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劇団番町ボーイズ☆10周年記念公演! 菊池修司&松島勇之介の気になる関係性とは?2024/07/19

劇団番町ボーイズ☆10周年記念公演! 菊池修司&松島勇之介の気になる関係性とは?

 ソニー・ミュージックエンタテインメントに所属する男性俳優による演劇集団・劇団番町ボーイズ☆が、今年で結成10周年を迎えます。それを記念した劇団公演「蚕は桑の夢を見る」の上演が決まりました。

 「蚕は桑の夢を見る」は、演出を松崎史也さん、脚本を堀越涼さんが手掛けるオリジナル新作。劇団番町ボーイズ☆の菊池修司さんと松島勇之介さんが役替わりで2役を務めるほか、同メンバーの堂本翔平さん、西原健太さん、矢代卓也さん、宮内伊織さん、坪倉康晴さんが出演します。

 TVガイドWebでは、7人兄弟の長男・神原一夜と、四男・幸四郎を役替わりで演じる菊池さんと松島さんにインタビュー。作品への意気込みのほか、2人の関係性についても伺いました。

――脚本を読んでの感想を教えてください。

菊池 「難しい題材を扱った作品ですし、兄弟のお話なので、番町ボーイズ☆メンバーの兄弟っぽい部分がどう作用していくのかなと楽しみになりました。僕と勇之介は一人で2役をやるので、そういった部分でも頑張らなきゃいけないなと思いました」

松島 「最初に台本を読んだ時は、希望も苦しみも…一つの作品の中にいろんな要素が詰まっている印象を受けました。それから、堀越さんの書かれた脚本と、松崎さんの美しい演出がどう合わさるんだろうと、想像を膨らませてとてもワクワクしましたし、早くみんなとお芝居をしたいなと思いました」

――今お話にあったように、お二人は一夜と幸四郎の2役を日替わりで演じられます。

松島 「イメージ的にはたぶん、修司くんが一夜で僕が幸四郎だと、僕を含めてみんな思っていると思います。僕、一夜のような役柄を演じるのが初めてなんですよ。実生活でも末っ子で、長男というものには縁がなかったので、どんなふうになるんだろうって自分でも楽しみです」

菊池 「僕はWキャストを演じるのが初めてなのですが、それが自分にどう影響するのか、そして、僕がどう勇之介から影響を受けるのかっていうところが肝なのかなと。自分の役に向き合うことがベースではありますが、勇之介に目線を向けることもすごく大事だと思っていて。勇之介のエネルギーをもらいながら、僕も勇之介にエネルギーを与えて、お互いの役がより輝く形になったらいいですね」

松島 「とはいえ初めてのことなので、やっぱり不安はあります。だって、同時に2人の人格を作るという。しかも、180度違うキャラクターですから。でも、だからこそ、懐の深いところで何を思っているかという部分を明確に作っていかないと、難しくなりそうな気がしています」

菊池 「僕、勇之介って猪突猛進なタイプだと思うんですよ。自分とは役作りの仕方も違うし、僕にはできない表現方法もいっぱい持っているので、今回、同じ役でも全然違うものになるだろうなと。勇之介の良さが存分に出るだろうなと思っているので、僕も楽しみにしています」

劇団番町ボーイズ☆10周年記念公演! 菊池修司&松島勇之介の気になる関係性とは?

――松島さんは以前、「TVガイドPERSON」の取材にて、菊池さんのことを「一生のライバルであり、戦友だ」とおっしゃっていました。菊池さんにとって、松島さんはどんな存在ですか?

菊池 「僕はあんまり、ライバルだとは思っていなくて。友だち以上家族未満…うーん、親戚ぐらいの感覚なのかな。親戚の距離感って、ちょうどいいじゃないですか。安心感もあるし」

松島 「なんか、分かる(笑)」

菊池 「僕は闘争心というか、メラメラ心があまりないので、勇之介に対しても“負けられない!”というよりは、むしろすごいなっていう尊敬の気持ちがあります。ただ、勇之介とは今までいろんなことを共に経験して、お互いのいいところも悪いところも見てきたんですね。それでも一緒にいられるということは、それだけ絆が強いんだろうなって。そういう仲間って、なかなかできないじゃないですか。それは、勇之介に限らずメンバー全員そうですけど」

松島 「でも、あくまでも親戚なんだ(笑)?」

菊池 「そう(笑)」

――お互いに尊敬できる部分というのは?

松島 「修司くんは…“あまり闘争心がない”って普通に言えちゃうところですかね。僕は言えないんですよ。(闘争心が)あった方がいいんだろうなって思っちゃうから。そもそも、本来は僕ら2人って合わないと思うんですよね。こういうふうに2人で話をする機会があると、お互いに思っていることが全然違ったりもするし。でも、だからこそ面白いなとも思うんです。何より、板の上に立っている修司くんは本当にすてきなんですよ! 先日も『ト音』という舞台を見に行ったんですけど、また新しい修司くんを見ることができて。そういう時にやっぱり、負けてらんないなという思いが湧いてきます。そんな気持ちにさせてくれるということは、やっぱり尊敬があるからなんでしょうね」

菊池 「勇之介は、なにかちょうどいいんですよね」

松島 「ね! 全くかみ合わないでしょ(笑)」

菊池 「いや、違うんだよ。ものすごく干渉してくるわけじゃないけど、でもちゃんと話を聞いてくれるし、自分が一人で頑張りたい時にはちゃんと見守ってくれる。そんな人ってなかなかいないと思うので、僕にとっては必要不可欠な存在なんです。だって、仕事以外にプライベートでもこんなに会う人、いないですから」

松島 「確かに修司くん、基本的には一人でいたい人だもんね」

菊池 「誰かにご飯に誘われても、“ごめんなさい! ちょっと忙しくて~”と断わったりしちゃうんです…。なのに、勇之介に誘われたら絶対に行くので。それが全てを表していますよね」

劇団番町ボーイズ☆10周年記念公演! 菊池修司&松島勇之介の気になる関係性とは?

――お二人にとっての一番の思い出というと?

菊池 「(石川)凌雅と3人で遊んだことがあって、それは思い出深いですね。ボウリングして~、カラオケに行って~、バーに行って~みたいな。全員が“何か、帰りたくないね”という気持ちで、4軒ぐらいハシゴしたんですよ」

松島 「そうそう! あれは僕も思い出に残っているな。あとさ、ヨシ(織部典成)とハヤテ(安宅波颯)の4人でアウトレットかどこかへ行ったよね? 修司くんが運転してくれて、僕が助手席で。2人は後ろの席で寝ちゃっていたんだけど、僕たちはずーっと話が絶えなくて」

菊池 「確かに。人生において、こういう時はどうするとか、本当に近い距離感の人にじゃないとしゃべらないような内容を、赤裸々に話した記憶があります。今思ったんですけど、お互いに考え方が違っても否定はしないんですよ。“それもいいよね”って」

松島 「あー、確かに!」

菊池 「そういう部分がすごく合うから、仲良くなっていったのかもしれないですね」

――結成10周年を迎える番町ボーイズ☆ですが、中心人物であるお二人は今後、劇団をどんなふうにしていきたいですか?

菊池 「もっともっと劇団を大きくしたいとか、もっともっと知名度を上げたいという気持ちが、もちろんないわけではないですけど…。今のメンバーも本当に仲がいいですし、劇団内にすごくいい空気が流れているので。このままの状態が15年、20年と続いていったらいいな、という気持ちですね」

松島 「僕は、メンバー全員で会う回数をもっと増やしたいなと、ちょっと思いますね。今年は『蚕は桑の夢を見る』があるからいいんですけど、“年末のライブで一年ぶりに会った”みたいなことが結構あるんですよ」

菊池 「確かにな。みんなでいると本当に楽しいから、一緒に何かをする機会は増やしたいですね。例えば、1泊2日で旅行の企画を立てたりとか」

松島 「いいね! あと個人的には、劇団としてもっとレベルアップしたい気持ちがあります。そのためには、個々が目の前のお仕事を精いっぱいやることも大事で。映画『アベンジャーズ』みたいに、7人がそれぞれの場所で力を蓄えて、それが集結した時に最強になる、みたいな。そういう集団を目指したいですね」

劇団番町ボーイズ☆10周年記念公演! 菊池修司&松島勇之介の気になる関係性とは?

【プロフィール】

菊池修司 Shuji Kikuchi
1995年11月10日生まれ。東京都出身。蠍座。A型。劇団番町ボーイズ☆のリーダー。主な出演作は、、舞台「PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 3」(水落涼介 役)、舞台「東京リベンジャーズ」(半間修二 役)、「ブルーロック」(御影玲王役)などがある。9/11(水)より上演の「戦隊大失格」ザ・ショーでは、W主演・桜間日々輝役を演じる。

松島勇之介 Yunosuke Matsushima
1996年11月17日生まれ。福岡県出身。蠍座。O型。劇団番町ボーイズ☆のメンバー。主な出演作は、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼」(宮侑役)、ミュージカル「新テニスの王子様」(大和祐大役)、演劇調異譚「xxxHOLiC」(百目鬼静役)、Butlers’ 歌劇「悪魔執事と黒い猫」~薔薇薫る舞踏会編~ (ハウレス・クリフォード 役)など。10/5(土)より上演されるミュージカル「刀剣乱舞」祝玖寿 乱舞音曲祭には大包平役で出演する。

【インフォメーション】

劇団番町ボーイズ☆結成10周年記念公演
「蚕は桑の夢を見る」

劇団番町ボーイズ☆10周年記念公演! 菊池修司&松島勇之介の気になる関係性とは?

7/25(木)~8/4(日)に、東京・CBGKシブゲキ!! にて上演(全16公演)
出演:菊池修司/松島勇之介/堂本翔平/西原健太/矢代卓也/宮内伊織/坪倉康晴

取材・文/林桃 撮影/尾崎篤志 スタイリング/藤長祥平 ヘアメイク/望月光



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