「中居正広の土曜日な会」から生まれた「さよなら大好きな場所」が特番化! 劇団ひとり、杉野遥亮、井桁弘恵が魅力を語る2024/04/05
4月5日にテレビ朝日ほかで放送される「さよなら大好きな場所」。「中居正広の土曜日な会」の“企画工場な会”で放送された感動企画が特番化。閉店する飲食店や閉校する学校などの最後の日が決まった場所にカメラを置いて、その場所を愛する人たちが自らカメラを持って最後の時間を撮影します。
今回、最後の瞬間を取り上げるのは、埼玉県・坂戸市で地元の人たちに愛され続けていた町中華・龍馬と、兵庫県・神戸市の山奥で家族3世代が一丸となって100年の間続けられてきた燈籠茶屋、そして、今年3月で在校生の2人が卒業し、閉校が決まってしまった福島県の桶売中学校。3カ所それぞれに“さよならカメラ”を設置し、その場所を愛する人たちの最後のひと時に密着します。
放送に先駆け、収録を終えたばかりの劇団ひとりさん、杉野遥亮さん、井桁弘恵さんを直撃。番組の魅力や見どころをお聞きしました。
「中居正広の土曜日な会」から企画を見てきたひとりさんは、パワーアップした番組について「『中居正広の土曜日な会』からスタジオの雰囲気もよくて、素晴らしい映像が見られたなと思いました。今回は前回の放送からあまり時間が空いておらず、スケジュール的にも厳しかったと思うんですけど、一本一本のテンポがよく、より見やすいVTRになっていたと思います」と印象を伝えながら「今まではお店からの目線ばかりでしたが、お客さん側の目線での物語も見られて、より深みのある内容に心打たれました」と番組がより魅力的になったと話します。
今回から番組に参加した杉野さんは「映像を見た時、(疫病や戦争など)殺伐としているニュースがあふれる世の中に、人の温かさに触れる番組に出られたのはよかったと思います。収録に参加する前よりも元気になった気がしています」と励まされたようで、井桁さんも「1本目からグッと来てしまい、自分でもコントロールができないぐらい気持ちが高まってしまうVTRになっていました。一般の方がご厚意で動画を回していただいて、それを見るというのはなかなかできないすてきなことで、皆さんの人生の大事な思い出を分けていただいたという感覚に、温かい気持ちになりました」とコメント。
今回のVTRで印象に残っていることに関して「100年続いたお店の終わる瞬間を見られたことは貴重な体験で、最後のお客さんが運命的に感じました。短い映像の中にものすごくたくさんのドラマがあったと思います」とひとりさんは感動の面持ち。
杉野さんは「桶売中学校の2人がとても印象的でした。町の人たち全員が一緒になっていい人間関係を築いていたり、先生方と映像を撮っていた生徒を見て、あのような青春時代を過ごしてみたいと思ってしまいました」と思いがあふれます。井桁さんは「中華料理店のお客さんが言っていた、『香りまで好きで、思い出だった』というお話が印象的です。お店との関係性だけでなく、周辺地域の雰囲気や景色もすべて含めて、いろいろな方の思い出になっていたと感じましたし、味だけじゃなくいろんなところに思い出があるんだなと実感しました」と発見があったよう。
また、番組の魅力についてひとりさんは「どこにでもある身近なお店や身近な人たちにもたくさんのドラマがあることを気付かせてくれる魅力があり、あらためて自分の日頃の生活の活動範囲を見直したくなる、そんな魅力がある番組になっています」と身近なところにあるドラマを挙げ、杉野さんは「僕はあまり行きつけの場所や外食する飲食店がないので、VTRを撮ってくださった方々がうらやましいなと感じました。こういう生活をするのもいいなと思ってしまう番組になっています」と普段外では食事をしないからこそどこか感じるものがあったようです。
そして、収録中何度も感動する様子を見せていた井桁さんは「お客さんとお店の人という関係性を超えた、人と人との心のつながりや学校の先生と生徒を超えた、人の心の深くにある温かさをじっくり見られる番組だと思います」とその魅力をあらためて言葉に紡ぎます。
ひとりさんは「街で見かけるなんでもないお店だったり、隣で食事をしている人だったり、普段は何も思わないで見過ごしちゃう人たちもそれぞれにドラマがあって、いろいろな思いがあるんだなっていうのを感じました」と収録中にたくさんの人たちの思いに触れたことで共感したこともあったと明かします。杉野さんも「僕は経験したことがない世界でしたが、桶売中学校の2人の卒業というところに身近さを感じて、どこかグッと来たものがあって思わず感動してしまいました」と親近感を伝えます。
常連客の言葉に何度も心を動かされていた井桁さんは「中華料理店のお客さんが『もっといろいろなメニューを食べておけばよかった』と後悔を口にしているところに、ずっと続くと思っているから今まで何も感じなかったことに、いざ終わりが来るとすごくいとおしくなるところに人間らしさを感じてとても共感しました。身の回りのことにも、いつか終わりが来るかもしれないという心構えを持って向き合っていきたいという学びもありました」と気持ちを新たに。
「もし今後、自分の大好きなお店だけれど、残念ながら閉店してしまうという情報があったらスタッフがカメラを置きに行きますので、ぜひ番組まで!」と放送を前に早くも次回の収録をにおわせるひとりさん。杉野さんも「温かさに触れられるのを楽しみにしています」と次回への期待をのぞかせ、井桁さんは「何か涙を拭くものを準備して見ていただきたいです。人のいろいろな思いを知れてどこかすっきりできる、ちょっとしたデトックス効果があるような番組になっているので、身近な方やお店を思い浮かべながら見ていただければと思います」と視聴者に呼び掛けました。
誰かの大切な場所の思い出とその最後のひと時に触れる、どこか共感できて、思わずうるっとして心温まる、そんな気持ちになれる「さよなら大好きな場所」、ぜひご覧ください!
【番組情報】
「さよなら大好きな場所」
テレビ朝日ほか
4月5日 午後11:15~深夜0:15(※一部地域を除く)
テレビ朝日担当/S・A
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