髙橋ひかる×木村慧人は、撮影外でも息ぴったり！――「顔に泥を塗る」インタビュー2024/07/26
テレビ朝日系で毎週土曜午後11時30分から放送している、髙橋ひかる主演「顔に泥を塗る」。自尊心が低めで周りに気を使ってばかりの主人公が、メイクの力で前を向き、自分の人生を取り戻す“人生逆転ラブストーリー”。
今回は主人公・柚原美紅を演じる髙橋ひかるさんと、人の思いを優先してしまい自分をないがしろにしがちだった美紅をメイクの力で変えていく、メイク男子の高倉イヴ役の木村慧人（FANTASTICS）さんに、本作への思いや撮影のエピソードをお伺いしました。
――それぞれの役どころをお聞かせください。
髙橋 「私が今回演じる柚原美紅は、自己肯定感に悩む謙虚な女性で、彼氏のハルくん（西垣匠）との同居生活でモラハラに苦しんでいることに気付かない真っすぐな性格です。しかし、イヴくんとの出会いを通じて、自分を開放的に生きることを学び、メイクにも興味を持ち、成長していくという役柄です」
木村 「イヴはメイクが大好きで、その力を通じて美紅の価値観を変えていきます。メイクに合わせて洋服を決めるため、時にはレディースファッションに身を包んで女装も楽しみますが、自分をしっかり持っているからこそ周りの目は一切気にしない。そんなイヴだからこその説得力を表現したいと思っています」
――撮影でのエピソードをお聞かせください。
髙橋 「木村さんと話して分かったのですが、家のインテリアがほぼ同じだったんです！」
――どうしてそのことに気付いたんですか？
木村 「好きな家具の話になって、お互いの好きな部屋の色を当てようという話になって」
髙橋 「ホテルライクな家が好きと聞いて、私も同じようなスタイルが好きだったので、色を言ったらドンピシャで当てられました！ それに、好きな香りまで一緒だったんです」
木村 「『こんなぴったりなことある!?』ってなりました。そこで話も進み、距離も縮まったと思います」
髙橋 「絶対うまくやっていけると確信しました（笑）」
――ここまでくると欲しいインテリアとかも一緒だったり…!?
髙橋 「私はもう決めていますよ」
木村 「ぼくも決めています」
髙橋 「じゃあ、せーのでいこう！」
髙橋・木村 「せーの！」
髙橋 「ライト」
木村 「スピーカー」
木村 「ライトか！ でもスピーカーと迷ってた！」
髙橋 「私は最近スピーカー買っちゃいました（笑）」
――もしかしたら木村さんも同じスピーカーを買うのでは…!?
木村 「それはさすがにやばいです（笑）」
――「メイクで人生を変える」というテーマのドラマですが、人生で初めてメイクをした時のシチュエーションと、その時どんなふうに感じたかをお伺いしてもいいですか？
木村 「ダンスを始めてから初めて自分でメイクを試した際、ファンデーションを塗った瞬間に自分が変わった感覚を覚えました。現在もメイクをしていただくことで、ダンスのパフォーマンス中の表情にも自信を持てるなと実感していますし、それほどにメイクの力は大きいと感じています」
髙橋 「小学5年生の頃、ダンスの発表会に向けて初めて自分でメイクを試した際、アイラインの引き方やアイシャドウの塗り方が分からず、ネットで調べたり母に相談したりしました。液体のアイライナーの使い方が分からず目の中に入って焦ったこともありました。失敗をしながらも、どんどん自分が変わっていくのを感じ、とてもワクワクした記憶があります。美紅が初めてイヴにメイクしてもらった瞬間は、当時のワクワクを思い出しながら演じました」
――作品に入られてみていかがですか？
髙橋 「作品に入るに当たり、本読みやエチュード、演技論をしっかり学ばせていただきました。お芝居に真摯（しんし）に向き合い、あらためて考えさせられました」
――初めて台本を読んだ時と解釈が変わったり、新しい発見があったりしましたか？
髙橋 「本読みやエチュードをすることで、作品がよりクリアに見えるようになったと思います。作品に入る前にコミュニケーションを取れたことはとてもありがたく、安心して現場に入ることができました」
木村 「僕は人見知りなので、現場に入る前に皆さんと本読みをしたことで、壁がなくなった感じがしました。あとイヴが自分が想像していた通りだったので、心配なく臨むことができました」
――実際演じるに当たって、意識していることはありますか？
髙橋 「美紅は最初、人にどう思われるかや自分が何をできるかに気を使っていましたが、自分を肯定できる自分になりたいという気持ちを持ち始めます。そういう細やかな心の変化は常に意識しています」
木村 「今回女装をするに当たって、メイク監修の井手上漠さんに、姿勢や声のトーンだったり、メイクだけではなく女性としての所作も教えていただきました。特に姿勢に関しては普段からも意識する癖が付き、姿勢が良くなったと言われました」
――最後にこの作品の魅力をお聞かせください。
髙橋 「見る人によって感じ方がとても変わる作品だなと思います。好きなものに素直に生きること、この作品を通して自分自身を肯定して生きていきたいなと前向きに感じていただける作品にしたいなと思っています」
木村 「悩んでいる方々の背中を押せる作品になったらいいなと思います。皆さんの人生を変えられるように頑張ります！」
――ありがとうございました。
【プロフィール】
髙橋 ひかる（たかはし ひかる）
2001年9月21日生まれ。滋賀県出身。「世にも奇妙な物語‘24 夏の特別編」（フジテレビ系）、「リビングの松永さん」（関西テレビ・フジテレビ系）、「ハレーションラブ」（テレビ朝日系）、「早朝始発の殺風景」（WOWWOW）、「村井の恋」（TBSほか）ほか。映画「赤羽骨子のボディガード」が8月2日に公開予定。
木村 慧人（きむら けいと）／FANTASTICS
1999年8月16日生まれ。東京都出身。FANTASTICSパフォーマー。「さっちゃん、僕は。」（TBS系）、「好きなオトコと別れたい」（テレ東系）、「最高の生徒〜余命1年のラストダンス〜」（日本テレビ系）、「もう一度パパと呼ばれる日」（フジテレビ系）、「飴色パラドックス」（MBSほか）、舞台「BREAK FREE STARS」。
【番組情報】
「顔に泥を塗る」
テレビ朝日系
土曜午後11：30～深夜0：00
【プレゼント】
サイン入り生写真を1名様にプレゼント！
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【締切】2024年8月23日（金）正午
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取材・文／M・S（テレビ朝日担当） 撮影／蓮尾美智子
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