松田元太「ビリオン×スクール」ゼロ組のメンバーに熱い思い「みんなに会える日が分かっていると、頑張ろうって思える」2024/07/11

　フジテレビ系では、山田涼介さんが主演を務めるドラマ「ビリオン×スクール」が放送中。本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者＝ビリオネア”の主人公・加賀美零（山田）が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く、オリジナルストーリーの学園コメディーです。

　加賀美が赴任した私立絵都学園の通称“ゼロ組”と呼ばれる底辺クラスで、九九が言えないほど成績不良な生徒・紺野直斗を演じるのは、Travis Japanの松田元太さん。紺野とは似ている部分も多いという松田さんに、撮影エピソードや役作りについてお伺いしました。あこがれの山田さんとの共演で葛藤していることや、ある野望（？）も明らかに…!?

──まずは、出演が決まった際の心境をお聞かせください。

「山田くんと一緒にお芝居をすることは一つの夢でもあったので、緊張もするけれど楽しい撮影期間になりそうだなってワクワクした気持ちでいっぱいでした」

──実際に山田さんと共演された印象はいかがでしょうか？

「撮影現場にいる山田くんは、一生キラキラしていてスターだなって。ロケで夜にテントの中で撮影をした時、電気がついていなくて真っ暗だったのに、隣に座っていた山田くんが自発光していたんです！（笑）。輝きがすごくて蛍かと思いました」

──芝居でも、あらためて“すごい”と思わされることも…？

「撮影が始まると一瞬で加賀美になりますし、泣くつもりではないシーンだったのに、加賀美が発する言葉が刺さった瞬間があったりして、やっぱり山田くんはすごいなと思いました。紺野としてはまだ加賀美を好きではない部分もあるけど、松田としてはめちゃくちゃ好きなので、葛藤しながら演じています」

──会見や番宣の場でも、山田さんのことが好きだという様子は伝わっています（笑）。

「撮影現場でも仲良くしていただいているんですけど、この前、冗談交じりで『車買ってください』と言ったら『いい加減にしろ』って怒られました（笑）。ノリでいけるんじゃないかと思ったんですけど…。でも、撮影期間中に1台買ってもらえるように、頑張って言い続けようと思っています」

──紺野は、どんな人物だと捉えていますか？

「感情が隠し切れずに表情に出てしまうところとか、自分と似ている部分も多いです。あとは本当にバカだなって（笑）。作中で、九九を言って途中で分からなくなるという描写もあるんですけど、セリフとして書いてあると覚えられちゃうので、逆に難しいという変な感覚になりました（笑）」

──紺野を演じる上で、松田さんからも提案をされることはありますか？

「監督からは『かましてくれ！』と言われているので、いろいろと提案はさせていただいています。監督も、僕が提案したことに対して『それいいね』とか『もうちょっとこうしたら？』とストレートに言ってくださるので、新しいことにどんどん挑戦して、この現場で成長しまくりたいと思っています」

──外見の部分で、こだわりなどもあるのでしょうか？

「元々、出演していた『東京タワー』（テレビ朝日系）と全く一緒の髪形だったんですけど、紺野のキャラクターを自分なりに想像した時に、変えたいなと思ったんです。『染めていいですか？』と監督に相談したら『いいね』と言ってくださったので今の髪形に変わりました。実は、最初はメッシュを入れ忘れていて『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』で山田くんと（菊池）風磨くんに『その髪型合ってるの？』ってめっちゃ詰められて（笑）。そこで僕も『そういえばこれ違うな』と気付いて、ライブ終わりにメッシュを入れてもらいに行きました」

──「東京タワー」といえば、MEGUMIさんとは再びの共演となります。

「バラエティー番組などで何度かお会いした際に、『また一緒だね』と話していたのですが、『東京タワー』での役も役だったので、周りのスタッフさんも含めてなんか気まずくて…（笑）。でも、MEGUMIさんは前作でもいろいろと助けていただいたので安心感があります。いてくださって良かったですし、一緒のシーンがあることを願って楽しみにしています」

──では、ゼロ組の居心地はいかがでしょうか？

「みんなでわちゃわちゃしているのが、本当のクラスメートみたいで楽しいです。撮影でみんなに会える日が分かっていると、頑張ろうって思えるんですよね。Travis Japanのメンバーもクラスメートみたいな感覚なんですけど、また違うメンバーに会えている感じがしてうれしいです」

──ゼロ組の中でも、“ここは負けない！”と自負する部分はありますか？

「口数ですかね（笑）。ドラマの現場じゃないとお会いできない方もたくさんいらっしゃるので、どうせなら楽しみたいという気持ちが強くてずっとしゃべっています」

──同世代のゼロ組のメンバーから刺激をもらっていることも…？

「やっぱり、みんなのお芝居を見るとすごいなって感じます。『なんで僕はこんなにできないんだ』と思うことも多いんですけど、逆に“できなくて当たり前”というスタンスでいるんです。ここから成長すればいいと思っていますし、自分にしか出せない味を出せるように、とにかく全力で楽しんで頑張ろう！　と刺激をもらっています」

──紺野は“モテたいけれどもモテ方が分からない”という役どころですが、紺野がモテない要素はどこにあると思いますか？　モテるためのアドバイスと併せて教えてください！

「紺野の良いところでもあるんですけど、素直過ぎる面があるので、かっこつけられないところがモテない要素なのかな、と。個人的には、男女問わずギャップのある人がすてきだと思っています。紺野としても、今後いろんな顔を見せられたらいいなと思うので楽しみにしていてください！」