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【≠ME 1stアルバム「Springtime In You」発売記念SPインタビュー】グループ結成から5年、メンバーが感じた“≠MEの青春の瞬間”2024/03/20

――本日発売された「Springtime In You」はノイミーが結成されてからの5年をたどったものでもあると思うのですが、皆さんにとってこの5年はどんな期間でしたか？

永田　「私は≠MEになれて、みんなと出会って、今までの人生の中で一番充実していますし、自分がいろいろなことを考えて、いろいろな感情になって、一番人間らしく過ごせた5年間だったなと思っています。≠MEになる前の自分は、家族にも『家でもよく笑うようになった』と言われるくらい、昔はずっと静かな子だったみたいなのですが、本当に別人だったのではないかというくらい今は成長して人が変わって、ノイミーのみんなと笑い合う時間がとにかく楽しくて、大好きなみんなと出会えて本当によかったなと、結成日を迎えるたびに思います」

落合　「将来の夢を持ち始めた時から『アイドルになりたい』とずっと思っていたので、自分の中でも“アイドルへの理想像”みたいなものがあったのですが、それをかなえていけるのがノイミーだなと、この5年間で特に感じています。本当にいろいろなことやいろいろな楽曲にも挑戦させていただきました。加入当初、指原さんが『楽しいことよりつらいことの方がきっと多いと思う』と私たちに言ってくださって、悔しいこと、つらいことも確かにあったのですが、このメンバーだからこそ、ここまで頑張ってこられたなと思います。私がずっと思い描いていたアイドルとして理想の活動ができていますし、その活動はこのメンバーじゃなかったらきっと頑張れていないと思うので、あらためてノイミーに入れてよかったなと思える5年間でした」

――初のオリジナルソング「≠ME」のMVが公開されてから約4年がたって、1stアルバム発売となります。初めてMVを撮影した時のことは今でも覚えているものですか？

全員　「覚えています！」

尾木　「初めてのリップシーンで、一筋の光に照らされながら菜々風が夜まですごく苦戦していたことを覚えています」

冨田　「私がプレッシャーに弱いので、緊張して『どうしよう！』となってしまうことがスタッフの皆さんもなんとなく気付いてくださっていて、いろいろ考慮した上で順番を一番最後にしていただいたのですが、逆にそれがダメだったみたいでした…（笑）。みんな初めてのMVでしたし、初めてのリップシーンでたくさん練習もしていたので私も練習してきたのですが、みんなを見て『本当にみんなすごい！　すごいメンバーが集まったグループだ！』と1人でどんどん焦ってしまって。最後に『撮るよ！』と声をかけていただいた時に、頭が真っ白になってしまったのですが、メンバーが応援してくれました」

落合　「モニター前で『頑張れー！』って応援していたね（笑）。懐かしい！」

冨田　「みんなが『大丈夫だよ〜！』と励ましてくれて、なんとか終えることができました。あの頃から今を比べると、本当に別人に生まれ変わったようです」

――5年たって、今ではリップシーンの撮影では成長を感じることも？

冨田　「…どうなのかな？」

蟹沢　「上手になっているよ！　大丈夫！」

冨田　「本当に!?　うれしい！　こうやってみんなが応援してくれて、その次に撮影した『「君の音だったんだ」』では『もう前回のようなことは起こさないぞ！』と思いながら、その時も必死に練習して挑んだんです。撮影後に指原さんが『うまくできていたよ！』と言ってくださったことをスタッフさんから教えていただいて、その時にすごく成長したなと実感しました。私に限らず、みんないろいろな場面で、一回りも二回りも三回りも成長していると思います」

――今回、アルバムタイトルが「Springtime In You」ということで、「君の中の青春」という意味が込められていますが、最後に皆さんが“≠MEで感じた青春の瞬間”を教えてください。

尾木　「≠MEというグループだからこその青春かもしれないのですが、ライブなどで何か新しい発表をしていただくことや、ライブ以外でも“メンバー全員で涙を流す瞬間”というのはこの5年間に何度もあって、それは貴重なことだと思います。そこまで誰かの感情に触れることも触れられることもないと思いますし、お互いが涙を見せられる関係性があるのもノイミーだからこその青春で、ノイミーにずっといたいと思います」

――ライブで何か発表があるたびに、すぐ近くにはファンの方もいらっしゃるからこそ、よりその青春というのは実感しそうですね。

尾木　「そうですね。今考えると、何千人を前に涙を見られるって不思議な気持ちです（笑）。恥ずかしくなってきた！」

蟹沢　「でも、皆さんも一緒に泣いてくれるからね！」

川中子　「私も普段の日常がもう青春だなと思っています。楽屋などでたわいもないことを話している時間が青春だと感じていますし、すごくすてきな関係ですよね。年齢も違って、ここでなければ巡り合えなかったメンバーがこうやって出会って、家族のようだけど家族でもなく、友達でもない“仲間”という存在で、そんなみんなとたくさんの日々を過ごしてきて、一緒にいていろいろな感情になった日々すべてが青春です」

尾木　「この5年、家族よりも一緒にいると思う」

落合　「間違いない！」

永田　「なつみんが言った楽屋での時間も好きなのですが、私はみんなと過ごす時間の中で移動中のバスの時間がすごく好きで、青春を感じます。いつもにぎやかなのですが、たまにみんながすごく元気な時があって、特に印象に残っているのが、後ろの座席で何人かがゲームをしていて、みんな本当に声が大きい（笑）」

尾木　「私もいたよね。ごめんなさい！（笑）」

永田　「でも、それを聞いているのも楽しかったですし『もう少し静かにしてね』というのも楽しくて。あと、私が（櫻井）ももちゃんからすごく効果のある漢方ののどあめをもらって、その漢方の香りがすごく刺激的で、バス中にその匂いが充満してしまったこともありました（笑）」

尾木　「ノイミーはそういうことがよくあるよね。（鈴木）瞳美が二郎系ラーメンを食べて、誰かが納豆を食べている時もある」

永田　「そういう時に遠慮なく言い合える時間も、今ではすごく楽しいです。今回のMV撮影中も、みんなで教室に集まって笑顔の瞬間を撮るシーンで、みんなで話していたことがとにかく面白くて、笑い合っているあの時間は本当に青春だったなと思います。大好きです」

蟹沢　「今、どの瞬間も青春だなと思いながら考えていたのですが、おいしいご飯をみんなで一緒に食べている時に、みんなで『おいしいね』と伝え合う時間は青春だよなとふと感じました。『≠ME』の中にも『いつか 美味しいご飯食べる時 僕を思い出してほしいなんて ズルいよね』という歌詞があるのですが、みんなのお話をこうやって聞いて、おいしいご飯を食べている時は『青春しているな！』と思いますね。私たちは『≠ME』をはじめ、いろいろな楽曲をこれからもずっとお届けしていきますが、これから何十年もたった後に、その楽曲を聴きながら『私たちとファンの皆さんはきっと“君”と”僕”をお互いに当てはめて思い浮かべるんだろうな』なんて思いながら、今1人で浸っていました。みんなで一緒にいる時間、おいしいご飯を食べている時間は、特にメンバーと青春しているなと思います」

冨田　「このアルバムのジャケット写真の撮影終わりに、全員で手をつないでグラウンドを走って退場したのですが、その理由が『「君の音だったんだ」』のMV撮影が全部終わって『お疲れさまでした！』と言った後に、みんなで手をつないでグラウンドを走った時間があったから、それを今回でもやろうとなったんです。いざみんなでやった時に『昔やったことを数年たった今でもこうやってみんなで走っていて、この瞬間はすごくエモーショナルだな』と、実はあの日、私もジーンとしていました」

――込み上げる思いがありそうですね。

冨田　「ただ、河口夏音ちゃんが挟んでいたカイロを落として、少し笑いに包まれながらその日は終わりました（笑）。みんなで走ることが多いのですが、そうやって走っている瞬間は青春だなと思います」

永田　「ノイミーって、何かあるたびに誰かが何かを落とします（笑）」

落合　「そうだね（笑）。みんなが言ってくれた“日常でのたわいもない会話”や、萌ちゃん（蟹沢）が言ってくれた“みんなでご飯を食べる時間”、プライベートでもお仕事以外の時間でもみんなと遊ぶ時間が本当に多くて、そういう時間すべてが私にとって青春です。でも、私にとってのノイミーの青春は『≠ME』の（歌詞の）中で『好きだ！』と叫ぶところが一番青春を感じます。デビューステージのTIF（TOKYO IDOL FESTIVAL 2019）からあの楽曲を披露させていただいているので、いろいろなステージでメンバーみんなで『好きだ！』を叫ぶ瞬間が、ノイミーにとって、私にとっての一番の青春なのかなと思っています。それは、メンバー全員で『好きだ！』と言えることももちろんですが、ファンの皆さんもその時一緒に『好きだ！』と叫んでくれることが、皆さんと私たちで青春を作っている気がします。その瞬間が一番ノイミーとしての青春を感じる瞬間ですね。これからもいろいろなステージで青春を叫んでいきたいと思います」

取材・文／平川秋胡　撮影／尾崎篤志

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