オードリー・春日が極秘で1年間の英語レッスンを受けていた!? 「やってやろう」の精神で「世界の春日プロジェクト」が動き出す!2024/03/25
オードリー・春日俊彰さんが世界に進出するためのプロジェクトが始動! その名も「世界の春日プロジェクト」。世界進出のために2023年の3月から極秘で1年間の英語のレッスンを受けてきた春日さんに密着した様子が、3月26日にNHK総合で放送されます。
ボディービルディング、エアロビクス、フィンスイミングなど、これまでさまざまな競技に挑戦してきた春日さん。英語への挑戦は、持ち前のガッツと面白がる精神があふれたものでした。「I think…I was very excited.Very fun.(とてもエキサイティングだった。楽しかった)」という英語のコメントで始まった収録後のインタビュー。やっと世間に発表できたことに解放感を覚えながらも、1年間の挑戦を楽しそうに振り返ってくれました。
英語の習得には今後のキャリアの可能性を感じている
――収録を終えていかがですか?
「『1年間英語を勉強していた』ということがようやく世間にオープンになるという感じです。本当に、誰にも言わずに1年間勉強していましたから。ワイフ(妻)にも言っていないですからね。でも、1年間練習をして何かの大会に出場するということは今までやってきたので、気付いているかもしれないですけど。ロケでアメリカのロサンゼルスに行ったことも話していないです」
――番組は1年前から決まっていたのですか?
「『1年後に英語がペラペラ話せる状態で放送する番組をしますので、今日から勉強してください』と聞かされるところからスタートしました。1年後に番組をすること以外は何も知らなくて。ゲストたちには『よく1年も毎日勉強できましたね』と言ってもらったんですけど、もうやるしかないというか、やらざるを得ないという感じです(笑)。NHKさんが春日の番組枠を押さえていましたから。だから本当に今日を迎えられてよかったです。『ええと…』と一言も話すことができない状態だったら地獄ですから(笑)」
――エアロビやボディービルなどこれまでの挑戦との違いはありましたか?
「挑戦のゴールや過程の見せ方が違いますね。今までの挑戦は『大会に出て優勝する』というようにゴールが決まっていて、そのために1年間練習するというものでした。放送では挑戦の過程を見せてから、さあ結果は?という順番です。今回は、春日の英語の上達具合を披露してから、挑戦の過程を詳しく見せていくという順番です。過程に密着されるのは初めてだし、面白いと思いました。センスのある方が考えた番組ですよね。大したものです(笑)。ゴールは『英語を勉強すること』ではなくて『世界の春日になること』。海外の番組や映画に出演できる可能性も秘めているので、私の人生にとってプラスになると思います。日本のケン・ワタナベ(渡辺謙)やヒロユキ・サナダ(真田広之)に続く、ジャパニーズコメディアンとして、ミスターアヤベ(ピース・綾部祐二)と追い付け追い越せでやっていきたいですね」
大人になってからの英語習得は大変なイメージを持っていた
――もともと英語学習に対してどんなイメージをお持ちでしたか?
「時間がかかるイメージですね。大人になってから習得するには最も難しいジャンルの一つだと。ロサンゼルスに行った時に、ピースの綾部さんと一緒に食事をしたんですよ。でも、彼の英語を聞くことはありませんでした(笑)。綾部さんは、日本人に会わないようにして英語漬けで生活していても、ネーティブのように話せるようになるのは難しいと言っていました。実は僕、4年ぐらい前までは年に1回スーパーボールのお仕事でアメリカに行っていて、そのたびに綾部さんと会っていたんですけど、あまり英語が上達している印象がなくて…。『やっぱり難しいんだ』と思いました」
――学生時代の英語力はいかがでしたか?
「得意ではなかったです。大学に進学するための大事な試験で、英語で100点満点中8点を取ってしまって…。希望の学部に行けませんでした(笑)」
――チャンク(言葉を塊で丸ごと覚える学習方法)での英語学習はいかがでしたか。
「英語を勉強する前は『大変だろうな』と思っていました。番組スタッフと英語の先生たちも大変さを理解してくれた上で、1年間である程度まで上達できるようになるためのチャンクを提案してもらいました。主語や述語などの文法で覚えるのではなく、言葉の塊で覚える。文法を無視したチャンクもあるんですよね。文法的にはおかしいけど、チャンクではこの言い方みたいな。日本語でもあるじゃないですか。例えば…。パッと出てこないですけど(笑)。一個一個の単語だと別の意味だけれど、三つの単語を合体させると新しい単語となる。この単語の組み合わせはこの意味という感じで覚えていきます。結果は番組を楽しみにしていてください!」
パワーの源は「面白がる」「やってやろう」という気持ち
――「やるしかない」状況からすごく楽しく学ばれたように思いました。レッスン内容はいかがでしたか?
「授業はとても楽しかったです。毎週1回のネーティブの先生とのマンツーマンレッスンでは『ハンバーガーショップで注文する』とか『ホームパーティーに呼ばれる』など、シチュエーション別の会話レッスンがあって、そのままロケで実践することができました。さらに会話の内容も工夫されていて、『マイクはテニスをしている』のような学校の教科書に出てくる会話ではなく、ピンクのベストの話や洗車した話のように、春日を題材にした会話になっているんです。恐らく、スタッフさんが春日のラジオなどを聞いて、レッスン内容に盛り込んでくださったんだと思います。『ケチだ』とか『体を鍛えている』なんていう会話もありましたね(笑)。会話の最後にオチもあったので、コントをしているようで楽しかったです。春日のままで学習できたことはモチベーションにつながりました」
――座学で習ったことをさまざまな方法で実践していました。特に大変だった実践はありますか?
「その日の出来事を英語で30秒間話す動画を毎日撮影することですね。英語で話すことよりも、内容を考えることが大変でした。ロケなどの話題がある日は苦労しないのですが、何も起きない日の方が多いんですよね。でも、『今日は朝起きて〇〇を食べておいしかった』で済ますのも気持ち悪いので、話題を絞り出すのがかなりタフでした」
――モチベーションはどのように保たれていたのですか?
「1日でも欠かさずに撮影した方が面白いだろうなって。番組では撮影したすべての動画が放送されるわけではないので、何日分かが足りなくても番組は成り立つと思うんですよ。だからこそ、毎日撮影した方が面白いと思いました。『やってやろうじゃないか』という気持ちで臨んで、スタッフさんを引かせてやろうと。過去のさまざまな競技への挑戦も同じ気持ちです。『そんなにやらなくてもいいですよ』と言われるぐらい徹底的に取り組みました。動画以外にも、5週に1回の確認テストも満点を取ってやろうという気持ちで受けていました」
――英語を勉強する過程で気付いたことはありますか?
「30秒という短い時間でも毎日実践していると、カタカナ英語じゃなくなってくるので『自分で話してみること』はやってよかったと思います。また、レッスンでは外国人キャラになり切って、少しふざけた感じで話す方が褒められました。それにしても、お金や時間をかけて苦労して英語を習っている人が多い中で、無料でレッスンを受けることができて報酬もいただける。世界進出も目指すことができる。こんなラッキーはないですよ」
――ロサンゼルスで大物にお会いするのは緊張しませんでしたか?
「『とりあえず会ってもらいます』『OK! OK!』という感じで、どんな方なのか全く知らないままお会いしたので、VTRですごい人だと知って驚きましたね。カメラが回っていたから積極的に会話しようとしましたけど、カメラが回っていなかったらあんなにいかないですよ(笑)。相手は全然笑っていなかったですね(笑)。よく話を聞いてくれましたよ」
相方・若林に使いたい英語とは…?
――相方の若林正恭さんはどんな反応をしそうですか?
「『今回は英語なんだ』ぐらいじゃないですかね(笑)。『え! 1年間誰にも言わずに英語を勉強してたの!?』なんて驚くことにはならないと思います。『体を動かす系じゃないんだ。いいじゃん』みたいな。反対はされないでしょうしね。エアロビを経験した時は漫才のネタに取り入れたので、『ネタに英語のワンフレーズを入れてみるか』はあるかもしれませんね。今までは英語の勉強をしていることを誰にも話せなかったので、気を張っていた部分もあったかもしれないです。分からないふりして必死にこらえていたこともありましたし。でも、もう解禁したので、これからはいろんな場面で英語が出るかもしれないですね。若林には『Pardon?(もう一度言ってください)』と何度も言ってしまうかもしれません(笑)」
学びあり笑いありのドキュメンタリー。ゲストは、ハライチ・澤部佑さん、井桁弘恵さん、王林さん、影山優佳さんです。春日さんがレッスンを受けている様子やロケでの実践を見たゲストたちのリアクションは!? 英語を学びたい人、英語学習が続かなくて悩んでいる人にも新たな気付きがあるかも。春日さんの上達ぶりや実践方法については、オンエアをチェック!
【番組情報】
「世界の春日プロジェクト」
NHK総合
3月26日 午後10:45~11:45
NHK担当/Y
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