松岡茉優、田中みな実、滝沢カレンが語るお互いの印象とは──「ギークス～警察署の変人たち～」インタビュー2024/06/27

　木曜劇場「ギークス～警察署の変人たち～」（フジテレビ系）が松岡茉優さん主演で7月4日にスタートします。

　「GEEK（ギーク）」とは賢いオタク。好奇心旺盛で、卓越した知識や技術を持っている反面、人間関係を苦手としている人たちのことを指します。頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の女ギーク3人が、週末の井戸端会議で事件解決をスーパーアシストしてしまう、新感覚の“井戸端謎解きエンターテインメント”です。

　そんな3人を演じる松岡さん、田中みな実さん、滝沢カレンさんにインタビュー。本作の見どころや仲良しエピソードなどをお伺いしました。

──松岡さんは撮影に入る前に田中さん、滝沢さんにお会いしたことはありましたか？

松岡　「5、6年くらい前からみな実さんのお薦めするグッズをチェックしていて、お会いする機会があったら『コレ使っています！』と言おうと思っていたんです。今回初めてお会いできて、その話をしたら、さらなる最新情報を教えてくれました。カレンさんは、バラエティーでちらっとお目にかかったことがあるのですが、その時はお話する機会はなくて…」

──今回お会いして、お互いの印象の変化などありましたか？

松岡　「みな実さんはすごくチャーミングな方で、“田中みな実”という美しい陶器の中に、すごくかわいらしい無垢（むく）な少女がいるような方だと思いました。カレンさんは、本当にうそのない素直な方だなと感じています。監督の言葉や、私たちがアドリブで演じたことをまっすぐに受け止めて返してくれ、新鮮な気持ちでお芝居をさせていただいています。すごく楽しいです」

田中　「茉優ちゃんは、芝居に対してすごくストイックな方なのだろうと思っていたので、こちらも覚悟して現場に入ったら、かわいらしい子どもみたいな方でした（笑）。『お互いなんて呼び合いますか？　私は“まゆちん”って呼ばれたいんです』て、満面の笑みで提案してくれる壁のない人。あらゆることに気が付ける人でもあるので『先々にオフショットが足りなくなるだろうから、今のうちにたくさん写真を撮っておこう！』とか、私たちがお芝居をしやすいように環境を整えてくれたり。カレンちゃんはバラエティー番組で共演していた時には気づけなかった魅力をいまさらながら知って、どっぷりハマってしまっています。毎日一緒にいるのに、会えば会うほど好きになるし、癖になる。茉優ちゃんも言っていたけど、うそがない人だと思います」

滝沢　「私は普段バラエティーやモデルをやっているので、（茉優さんに）『演劇界に来るなんてありえない！』みたいに見られたらどうしよう？と不安だったのですが、お会いしたらすごく優しくて、私が酔っぱらいの演技で悩んでいたら『酔っ払いは酔っぱらっているって思ってないから酔っていないって演技をすればいいんだよ』って、アドバイスをくれました。その後も気にかけてくださるので、そんな女優さんっているんだとびっくりして、女優界が好きになりました（笑）。みな実さんは、面白くて優しい人です。人間力がすごい！　芸能界で活躍しているみな実さんではなくて、人としてのみな実さんがとても好きです。今では本当のお姉さんみたいな存在ですね」

──自身が演じる役について教えてください。

松岡　「西条唯は、定時に帰るために決められた時間内で誰よりもしっかり働くキビキビした人です。プライベートではパズルが好きだったり、カエルグッズが好きという一面もあります」

田中　「吉良ます美は、2人よりもちょっとお姉さんで、人生経験が豊富な分、ある程度の常識も持ち合わせています。コミュニケーション能力に長けているし、対応力もある。しかし、どこか本音が見えない人ですね」

滝沢　「基山伊織は、びっくりするくらいしっかり者です。この3人の中で一番素直かなと思います。ただ、素直って良いこともあるけど、悪い時もあるじゃないですか。思ったことをポンッと言葉にしてしまったりとか…。台本には書いていないけれど、そうやって誰かを傷つけてしまった失敗などもあるのではないかと思っています」

──田中さんと滝沢さんから見て、松岡さん扮（ふん）する西条はどんな人でしょうか？

田中　「好きなものに対してグッと入り込んでしまうがゆえに、周りが見えていないことが多々ある。だけど、一つ一つのリアクションがどこか小動物っぽくて守ってあげたくなるんです」

滝沢　「そうなんです（笑）。動物の本能そのままみたいな。周りのことを考えながらも突き進む感じですね。自分を守る力が一番強いのが西条さんだと思います」

田中　「確かに！　自分をすごく大事にしている人かも。自分の時間とかをなかなか優先できないですしね。それができるのが西条さんです」