新番組「いくらかわかる金？～世の中なんでもHOWマッチ～」平野亮一プロデューサーが番組作りで大切にしていること2024/04/20

　4月27日よりTBS系にて新レギュラー番組「いくらかわかる金？～世の中なんでもHOWマッチ～」がスタート。初回は午後7：54から2時間SPでお送りします。

　本番組は昨年12月に特番として放送され、好評につき4月からレギュラー放送が決定したマネーリサーチバラエティーです。世の中の“ちょっと気になるお金事情”を番組独自で調査＆検証を行い、その結果をクイズ形式で出題。今まで誰も見たことがないようなさまざまな“お金にまつわる”調査×検証×クイズで、お金に関して学びながら親子で楽しめる企画を展開。司会は特番に引き続き、ハライチ・澤部佑さんと杉山真也アナウンサーが務めます。

　新番組のスタートにあたり、「バナナマンのせっかくグルメ！！」や「ベスコングルメ」を手掛け、本番組の企画・総合演出も担当する平野亮一プロデューサーに、番組が生まれた経緯や初回収録後の感想などを伺いました。

――レギュラー放送の初回収録を終えられての感想をお願いします。

「年末の特番で、スタジオのみんなが熱を込めてクイズの予想をしたり、一喜一憂したりする姿がとても良かったので、レギュラーでもそこを大切にしたいなと、演出も大事に作りました。それがしっかりとはまり、今回もスタジオが常に熱を持った状態で収録ができたのは本当に良かったし、手応えも感じました」

――澤部さんと杉山アナウンサーのコンビネーションはいかがでしたか。

「芸人さんとアナウンサーの司会進行になると、アナウンサーがルールを説明するだけという感じになってしまいますが、杉山アナの人間味、彼のキャラクター性もしっかりと出たことで、ポップに楽しく進行していて、澤部さんと息ピッタリでした。澤部さんと杉山アナがお互いを頼り、支え合っているところが良かったです」

――お二人を起用された理由を教えてください。

「節約術や財テクの情報番組のようになってしまったり、 “お金＝下品”なイメージになってしまったり……そのイメージを払拭してくれるような、かわいらしさやポップさを兼ね備えている人は誰かなと思った時に、澤部さんが思い浮かびました。澤部さんと誰にするか、他の番組や局ではできない座組は……と考えた際、杉山アナでやってみようと思いました。僕と杉山アナは同期、彼に腕があることを知っていますのでいい仕事をしてくれそうだし、威圧感のない感じもイメージ通りだなと。なので、この2人だとポップな座組に見えると思い担当していただきました」

――お金についての番組にしようと、この企画が生まれた経緯をお聞かせください。

「テレビ離れと言われている昨今ですが、土日に家族でテレビを見る風潮は残っているとは思います。では、年配の方から子どもまで家族で楽しめる番組はなんだろうと考えた時に、僕が担当している『バナナマンのせっかくグルメ！！』がヒントになりました。グルメ、いわゆる食事は全人類がしますよね。みんなに関係があることをテーマにすれば、多くの人に興味を持っていただけるなと。生活をする上でお金や金額は全員に関係あることだと思い、本番組が生まれました」

――本番組のキャッチコピーを“好奇心を貯め込むな。”にした理由やこだわりを教えてください。

「お金の話はみんなが興味のあることだけれど、気軽に聞いてはいけない空気がありますよね。本番組はいろいろなことを調査していくというのがベースにあるので、お金の話は下品なイメージ、話しづらい……そこをため込まずにどんどん調べて、調査して、発表していこうという意味が込められています」

――番組を作るにあたり、大切にしていることやご自身のスタンスなどありましたらお聞かせください。

「二つあります。一つ目は、インターネットで調べたことを逆算してロケをやるのではなく、やってみた結果を重要視していきたいということです。この番組で調べて分かったことを結果に出していくことが、番組がマンネリ化せず成長できるポイントだと思うので大事にしていきたいです」

――続けて、二つ目に大事にしていることをお聞かせください。

「二つ目は、スタジオゲストの皆さんがどれだけ熱くなれるかです。クイズでみんなが一喜一憂したり、盛り上がったり、初回収録でも上白石萌音さんやEXILE・TAKAHIROさんが感情を出しながらクイズに答えてくれ、熱量につながりました。タレントさんが心から楽しんでいる姿が番組のノリになる思うので、みんなが楽しめる工夫や仕掛けをしていきたいです」

――今後、本番組をこんな番組にしていきたい、こんな番組になったらいいななど思いがあればお聞かせください。

「ただ流し見をする番組ではなく、スタジオのみんなと一緒に視聴者の皆さまも楽しめるようにしていきたいです。クイズは、視聴者の皆さまもリモコンのdボタンで予想できるようなシステムにするので、みんなで参加しながら盛り上がれる番組にしていきたいです」

――クイズで当選したらグッズが当たるような仕掛けはありますか。

「クイズに答えてためたポイントにボーダーを設け、番組オリジナルグッズが当たるようにしようと思っています。ぜひご期待ください！」

――VTRゲストも豪華でしたが、どのように人選をしましたか。

「『くら寿司で満腹になるまで食べたらいくらかかる金（かね）？』ではハナコ・岡部大さんであったり、『プロの歌手が路上ライブをしたらいくら稼げる金（かね）？』では大江裕さんであったり、『スーパーの袋詰めで一番元を取れるのはだれ金（かね）？』については野々村友紀子さんであったり、企画ごとでその環境を楽しんでくれそうな人や、視聴者がイメージしやすい人にオファーを出しています」

――今後、特番として大きな企画をやってみたい思いはございますか。

「番組がどんどん定着していって、皆さんの見方やノリが分かってきたら、大きい企画もやっていきたいですね！」

――最後に視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。

「お金番組ということで情報番組では？と、勘違いされることが多いとは思います。でもそうではなく、お金というテーマで今までやってこなかったことを番組が汗をかいて調査しました。その楽しさをお伝えしたいです。あと、大盛り上がりのスタジオを見た視聴者の皆さまも一緒に楽しく盛り上がれるように作りました。“テレビを見る”というより“参加する”気持ちで感情移入しながらお楽しみいただきたいです」

――ありがとうございました！　スタジオゲストと視聴者全員が楽しめる番組にしていきたいというスタンス、すてきだと思いました。