「青島くんはいじわる」第1話振り返り&プロデューサーインタビューをお届け!!「第2話は、監督が最高のシーンと話す2人の居酒屋シーンに注目です」2024/07/13

　テレビ朝日系で毎週土曜日に放送中の渡辺翔太（Snow Man）と中村アンがダブル主演の連続ドラマ「青島くんはいじわる」（土曜午後11時）。本作は、吉井ユウ作の王道ラブコメマンガで、「めちゃコミック」で累計閲覧数1.3億回突破（2024年6月時点、無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数）した超人気作。恋愛に興味のない年下絶食系男子・青山瑞樹（渡辺）と恋愛から離脱した35歳干物系女子・葛木雪乃（中村）の同じ会社では働く2人がたまたま出会い、小さなうそをつくため始まった年の差”協定恋愛”を描いた作品だ。

　第1話では、雪乃が友達の結婚式へ出席のために始まった協力関係。青山も女除けのためと自ら吹聴しているようで、会社でもうわさが広まっていた。「どういうつもり!?」と詰め寄る雪乃に、青島は「じゃあ…既成事実、作っちゃいましょうか？」と翻弄されたり、強引にデートに差を割れたり付き合っているフリのはずが、雪乃はいじわるな青島にとことん振り回されるされることに！　そんな中、ついに結婚式の日がやってくる。

　今回は、SNSでも大きな反響を呼んだ第1話の内容をおさらいすると共に、本作の田中真由子プロデューサーに、第2話の見どころをお聞きしました。

キュンキュン必至！ SNSで大反響の第1話をプレイバック

青島くんのいじわるに振り回される雪乃

友人の結婚式へ彼氏と出席すると約束してしまった雪乃。たまたま居酒屋で居合わせた青島へダメ元で青島に一緒に結婚式に出席する《1日限定の彼氏役》を依頼する。少し考えた青島だったがなんと承諾。「僕もちょうどよかった」という意味深な言葉を残し「協定恋愛」が成立する。翌日出勤した雪乃は社内で青島と雪乃が付き合っているという噂を耳にする。噂の出どころはなんと青島⁉　どうやら恋愛に興味がないにも関わらず、モテ過ぎて困っている青島が《女避け》のために自ら広げていた。

雪乃と青島の攻防の行方は!?

「どういうつもり!?」と詰め寄る雪乃を青島は「じゃあ…既成事実、作っちゃいましょうか？」と顔を近づけ翻弄。青島の態度に「そっちがその気なら…」と火が付いた雪乃。隙を見せぬようバリキャリ姿で対抗。しかし、エレベーターでほかの社員に見つからないようにこっそり手を繋がれたり、強引に休日デートに誘われたり…。付き合っているフリのはずが、雪乃をとことん翻弄する青島に全く歯が立たず、結局デートに出かけ結婚式用のネクタイを選びに行くことに。デートに乗り気でない雪乃もネクタイ選びには真剣な顔で「無し」「いまいち」とバッサリ。試着を繰り返す青島のシャツの襟がズレていたことに気が付いた雪乃。年上の女の姿を見せるも「いい香りですね」「なんか落ち着きます」と告げられ動揺する。しかし「おばあちゃん家みたいで」の一言でイラっとしたのかネクタイをギュッと締め上げ、これには青島も素直に謝罪。そんなほほ笑ましい一場面も。

結婚式の日も雪乃を振り回す青島のいよいよ終わりに⁉

結婚式当日も雪乃を振り回す青島。友達の前で好きなところは「甘えん坊なところかな」「僕にかわいく甘えてくれるので」と話す青島に雪乃は動揺。うその恋人関係だったはずが友人の前でイチャイチャを見せびらかす結果に。何とか友人を安心させることに成功した雪乃だったが、友人へのうそに後悔していた。そんな雪乃へ青島は「僕は全然いいと思いますけど」「心配させたくないとか、安心させたいとか。誰も傷つけないそういう優しいうそなら」とフォロー。いい雰囲気を迎えている2人の協定恋愛もいよいよ終わりへ。

自分の誕生日を目前に残業する雪乃に青島が現れる

同僚から雪乃の誕生日が明日だと教えられた青島は誕生日を前日にもかかわらず後輩にミスの肩代わりをし、深夜まで残業する雪乃の元へ。事情を聞きどうして後輩を返したのか尋ねる青島に「女の子ってさ、仕事を頑張れば『必ず幸せになる』とは限らないじゃない？　特に若い頃は、恋愛とか結婚とかが人生ですごく大切だと思ってるから…ここだ！っていう逃がせないタイミングがあるんだとね」と答える雪乃それを黙って聞いていた青島はマウスを操作する彼女に手を重ねて指を絡め、それに戸惑う雪乃。そして、時計の針が0時を回った瞬間「お誕生日おめでとうございます」の一言と共に雪乃へキス。ドキドキのクライマックスで第1話が終了し、第2話の期待が高まります。

第2話放送目前！田中真由子プロデューサーの見どころインタビュー

――青島瑞樹役を演じる渡辺翔太さんと葛木雪乃役を演じる中村アンさんの演技の感想を教えてください。

「『青島くんはいじわる』を実写化するにあたって、渡辺さんのナチュラルにツンデレな雰囲気と青島くんがリンクして、より“リアル”で“いそう”な青島くんになっているなと思っています。映像を見ても、渡辺さんがもともと持っている、いじわるをされてもニコッと笑われると憎めないみたいな表情も、とても生かされていて中村さんはこれまで演じてこられた役柄上、クールなイメージを持たれている方も多いと思いますが、実はふんわりした方です。かつ、今回特に部屋で1人の時の干物感をとてもリアルに演じて頂いていて、視聴者の方にも共感していただけているのかなというのに加えて、意外性も感じていただけたかな思っています。また、2人のカップリングがとても良くて、お2人に演じていただけて本当に良かったと思っています」

――第1話の反響はいかがですか。

「第1話の放送直後に（Xの）世界トレンド1位になったりTVerの総合ランキングで1位になったりと、たくさんの方にご覧いただいているというのを実感しています。私個人としても知人や友人から老若男女問わずたくさん直接連絡をいただいていて。今まで何本もドラマを作ってきましたが、ここまで直接ご連絡を頂くことはなかったので私個人としても反響を実感しています。最近ありそうでなかった『王道ラブコメ』を目指してきたので、年齢性別問わず、多くの方にご覧いただけ、『こういうドラマを見たかった』と言っていただけているのは本当にうれしいことです。『実は原作の漫画にハマってた』という方も多くて、大人になると『この漫画が面白いよ』と周りに勧めることも少なくなる中、実は…という隠れたファンが私の周りにも非常に多く、原作のパワーもあらためて感じました」

――演出上のこだわりを教えてください。

「ラブコメですので、皆さんが期待されているキュンシーンをより美しく、キュンとしてもらえるように描きたいと思っています。現場で実際に撮影してみて『この顔がいいよね』、『この角度がキュンとするよね』とやってみないと分からないことも多いのでキャストのお２人に加え、監督やカメラマン、照明さんなどスタッフみんなを交えて意見を出し合って一つ一つ丁寧に作っています。スタッフにおじさんが多い中、『こっちの方がキュンとするんじゃないか』と真剣に話し合って、いいシーンが撮れると『キュンが高まってきたね！』と盛り上がったりして、ギャップがありつつもキュンへの情熱を燃やしてる体育会系のいいチームになっています（笑）」

――撮影現場の出演者の皆さん雰囲気はいかがでしょうか。

「撮影現場の雰囲気はとても良くて、主演のお二人もとても和やかに冗談を言い合ったりしています。雪乃たちが働くキャットビバレッジのメンバーの谷崎真司役の戸塚純貴さんや木村里香役の秋元真夏さんなども明るくはつらつとした現場です。特に戸塚さんが現場入りされたときはアンさんと渡辺さんが『太陽が来た』とおっしゃるぐらい明るく現場を照らしてくれています」

――田中さん自身原作を読んでみた感想を教えてください。

「私は３年ほど前に原作をたまたま読んでファンだったんです。当時はドラマ制作の部署におらず、ぼんやりとドラマ化するなら、私がやりたいと冗談交じりに言うだけでした。でも２年前にドラマ制作へ移動する機会があって、その際１度企画を出して紆余（うよ）曲折あって今回のタイミングでドラマ化が決まりました。純粋にコミックのファンから始まったというのがあり、よりピュアな気持ちでドラマを作っています」

――第2話の見どころを教えてください。

「第1話で雪乃の誕生日に青島くんが“お誕生日キス”をして終わったところから始まりますが、協定恋愛の２人がどう距離を近づけていくのかが一番の見どころです。一筋縄ではいかない２人なのでじれったく思うところもあると思いますが、2人が少しずつお互いを意識しはじめ、そして偶然が重なって距離が近づいていきます。第2話では、金井監督が最高のシーンだと仰っている2人の居酒屋シーンがあるのですが、ぜひ注目して頂きたいです。他にもいくつもキュンとしていただけるシーンを作っていますのでご期待いただければと思います」

――最後に視聴者へ向けてメッセージをお願いいたします。

「キャスト一同、とても頑張ってキュンを追求しています。私は何かを“好き”という気持ちでしか得られない栄養がある、生活の活力になると思っていて。なので、土曜の夜、視聴者の皆さんに恋をしている気分を味わったり、青島くんや雪乃を推して楽しんでもらって来週からの活力になるようなドラマになればいいなと思っていますので、ぜひ気軽な気持ちで何度も見てください」

――ありがとうございました。