アンジュルムのホープ・笠原桃奈インタビュー!王道ホラーでドラマ初主演の16歳!!2020/08/26
糸井重里主宰のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を原案として実写化したドラマ「ほぼ日の怪談。」(tvkほか)が、8月26日から放送される。
サイト内で2004年から続く連載である「ほぼ日の怪談。」は、「自分が経験した怪談」や「経験した本人から直接聞いた怪談」を読者から募集する人気企画。今回は1話12分×全12話のショートムービー形式で制作され、新旧織り交ぜたハロー!プロジェクトのメンバーが出演することでも話題の作品だ。中島早貴、清水佐紀、須藤茉麻、橋本愛奈、小関舞、アンジュルムの笠原桃奈と伊勢鈴蘭、BEYOOOOONDSの高橋くるみと西田汐里らが各話で主演を務めている。
引っ越してきた姉の家で毎晩のように隣から聞こえてくる奇妙な女性の高笑いにまつわる恐怖を描く「高笑いする女」で主演を務める笠原。女子大学生・佐々木鈴を演じる彼女に、作品に対する思いなどを聞いた。
――台本を読んでみていかがでしたか?
「まず、王道ホラーだなと思いましたね。台本はイメージトレーニングをしながら読み進められました」
――映像作品での演技は初めてということですが、アンジュルムとしては舞台の出演経験をお持ちですよね。今までやってきた演技と比べて難しかったことはありますか?
「舞台の演技よりも細かくて繊細な演技を求められるので、表情の変化をつけるのが難しかったです。それに加えてホラー特有の間や動作もあったので、これまでやってきた演技との違いを感じました。永江(二朗)監督からも、そういった演出について細かく指導を受けました」
――具体的には、どういったところでしょうか?
「例えば、セリフを言う時にも、間(ま)を意識することが重要で。振り向く動作もゆっくり動くようにしました。リアルな日常生活とは少し違う動作をすることによって、見ている人に緊迫感や恐怖心を与えられるように心掛けました」
――演技をする上で参考にした方がいれば教えてください。
「佐々木鈴を演じるのは私なので、その場で感情移入をするためにあまり考えすぎず真っさらな自分で挑みました。なので、意外と参考にした人はいなかったです。でも、俳優さんや女優さんがどういう気持ちで撮影に挑むのか気になったのでネットの記事を見たりして参考にしました」
――実際に完成した作品をご覧になって、どんな感想を持ちましたか?
「演技をしている自分を見るのは、新鮮で少し恥ずかしい気持ちもありました。今まで舞台でもそんなにセリフの多い役はやったことがなかったので、初めて自分を主体にお話が回っていくことに撮影中はすごく緊張していたのですが、映像を見て『ああ、ちゃんと演技しているな、自分…』と不思議な気分になりました(笑)」
――笠原さんご自身は、ホラーはお好きですか?
「私は怖いものやグロテスクなものが全部だめなんです。でも最近は、アンジュルムのメンバーが大好きな『人狼ゲーム』をきっかけに、シリーズの映画を見始めて、今やっと耐性がついてきました(笑)」
――今回、アンジュルムからは伊勢さんも出演されていますよね。
「まだ作品は見られていませんが、私の作品とは全然違う設定で制服を着て演技をしているみたいなので、新鮮な姿が見られるのではないかと楽しみにしています! 撮影前にお互いの台本を見て『怖そう』とか『全然テイストが違うね』という会話もしました。鈴蘭ちゃんはいい意味でいつもリラックスしているので、演技も自然なんだろうなと思っています」
――メンバーの皆さんに今回の出演のことは報告されましたか?
「スケジュールに入っているのを知って、『ドラマ出んのー⁉︎』と言われました(笑)。ハロプロの現役メンバーがドラマに出るということ自体珍しいことなので、驚いていましたが、応援してくれました」
――笠原さん自身が今回の経験を通して、次に挑戦してみたい役はありますか?
「初めての挑戦で『演技ってこんな感じなんだ』と知れましたし、何かを演じることの面白さも感じたので楽しかったです。私は、『溺れるナイフ』(16年)をきっかけに学生役をやりたいなと思っていたので、次は私も制服を着て演技をしてみたいなと思っています」
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