で、スローガンが2つ掲げられたのは僕だけで、JD1としてとジョン・ドンウォンとして2つの顔を持つことがモチベーションにもなりましたし、とても不思議な感覚でもありました。でも本当に楽しかったです。競技では、これまであまりやる機会のなかった競技にも挑戦しましたが、思った以上に出来た部分もあって、とても良い時間を過ごせました」

――収録中にはどなたと交流されましたか?

「ZEROBASEONEのメンバーとたくさんお話しました。以前から顔見知りではあったのですが、現場で再会できて本当にうれしくて、たくさん話をしましたね。ただ、僕は、人見知りなので、自分からいろいろな方に話しかけることは出来なかったです(苦笑)」

――ファンに向けて、ドンウォンさんの好きなものをシェアするなら、何をオススメしますか?

「子犬を飼うことですね。犬はとてもかわいいですし、幸せが2倍にも3倍にもなると思います。大変なこともありますが、親の気持ちを少しだけでも体験できるという感じがします。僕も生活の中で、犬たちを親のような気持ちで見守っています。例えば、犬がついてくるなと思ったら扉の後ろに隠れて驚かせて遊んだり、逆に僕が帰ったときにトイレットペーパーやティッシュをかんでいるのを見て、子どもだから仕方ないなと思うときもあって、そういう時に親の気持ちになりますね」

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

――韓国では、9月からドンウォンさんが出演された新しいバラエティー番組「시골에 간 도시 Z」(田舎に行った都市Z)がスタートしますが、見どころを教えてください。

「この番組の目標は、MZ世代(ミレニアル&Z世代)が田舎で過ごすというテーマで、田舎に行ったことがない若者たちが田舎でさまざまなことに挑戦しながら楽しい日常を過ごすという内容です。僕は田舎で育った経験があるので、番組内ではリーダー的な役割をしています。メンバーの中では末っ子ですが、田舎のことをよく知っているので、その点でリーダーシップを発揮しているところを見てほしいです。田舎の生活はかなり大変な部分もありますが、同じ番組に出演している年上の方々と仲良くなっていて、また撮影に行けるのが楽しみです」

――ここからは、「ERROR 405」の歌詞に絡めた質問です。ドンウォンさん(JD1さん)がエラーを起こすのはどんな時ですか?

「ジョン・ドンウォンとしては、昔、コンサートでステージに上がった際、曲数が多くて歌詞を忘れてしまうことがありました。その時は、本当に困ってしまって、観客の皆さんに『騒げ~』とマイクを向けたこともありました。あくまで昔の話で、今はそんなことはありませんよ(笑)。JD1としては、日本でのプロモーションイベントの際、舞台に上がった時に、日本語が出てこなくなってしまって…。確かに韓国で学んだことなのに、日本に来るとエラーが起こると感じました」

――日本語の勉強も徐々にされているのですか?

「(日本語で)とても難しいです。韓国では個人レッスンを受けたり、単語の本を買って勉強しています。もっとかっこよく見せたいと思っているので、そう思うと余計にエラーが起こってしまうのかもしれません」

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

――これまで何かに“心をつかまれた”経験はありますか?

「今飼っている2匹の犬を見ると心をつかまれますね。本当にかわいらしくて癒されます。飼っているのは、ビションとシェットランドシープドッグという犬種です。田舎に住んでいた頃から犬を飼っていて、小さい頃から犬が大好きでした。寝ているときには一緒に寝てくれるのですが、朝になってアラームが鳴ると、ワンちゃんの方が先に起きて、僕を起こしてくれるんです。そういう瞬間にとても癒されます」

――マルチな才能を持つドンウォンさんが、これまで「うまくいかなかったこと」はありますか?

「声変わりの時期があって、その時はスケジュールが詰まっていたのですが、思うように声が出なくて、うまくできないと感じたことがありました。その時から、発声について学び始め、いろいろな発声法を試してみました。それが自分に合う発声方法を探す時間となり、自分のスキルアップにもつながったと思います」

――ありがとうございました! それでは最後に、ジョン・ドンウォンさん、JD1さんそれぞれ、今後挑戦したいことや長期的に目指している目標があれば教えてください。

「ジョン・ドンウォンとしても、JD1としても、全ての分野で優れたオールラウンダーとして活動することが目標です。韓国や日本、ほかの国でもアーティストとして『すべてがよく出来る』と言われる存在になりたいです。その中でも、特にJD1としては、日本語をもっと上手に話せるようになりたいと思っています! 最近覚えた日本語の言葉は『ドキドキ!』と『ぐるぐる』です。『ERROR 405』の歌詞にも出てくるので、ぜひ聴いてみてくださいね!」

ジョン・ドンウォンがプロデュース! JD1にインタビュー

【プロフィール】
JD1/ジョン・ドンウォン
2007年3月19日生まれ。2019年、12歳の時にジョン・ドンウォンとして歌手デビュー。歌手、俳優・MCとして活躍中。AIコンセプトの新人ソロ歌手JD1としてのアイドル活動もスタート。

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