「ワンピース・オン・アイス」のリハーサル公開！宇野昌磨「充実した毎日を送れています」2024/08/21

　TVアニメ「ONE PIECE」シリーズ初のアイスショー「ワンピース・オン・アイス～エピソード・オブ・アラバスタ～」が、9月7日、8日にLaLa arena TOKYO-BAY（ららアリーナ東京ベイ）で再演。その公開リハーサルが8月19日、千葉・船橋市のアイスリンクで行われました。

　今回報道陣に公開されたのは、再演版で追加されるスペシャルフィナーレ。TVアニメ「ONE PIECE」のオープニングテーマである「ウィーアー！」や「ウィーゴー！」などを担当するシンガー・きただにひろしさんが生歌唱で参加することも話題を呼んでいるこのフィナーレでは、麦わらの一味やバロックワークスのメンバーがスケートやダンスでそれぞれの魅力を表現。「ワンピース・オン・アイス」ならではのエンターテインメントを存分に味わうことができます。この日のリハーサルでは出演者たちが集結し、真剣な表情でフィナーレの流れを再確認。休憩中には笑いが絶えず、カンパニーのチームワークの良さも感じられました。

　そしてリハーサル後には囲み取材が行われ、主人公のモンキー・D・ルフィを演じる宇野昌磨さんら出演陣がリハーサルの手応えや本番に向けての意気込みを語りました。

　Mr.2・ボン・クレー役の本郷理華さんは「昨年やったことができているのは当たり前。今日通してやって、『ここを変えたらもっといいショーになるんじゃないかな』というのを自分の中で具体的に考えることができたので、本番までに今日見つけたことを直したいなと思いました」とコメント。トニートニー・チョッパー役の渡辺倫果選手は「1年ぶりですが思ったよりも体に染み込んでいるものだな、と感じました。さらに磨きをかけて、さらにいい『ワンピース・オン・アイス』を皆さんにお届けできるんじゃないかなと感じています」と話します。

　また、この日が稽古初参加というナミ役の本田望結選手は「試合や練習、ショーなどで会っていたはずなのに、こうしてみんなと会うと自然と名前ではなく役名で呼び合う感じで。私も久しぶりに『ナミ』と呼ばれました。みんなの気持ちが切り替わっているんだな、と実感しました」と明かし、ロロノア・ゾロ役の田中刑事さんは「昨年のものを超えていかなければいけないので、磨けるものをしっかり磨き、同じ演目ですが違う部分も見ていただけるように頑張ります」と意気込みました。

　宇野さんは「演出の方や振り付けの方に『もっとこうした方がいい』というアドバイスをいただき、より（ショーを）良くすることができた1日だったと思います。みんな本番に向けて『より良くしよう』という意識の下でやっていますし、僕は練習も楽しみにしていたので、今、充実した毎日を送れていることをうれしく思います。（前回公演から）1年が経ったのにもかかわらず、こうして（キャスト）全員が集まることができたことはすごいことだと思いますし、昨年よりもすごい、昨年見た方も間違いなく楽しめるショーになっている自信があります」と手応えを語りました。

　サンジ役の島田高志郎選手は「演出の金谷（かほり）さんからいただいたアドバイスなのですが、『一人一人の熱量が大事』だということを心に刻みました。この通し（稽古）をやって、船長が一番熱量を持ってやっていることに感動しましたし、場面に引き込まれるような感覚になり、あらためて熱量がどれだけ大事かを考えさせられました。まずは自分自身の熱量を見直し、本番に熱量のピークを持っていけるように頑張りたいと思います」とコメント。また、ネフェルタリ・ビビ役の本田真凜さんは「昨年『ワンピース・オン・アイス』が終わった時は、『120％出せた』とすごく満足していましたが、練習を始めると『もう少しここをこうしたいな』とか『この演技はどんな感情なのか』と考えるようになって。昨年以上のものができるんじゃないかなと思います」と話し、クロコダイル役の無良崇人さんは「もう一段階レベルアップしたかたちでやれるということが楽しみですし、スケーターもスタッフもチーム一丸となった熱量の高いアイスショーだということをリハーサルから感じているので、その熱量を100％出し切れたらと思います」と意気込みました。

　またこの日のリハーサルから、フィナーレに麦わらの一味のグループナンバーが新たに登場。ほかのチームのグループナンバーの練習を見てうらやましく思った宇野さんと島田選手が演出の金谷さんに“おねだり”し実現したということで、宇野さんは「ものすごく満足しています。振り付け中、ずっとニヤニヤしていました。この歳になって子どもに戻ったような感じで『（グループナンバーが）欲しいな、欲しいな』と言って与えられた感じです。ほかの感動する、かっこいいグループナンバーの仲間入りができて良かったです」とにっこり。島田選手は「（振り付けの）宮本賢二先生を困らせてしまったことに申し訳ない気持ちもありますが、よりスペシャルなフィナーレになったと思います」と自信をのぞかせました。

「ワンピース・オン・アイス」で“キャラクターを演じる”ことに初挑戦した宇野さん。演技については「昨年は苦戦しましたが、“ストーリーのルフィらしさを出す”というのをやって自分なりに何とかできたかなと思ったので、今年はルフィらしさに加え、『ルフィがどう考えているか』も。またリンクの中だけで物語が完結するのではなく、見に来てくださったお客さんに“今、自分がどんな気持ちか”が伝わるよう、磨き上げていきたいです」と新たな目標を掲げました。

　そして、最後は座長の宇野さんがあいさつ。「今年も再演というかたちでこの『ワンピース・オン・アイス』ができることをうれしく思います」「間違いなく、昨年以上のものができると思います。ストーリー自体は昨年と同じですが、アンコールはかなりボリュームがあり、全然違うショーとして楽しめると思います。会場でしか味わえない感動があると思いますので、ぜひ会場に来てください」と呼び掛けました。

写真／坂本清

【公演情報】

「ワンピース・オン・アイス～エピソード・オブ・アラバスタ～」
【日程】9月7日・9月8日　各日：午後0:00～／午後5:00～
【会場】LaLa arena TOKYO-BAY（ららアリーナ東京ベイ）
【公式HP】https://www.onepiece-on-ice.com
＜出演＞宇野昌磨島田高志郎友野一希織田信成渡辺倫果本田真凜本田望結／無良崇人田中刑事本郷理華小川真理恵プリンスアイスワールドチームほか
＜演出＞金谷かほり　＜振付＞宮本賢二