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「アンチヒーロー」第9話【プロデューサー&監督陣が語る見どころ】「まだまだ隠された謎、裏切り、どんでん返しが待っています」2024/06/07

「アンチヒーロー」第9話【プロデューサー&監督陣が語る見どころ】「まだまだ隠された謎、裏切り、どんでん返しが待っています」

 TBS系では長谷川博己が主演を務める日曜劇場「アンチヒーロー」が放送中。長谷川が演じるのは、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨正樹。「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかける、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントだ。

 6月2日放送・第8話では、12年前に起きた「⽷井⼀家殺⼈事件」での、志水裕策(緒形直人)のえん罪を晴らすための唯⼀の証拠動画が伊達原泰輔検事正(野村萬斎)によって消され、⾏く⼿を阻まれた明墨。6月9日放送・第9話を前に、飯⽥和孝プロデューサーと、「⼩さな巨⼈」などを手掛けてきた⽥中健太監督、「VIVANT」などを手掛けてきた宮崎陽平監督、「パパと娘の7⽇間(2022年)」などを手掛けてきた嶋⽥広野監督という3人の監督陣から終盤に向けての⾒どころポイントが到着した。

<飯田和孝プロデューサーコメント>

 第8話で志⽔の無罪につながる証拠が完全に消されてしまった明墨たちですが、可能性を信じて⾏動します。桃瀬礼⼦(吹⽯⼀恵)がえん罪の可能性に気付いた6年前をひも解いていく中で、桃瀬という検事の全容、明墨との関係が明かされていきます。逆転の鍵は、6年越しの桃瀬との“約束”、受け継がれた“意思”、そしてそこに集まった仲間の“絆”、すべてを集めて伊達原に挑みます。結末に向けて、残り2話、まだまだ隠された謎、裏切り、どんでん返しが待っていますので、ぜひご期待ください。よーくご覧ください。そうすると、最終回の⼤逆転の鍵に気付いていただけると思います。そしてmiletさんの主題歌「hanataba」も、特別アレンジバージョンが第9話ではかかりますので、そちらにもご注⽬を!

<⽥中健太監督コメント>

 検察官は100件に1回間違えただけで袋叩きにあってしまいます。作中で悪役として描かれている検察側ですが、検察官とは本当に酷な仕事です。伊達原にとって司法制度が揺るがないようにすることは、検事正としての守るべき正義の一つでもあるんですよね。もしかしたら(世の中の)えん罪事件とされているものの背景には似たようなことが起こっていたのかもしれない。そんなことが想像できるようになっていると思います。

<宮崎陽平監督コメント>

 第8話の伊達原がびっくりするほどに悪役だったので、視聴者の皆さんとしてはどう感情移⼊していいか分からないかもしれませんが、伊達原の⼈間的な部分もこれから描かれていきます。1⼈の検察官の必死さの裏返しとして見てもらえたら。第9話では、志⽔が明墨に尋問される前はどんな⼈物だったかを含め、より「⽷井⼀家殺⼈事件」が詳細に描かれます。どういう経緯で明墨、桃瀬、伊達原が絡んでいくのかに注⽬していただきたいです。

<嶋⽥広野監督コメント>

 第4話で登場した桃瀬が再び第9話で登場するので、そこにも注⽬してほしい。最初に登場してから時間が経っていますが、彼⼥の存在を意識できるように細かい仕掛けをしているので。それに、伊達原や桃瀬だけではなくて、今までスポットが当たっていなかったキャラクターにも動きがあるかも…。

「アンチヒーロー」第9話【プロデューサー&監督陣が語る見どころ】「まだまだ隠された謎、裏切り、どんでん返しが待っています」

【第9話 あらすじ】

 12年前の事件、唯⼀のえん罪の証拠である動画が伊達原によって消された。明墨は桃瀬の意思を継ぎ志水のえん罪を晴らすことは不可能なのか。赤峰柊斗(北村匠海)と紫ノ宮飛鳥(堀田真由)は独⾃の視点で12年前の事件を洗い直す。しかし、そこに迫る伊達原の魔の⼿、そして、裏切り…。

【番組情報】

「アンチヒーロー」
TBS系
日曜 午後9:00~9:54

文/N・E(TBS担当)



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