Feature 特集

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー2024/06/01

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

 ABCテレビが制作し、テレビ朝日系で毎週日曜午後10時から放送している、松本まりかさん主演の「ミス・ターゲット」は、政池洋佑氏のオリジナル脚本で描くエンタメラブストーリー。

 さまざまな男を手玉に取ってきた百戦錬磨の結婚詐欺師・朝倉すみれ(松本)は、和菓子職人の村松宗春(上杉柊平)との模擬挙式の最中、宗春の父で刑事の竜太郎(沢村一樹)に逮捕される。取り調べに応じるものの、宗春との関係が詐欺師とターゲットだと主張。ぼうぜん自失の宗春は稲垣謙(川西賢志郎)らに支えられ事実を受け入れていく。懲役3年の刑が下ったすみれが刑期を終え、出所するとそこには…。

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

 今回は、常に参考書を持ち歩き、熱心に勉強している結婚詐欺師見習い、うそがつけない性格のため、いまだに成功率は0%! すみれの背中を追いかけて結婚詐欺師になった、妹分の玉木萌を演じる鈴木愛理さんに、作品についてのお話や共演者とのエピソードを伺いました。

――出演が決まった際のお気持ちを教えてください。

「松本まりかさん主演のドラマで、まりかさんを筆頭に、昔からテレビドラマで見てきた方々の中にキャスティングしてもらえたのが奇跡のようです。クランクイン前はうれしい気持ちもありつつ、とてもドキドキしていました」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

――萌を実際に演じてみてどう思いましたか?

「萌は勉強熱心で結婚詐欺に関する知識はたくさん持っているけど、真っすぐな性格でうそがつけないという全く詐欺師に向いていない感じが面白いです。萌をよく知っていくと、彼女がいつも明るく生きている理由が分かってきて、そんな玉木萌という人物をどんどん好きになりながら演じています」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

――メインキャストの中で最年少とのことですが、今回の現場に入ってみていかがでしたか?

「これまでの現場では自分が年上であることが多く、自分よりも年上で、長くお芝居をされている方が多い現場の経験がほとんどありませんでした。だから、毎回とても勉強になりますし、すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」

――松本さんと、すみれと萌の居場所となっているスナックのママ・馬淵弥生を演じる筒井真理子さんとの3人のシーンも多いと思いますが、お二人とのエピソードをお伺いしたいです。

「筒井さんはいろんな話をしてくださり、シリアスなシーンを演じた後でもとてもフランクに接してくれます。まりかさんは私の誕生日を覚えてくれて、プレゼントもくださいました。人生で初めて本当のお姉さまたちができたみたいです。普段はなんでも自分で考えて1人で進めてしまうので、お姉さまたちに頼っているこの感覚が新しくて楽しいです」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

――ドラマの掛け合いを見ていても、雰囲気がいい現場なのがとても伝わってきます!

「筒井さんが、『まりかちゃんと3人のライングループを作って!』と言ってくださって。写真の共有をすることもあります。普段からスナックのシーンのような居場所ができたのがすごくうれしいです。ドラマをきっかけにそういう場所が増えるのはとても幸せです」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

――萌は勉強熱心な詐欺師ですが、“学ぶ”ことに対してどのように思いますか?

「“学ぶ”ことで自分が前進している感じがして、とても好きです。大学は自分の頑張り次第で卒業するまでの充実度が変わってくるので、バイキングでも元を取りにいきたいタイプの私はできるだけ勉強をし、自分の引き出しを増やせるように頑張りました。何かに本気で取り組んで悔しい気持ちになったとしても、プラスよりマイナスの感情の方が人間としての厚みが出る気がするので、物おじせずにチャレンジを続けていたら、いつの間にか“学ぶ”ことが好きになっていました」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

――アイドルや歌手、モデルとしても活躍されていますが、どんな時に役者をやっていてよかったと感じますか?

「初めて『歌手で女優の鈴木愛理』と紹介された際に、『まさか自分の肩書きに女優という言葉が入るなんて!』ととてもうれしかったのを覚えています。心のどこかで高校生ぐらいの頃からお芝居をやりたい願望はあったのですが、滑舌が悪いし、所属していたアイドルグループには私よりもお芝居が好きな子がいたので、私は歌でいかなきゃと考えていました。自分が入れる業界だと思っていなかったからこそ、勉強をやめたくないし、自信が持てないからこそ好きでいられています。それに、女優と歌手との行き来で気付くことがたくさんあります。泣くお芝居をした際、もっと汚く泣いてと言われ、なかなかうまくできず、共演者の方を長く付き合わせてしまった時もありました。そんな現場を経験した後のライブで、初めて失恋曲を歌いながら泣いてしまったんです。いつ見られても絶対的に完璧な自分でいたいと思っていた気持ちを、お芝居にいい意味で壊してもらい、歌の表現の幅も少し広がったように感じます」

――そうなんですね。

「別の作品では、すっぴんで、目の下にくまを描き、自分史上1番ボロボロな状態で演じることになりました。それまでは幻滅されたら嫌だとコンビニに行くだけでもメークするくらい気を張って生活していたのですが、世の中にすっぴん以下の状態で出てしまって、日常生活においてもなんだか気持ちが楽になった気がします。お芝居は自分自身の培ってきたよろいを1個ずつ外してくれます。よろいをつけるのはとても簡単だけれど、外すのはとても難しく、一つずつ外していくことで、よりお芝居を楽しめるようになってきました。正解はまだ分からないですが、成長していると実感できて、とても好きです」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

――最後に見どころを教えてください。

「コメディー要素もありつつ、主人公が結婚詐欺しかしてこなかった人だからこそのピュアな恋愛が描かれていて、本当の愛とはなんだろうと考えさせられる作品です。いろんなタイプの登場人物がいるので、感情移入する人を変えるだけでも、何周もできるドラマです。私もオンエアの際は視聴者目線で見ているので、今後もどうなっていくのか、すみれさんと宗春さんは最後にどうなるのか!? 一緒に日曜の夜を楽しみましょう」

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー
鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

第7話あらすじ

 宗春(上杉)との模擬挙式の最中、竜太郎(沢村)に逮捕されたすみれ(松本)は、取り調べには応じるものの、宗春との関係についてはあくまでもただのターゲットだと主張。一方、宗春はぼうぜん自失ながら、謙(川西賢志郎)らに支えられ、自分が愛したすみれが、父が長年追い続けてきた結婚詐欺師のミス・ターゲットであった事実を、少しずつ受け入れていく。すみれには懲役3年の刑が下る。萌(鈴木)は、弥生(筒井)とともにすみれの出所を待とうとするが、弥生はそれを拒絶する。「私たちのことは、忘れなさい」と告げ、萌を店から追い出す。そして3年後、刑期を終えたすみれを出迎えたのは…。

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

【プロフィール】

鈴木愛理(すずき あいり)
1994年4月12日生まれ。岐阜県出身。近年の主な出演作は「ある日、下北沢で」(TOKYO MX)、「推しが上司になりまして」(テレ東系)、「ドラマDELI」(読売テレビ)、配信ドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」ほか。

【番組情報】

「ミス・ターゲット」
テレビ朝日系
日曜 午後10:00~午後10:54

【プレゼント】

鈴木愛理「すてきな人たちとご一緒できる幸せをかみしめています」――「ミス・ターゲット」インタビュー

サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
TVガイドweb公式X @TVGweb(https://twitter.com/TVGweb)をフォローし、下記投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/1797431036793790523

【締切】2024年7月1日(月)正午

【注意事項】

※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。

テレビ朝日担当/M・S 撮影/尾崎篤志



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.