山田涼介「笑いすぎてセリフが出せなかったのは初めての経験」──「ビリオン×スクール」今夜スタート！第1話でのサプライズ予告も…？2024/07/05

　山田涼介さんが主演を務めるドラマ「ビリオン×スクール」（フジテレビ系）が本日7月5日からスタート！　本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者＝ビリオネア”の主人公・加賀美零（山田）が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く、オリジナルストーリーの学園コメディーです。

　放送開始当日、朝から番組ジャック中の山田さんに、放送直前の心境や第1話の見どころなどをお伺いしました！

──いよいよ放送開始となりますが、今の率直な心境はいかがでしょうか。

「すごく満足できる仕上がりになっているので、皆さんにも早く見ていただきたいです。自分が出ている作品を客観的に見て、素直に笑って面白いと思えました。どの年代の方にも楽しんでいただける作品ができたと自信を持って言えます」

──本作の面白さはどういったところにあると感じていますか？

「よく“笑いあり涙あり”と言いますが、このドラマは“笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり”なんです。決してふざけているわけではなく、真面目にやっていることが面白おかしく映し出されていますし、最後には加賀美が生徒へ言葉を投げ掛けるシーンは少しグッと来るような、緩急のあるバランスの良いドラマになっています」

──座長として現場を引っ張っていきたいとおっしゃっていましたが、ここまで撮影を進めてこられてどう感じていらっしゃいますか？

「引っ張っていけているかどうかは分からないですが、周りの皆さんが『山田がいるから楽しいな』と思っていただけるような存在になれたらいいなと。僕のタイプ的に『今日も頑張っていこうよ！』みたいな熱く引っ張る感じではないので、馴染みながらも皆さんが笑顔で楽しく撮影できたらいいなと思っています」

──あらためて、演じる加賀美についてはどんな人物だと解釈されていますか？

「自分の言うことは曲げないし横柄なんですが、根っこの部分では人としての熱い部分みたいなものを持っています。そこを加賀美は、無理に相手に届けようとするのではなく、自分が思っていることを素直に言って、その言葉をどう拾おうが自由だぞ、というスタンス。回を重ねるごとに加賀美の面白い部分もたくさん見えてくると思いますし、これから加賀美がどう変化していくのかは僕自身も分かっていないので、視聴者の皆さんと一緒に加賀美を育てていければいいなと思っています」

──先日行われた制作発表会見の際に、木南晴夏さんが「教頭・土橋淳平役の永野宗典さんのアドリブが耐えられない」とおっしゃっていましたが、山田さんはいかがでしょうか？

「僕も、永野さんとのシーンはやりたくないです（笑）。予期せぬ方向からセリフが飛んできますし、台本に載っていない部分もずっとしゃべっているから『あれ…僕のセリフはどこで言えばいいんだっけ…？』と戸惑うこともあって」

──対応できないほどのアドリブなんですね（笑）。

「今までたくさんの作品に出演してきましたけど、笑いすぎてセリフが出せなかったのは初めての経験でした（笑）。面白いですけど、翻弄（ほんろう）されています。ちゃんと対応できているかどうか、オンエアを見るまで不安でしょうがないです」

──志田未来さんとの17年振りの共演も話題となっています。

「志田は本当に変わらないですね。変わらなすぎて、時が止まってるなって思いました。同じシーンで芝居をした時に、昔のことがフラッシュバックして懐かしい記憶がよみがえりましたし、不思議な気持ちにもなりました。大人になったんだな～…って、親戚のおじさんみたいですけど（笑）」

──志田さんの芝居の印象について教えてください。

「“受け”の芝居がすごくうまくて。それこそ、永野さんや坂口涼太郎（国語教師・溝口信雄役）さんのアドリブにも全部対応してるんですよ。精密な芝居をされていて、すごいなって思いました」

──生徒役も多く演じてこられた山田さんが、教師役として生徒を持つ立場になったことに対して感じていることはありますか？

「生徒役の方たちに、少しでも影響を与えてあげられたらいいなという感覚で教壇に立っています。芝居の現場では、年上も年下も関係ないと思っているので、“教師役だからこうしないといけない”とかはあまり考えていないですね」

──これまで出演された作品の中で、あこがれの先生像を挙げるとすれば…？

「『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』（2008年／日本テレビ系）で共演した八嶋智人さんです。休憩中も生徒の相談に乗ってくれたりしていて、その姿が子どもながらに見ていてすてきだなと思っていたのを鮮明に覚えています」

──当時の思いが、現在の教師役の影響を与えているんですね。

「16歳の時に初めてドラマの主演を務めさせていただいたのですが、先生役の石原さとみさんが生徒役の僕たちに対してすごく良くしてくれたのも思い出に残っています。僕も生徒役のみんなにとって良い思い出となるような存在になれたらいいなと。現場での出来事や日々の撮影を楽しんでもらって、最終的には『山田涼介と共演できて良かった』と思ってもらいたいです」

──最後に、第1話の見どころについて教えてください！

「アクションシーンなどの派手な演出ももちろん見どころではありますが、それぞれの生徒が抱える思いというのをちゃんと感じていただきたいです。加賀美が派手なことをしているのは、おまけ程度に見てください。一人一人の生徒に対して、加賀美がどういったアプローチで問題を解決していくのかに注目していただきたいです。第1話に関してはちょっとサプライズ的なこともあるので、ぜひリアルタイムで見てください！」