中居正広＆安住紳一郎「常に希望に満ちているのが音楽なんじゃないのかな」──「音楽の日2024」インタビュー2024/06/24

　TBS系では、7月13日に音楽特番「音楽の日2024」（午後2：00）を生放送。「音楽のチカラで日本を元気に！」という願いを込めて、2011年から始まった夏の大型音楽特番「音楽の日」は、14年連続で中居正広と安住紳一郎アナウンサーが総合司会を担当。

　今年は「hope！音楽のチカラ」をテーマに、どんな困難な時代も必ず“流行歌”があり、“歌”が人々の心に“希望”や“元気”を与えてくれた。だからこそ「音楽は希望と共にある」。このメッセージを、被災地、そして日本中へ発信し「歌でみんなを笑顔」にし、アーティストたちが“日本に希望を与えてくれた楽曲”を熱い思いを込めて歌唱する。放送に先駆けて、長年タッグを組む2人に今年の「音楽の日」への思いを伺った。

――14年連続の総合司会となりますが、率直なお気持ちをお聞かせください。

中居　「今年のテーマが『hope！音楽のチカラ』ということで、希望に満ちた音楽、希望に満ちたアーティスト、希望に満ちた未来になっています。制作陣の今までの積み重ねで、素晴らしい番組ができていますし、本番というのは、毎回1回目のような気持ちで取り組んでいます」

安住　「今年は、企画が盛りだくさんで、入りきらないぐらいの企画の量になっています。過去に成功したものは、すべて詰め込んでいるような感じがあり、必ずご満足いただけるプログラムになっていますので、楽しみにしていただきたいです」

――今年のテーマ「hope！音楽のチカラ」を聞いて思うことはありますか？

中居　「音楽は、希望がベースだったりするのかなと思います。ちょっとした日常の3、4分間ぐらいだけ忘れさせてくれるようなジャンルだったりするので、常に希望に満ちているのが音楽なんじゃないのかなと感じます」

安住　「アーティストの皆さん、すごくバラエティ豊富なレパートリーをお持ちですが、このテーマを出した時に、どんな曲をセレクトしてくれるのか、楽しみでしたね。多分、ストレートに伝わるメッセージや、なにか意味を含めた楽曲にしてくれるのかとか、そういうのも私自身、楽しみにしています」

――期待していることや、楽しみにしていることを教えてください。

安住　「今年もやはり、去年大好評だったダンスコラボですね。グループや所属事務所の垣根を越えて、お互いの技術博覧会みたいな感じで盛り上がるので期待しています。今年はさらに、オリジナルの振り付けをそれぞれ考えてもらい、テーマに沿ってダンスを見せ合う、ダンスバトル企画もあるので、楽しみです」

中居　「やっぱりダンスバトルの緊張感は良いですよね。アーティストの方々は、限りある時間と自分たちのエネルギーの中で、パフォーマンスするのが通常だと思います。ほかのジャンルでパフォーマンスしたり、ほかのアーティストと絡むことは、なかなかないので、新鮮でもあります。普段、パフォーマンスをする時は、もちろん緊張感を持って皆さんやられているとは思いますが、それがダンスだけとなると、また違った緊張感があって良いですね」

――お互いの関係性はどのように感じていますか？

中居　「もう長いですから、お互い手の内は分かっていますが、生放送なので今年もなにがあるか分からないですからね。楽しみにしていただきたいです」

安住　「一昨年、中居さんが少し体調を崩されて、去年も相当大変そうだなと思っていました。絶対に弱みを人に見せるタイプではないので、少し心配ではありましたが、今年はまったく問題なさそうなので、安心しています」

――出演されるアーティストさんにとって中居さんは、すごく憧れの存在だと思います。その方たちに、中居さんがアドバイスやエールを送るとしたら、どんなメッセージを送りますか？

中居　「10代、20代の子たちは僕と30年ぐらい年代が違うので、見てきたものや、ピックアップする技術的なことも違うとは思いますが、その中で自分が見て感じたことや、いいなと思ったものを信じてやるのがいいんじゃないかなと思います」

――最後に視聴者の方に向けて、メッセージをお願いします。

中居　「各局、この時期に大型の音楽番組もあると思いますけども、TBSは毎年、知恵を絞りながら新しいものを取り組んでいると思いますので、ぜひご覧いただきたいと思います」

安住　「8時間の生放送ということで、音楽の力をストレートにどう感じてもらえるかということを考えると、やはり生放送で皆と同じ時間を共有しながら、コンサートに近い感覚で楽しんでいただけるのが一番なのかなと思います。テレビが持っている力を結集して、特に私たちは、カメラ、音声のレベルが非常に高いという自負がありますので、皆さんに生の会場の雰囲気をどれだけ伝えられるかというところは、有利だと考えています。最近、テレビをあまり見ない人も多いですが、これを機に、テレビで音楽を聴くという体験をしてほしいなと思います」

　取材中、安住さんから「中居さんは今回、踊られたりはしないのでしょうか？」という問いに、中居さんは「まだオファーが正式にきていませんので（笑）。今年もこなかったですね！」と報道陣の笑いを誘った。14年目なだけあって、あうんの呼吸でノリツッコミをするなど2人の仲の良さが垣間見え、今年の「音楽の日」も期待が高まるインタビューとなった。