【「リーガル・ハート」連載・後編】反町隆史&和久井映見の独占対談!「それぞれが戦ってきた中で同じ思いを持っていたからこそ、再会できたんじゃないかな」2019/08/18
“絶対に諦めない”信念を持つ再建弁護士の村越誠一(反町隆史)が、倒産の危機にある中小企業を救っていくドラマ「リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~」(テレビ東京系)。窮地に立たされた会社の社長や社員たちに寄り添い、全力で再建への道を見いだしていく村越の姿を見ていると、改めて“生きること”や“働くこと”について考えさせられます。
「リーガル・ハート」連載の後編では、主人公の村越を演じる反町さんと、妻の祥子を演じる和久井映見さんにご登場いただきます! 「バージンロード」(フジテレビ系)以来の22年ぶりの共演が話題となっているお二人に、それぞれの印象はもちろん家族のシーンの撮影秘話など、ここでしか聞けないとても貴重なお話を明かしてもらいました。終始お互いを気遣い合いながら、温かい雰囲気の中で撮影されたすてきな写真とあわせてご堪能ください。
──まず、今作で再共演されてみての感想を、改めてお伺いできればと思います。反町さんは「和久井さんはすてきに年を重ねられている印象があって、再会が楽しみ」とコメントされていましたけど、実際にいかがでしたか?
反町 「『バージンロード』は僕が23歳の時の作品なので、もう22年前なんですね。村越が大切にしている家族とのシーンは、ドラマの中ではホッとできるような場面なんですけど…その奥さんを演じられるのが和久井さんで、今回再会させていただけたことが何かちょっと不思議なご縁のような気がして。実際に撮影現場でも、柔らかい雰囲気で当時の話などができたのですごく良かったなと思います」
──和久井さんは反町さんと再会されてみての印象を「とにかくかっこいい」と言われていましたが。
和久井 「撮影現場で反町さんがカメラの前に入って準備される時に、その瞬間、一瞬スッと静かになるんですよね。その空気みたいなものが、以前共演させていただいた時も同じようにあったような気がして。『あの時と同じ感じだ』と。仕事に向かわれる姿勢、変わらずにいらっしゃる気がして」
反町 「ありがとうございます(笑)」
──そういった部分は変わらず、さらにかっこよくなられてという。
和久井 「ずっとかっこいいんだなと思って」
反町 「いやいやいや(笑)」
──ドラマでは、祥子がとにかく理想の奥さんというイメージですよね。どんなに村越が忙しそうにしていても、何も言わずに送り出してくれたり。
反町 「本当ですよね」
和久井 「でも、第1話で祥子はパパに靴下を投げつけてました(笑)。あれは西浦正記監督の案なんですよ」
──すてきな描写…でしたよね(笑)。そんな村越家ですが、最終回に向けて回を増すごとに家族の絆がより一層強くなっていくかと思うのですが、家族のシーンを一緒に演じられてみていかがでしたか?
反町 「最終回に出てくる公園で2人で話すシーンは、すごくよく表現できているなと思いました。2人で話した後に、最後まで一緒にいるのではなく祥子が先に去るところが、本当に夫婦感が出ているなと」
──祥子が、心がくじけてしまいそうな誠一を後押しして去るシーンですよね。
反町 「そうですね。それ以上は何も言わずに、でも、後押ししながら去るというのが、なかなかジーンとくるところかなと思いました」
──和久井さんは、家族のシーンはいかがでしたか?
和久井 「誠一に、家に帰ってきて家族といる時の顔と、仕事をしている時の顔の両方があるということを分かった上で、祥子は仕事に向かっている彼のことをすごく信頼していると思うんですよね。仕事場で戦っている時はどんな状況なのかを想像しながら、きっと夫のことを信じて見守っているんだろうなと。だから、家の中でのシーンでは違う空気を醸し出したりするんですけど…根底の部分では、祥子はずっと誠一を信頼して家で待っているんだろうなと思いながら演じていました」
──家での村越は少し抜けているようなところもありますもんね。
和久井 「外ですごく戦っているお父さんを、割とおざなりにしているように見える場面もあって…『大丈夫なのかしら?』と思いつつ(笑)。戦わなくてもいい場所が、日常にちゃんとあるというシーンになればいいなと」
関連リンク
この記事をシェアする