長野凌大、女性の姿もかわいいと評判!「なんだ、この俳優は?って衝撃を与えたい」――「シークレット同盟」インタビュー2024/04/04
韓国発の衝撃的な同名漫画を主演・松井愛莉さん、共演に長野凌大さん(原因は自分にある。)、長妻怜央さん(7ORDER)で実写ドラマ化した「シークレット同盟」が、4月4日より読売テレビでスタート。男性恐怖症の悩みを抱えるイケメン女子・宇吹詩杏を松井さん、詩杏に急接近する狂気のストーカー美女・東條律子を長野さん、詩杏がアルバイトするカフェの料理長で絶世のプレーボーイ・蓮見結心を長妻さんが演じる。
ここでは第1話の放送を前に、律子を演じる長野さんにインタビュー。作品への思いから共演のお二人とのエピソードを聞いた。
――ドラマ出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
「ドラマのメインキャストが僕自身初めてで、うれしかったです。どこか一つでも爪痕を残せるように頑張りたいなと思いました」
――役作りはされていますか?
「女性の格好をしていて、世の中の方からは女性に見られているという役柄なので、まず自分が女性として生きた経験がなかったので、1回、女性として生きる時間を作った方がいいなと思って。役作りの一つとしてプライベートでカツラを自分で買って、カツラをかぶって本屋さんに行ってみました」
――周りの人の視線とか感じました?
「歩いてみると、みんな見ていないから、意外と他人に興味ないんだなって(笑)。溶け込めているって思ったのですが、お会計の時に声を出したらばれてしまって…。これ以上しゃべれないなと思って、もっと袋いりますとかポイントつけたいですとか言いたかったのですが、諦めてそのまま雑誌を手持ちで帰ってきてしまいました」
――本作の情報が解禁された時の周り反応はいかがでしたか?
「ビックリだったんじゃないですかね? ドラマってだけでも驚くのに、それが女性の見た目で、律子って役名で…。みんなビックリしていたし、かわいいねって言ってくれて安心しましたね。メンバーも『かわいい』って言ってくれて、よかった~って思いました」
――原因は自分にある。のメンバーも見てくれますか?
「たぶん見ると思います。それぞれ出ている作品とかも時間がある人は見ていたりするので、感想が楽しみです」
――律子を演じている姿がとてもかわいいのですが、この姿でメンバーを落とすならどなたでしょうか?
「皆さん落とせるかなと(笑)。メンバーの最年長で武藤潤くんに写真とか見せたら『かわいい!』って言ってくれて、素直にうれしいなって」
――役との共通点はありますか?
「律子って本当にヤバい子なんですけど、根っこにある詩杏先輩への気持ち、いろんな手を使って詩杏先輩に向かっていく気持ちは、自分も絶対この仕事で生きていくって思いがあるので、一つのものに向かっていく熱意は自分に照らし合わせることができたなって思います」
――逆にここは違うという点は?
「好きな女性のために女装はしないですね。そこまで追っていくような恋はしないかと思います」
――もし好きになった女性が男性恐怖症でも?
「それだったら、遠くから見て諦めます…」
――撮影で楽しみにしていることはありますか?
「ドラマの現場は初めてではないんですが、長期的なのが初体験で、松井さん、長妻さんのお芝居を間近で見てすべてに刺激を受けているので、毎日が楽しみです」
――松井さんと長妻さんの印象はいかがですか?
「最高です(笑)。自分は一方的にテレビで見て知っていた方々だったので、めっちゃ怒られたらどうしようとか、『ちゃんとやれよ』とか言われたら泣いてしまうかもって思うくらい緊張していたのですが、最初からお兄ちゃん、お姉ちゃんって感じで優しく接してくれるし、お芝居もどうこう言うのではなく、背中でやっている姿を見せてくれるので、引っ張ってもらっています。お人柄がすごいんだなと思います」
――撮影を拝見して、皆さん和気あいあいとされているのですね?
「そうですね。現場が皆さん優しくて、いい緊張感もありつつも、いい意味で上下関係とかもなく。そんなに他の現場を体験したことがないのですが、皆さんいい現場って言われるので、ガッツリ1本目のドラマがこの作品で恵まれているなって思います。厳しくされるのは苦手なので、1本目がこのドラマで『ありがとうございます』っていろんな人に言いたいです」
――今作が全話衝撃ということで、最近衝撃を受けたことはありますか?
「松井さんです。泣くお芝居の時にその前まで普通の雑談をしていたのに、よーいスタートで涙がダーッと流れて、そこに衝撃を受けました。これがプロの世界だって。それは忘れられないですね」
――演じている律子は狂気のストーカーという設定ですが、ご自身が好きで追いかけているものはありますか?
「音楽をやっているので、いろんな楽曲を聴いたり、ライブもいろんな場所に行ったりとか。生で見ることを大事にしています。アニメだと『エヴァンゲリオン』が大好きです」
――世代ではないですよね?
「生まれていなかったんですけど、あらためて見るとすごい作品だなって思って。『シン・エヴァンゲリオン』を映画館でやっていた時は8回くらい見に行きました。もともとビジュアルを見て気になっていて、見てみなきゃと思って昔のアニメを配信で見て、衝撃ではまってしまいました」
――作品のタイトルにちなんで、シークレット、内緒にしておきたいことを特別に教えていただけますでしょうか?
「この作品で自分のことを知ってくれる方が多いと思うんですけど、グループでは『不憫キャラ』って言われるんですよ。それは隠してクールな俳優でやっていきたいです(笑)。あと、人見知りなんですけど、仲良くなるとずっとしゃべっています」
――撮影でお忙しいかと思うのですが、ストレス発散法は何かありますか?
「お風呂で歌うことと体を動かすことですね。筋トレはインナー系をやっています」
――最後に今作への意気込みをお願いします。
「この作品で僕のことを知ってくださる方がたくさんいると思うのですが、その方たちに『なんだこの俳優は?』って衝撃を与えたいですし、僕のファンの方にも普段とは違った一面を見せて、もっともっとできるんだぞってところを見せられたらと思います」
――ありがとうございました。
【プロフィール】
長野凌大(ながの りょうた)
2003年7月16日生まれ。静岡県出身。ボーカルダンスグループ「原因は自分にある。」のメンバー。23年のドラマ「沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call〜寝不足の原因は自分にある。〜」(テレビ東京)に出演。
【番組情報】
「シークレット同盟」
4月4日スタート
読売テレビ
木曜 深夜0:59〜1:29
取材・文/N・R
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