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三浦獠太「タケシは朝ドラには新しいジャンルのキャラクターだと思いました」――「ブギウギ」インタビュー2024/02/29

三浦獠太「タケシは朝ドラには新しいジャンルのキャラクターだと思いました」――「ブギウギ」インタビュー

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。今回は、福来スズ子(趣里)の新人マネジャー・柴本タケシ役の三浦獠太が、役柄への思いや作品の見どころを語った。

 本作への出演が決まった時の感想を問われると「マネジャーさんから連絡をもらった時にとても驚いたのですが、マネジャーさんが淡々と話すので、もしやドッキリ?と思ったり、ちょっとした通行人の役なのかなと、台本をいただくまで信じることができなかったりしたのですが、いざ台本を読んだら、こんなに登場シーンが多い役なんだ!と、また驚きました。そこでようやくじわじわと出演できる喜びが湧いてきたような気がします」と語った。

 自身の役柄については「タケシは朝ドラには新しいジャンルのキャラクターだと思いました。仕事が続かなかったり、やりたいことが見つけられなかったり…ニートやフリーターの先駆けのような、今どきの若者で、こういった人間がこの時代にもいたのかと驚きました。でもいろいろ調べていくうちに、どの時代でもスイッチがなかなか入りにくい、もがいている人間は存在していたんだと考えるようになりました。時代によって経験することは違えど、大本は変わらないだろうなと思うので、そういう若者のもろさや真っすぐさをしっかり演じていけたらと思っています。はたから見たら『ちゃんとしろよ!』と思うところがありつつも、どこか憎めなかったり、優しさを感じられるところもあったりするので、この子なりに一生懸命なんだなと思っていただけるとうれしいです」とコメント。

三浦獠太「タケシは朝ドラには新しいジャンルのキャラクターだと思いました」――「ブギウギ」インタビュー

 さらに、スズ子を演じる趣里の印象については「趣里さんは同じ事務所の先輩でお世話になっていて、今回現場でお会いした時も『よく来たな!』と迎えてくれました。趣里さんが明るく現場を引っ張っていく姿は尊敬しますし、いつも言葉よりも背中で見せてくださるので、『趣里さんについていこう!』という気になります。僕がまだ新人だった頃に、趣里さんにワークショップで演技を指導していただいたこともあるので、そういった意味では、スズ子とタケシの関係性にも重なる部分があります」と明かした。

三浦獠太「タケシは朝ドラには新しいジャンルのキャラクターだと思いました」――「ブギウギ」インタビュー

 最後に、視聴者に向けて「ドラマの中では楽しい出来事もあれば、戦争や大切な人との別れなど悲しい出来事もあって、これからもいろいろなことが起こっていきます。その中で、タケシが少しでもお茶の間を明るくできたらいいなと、ご覧になってくださる方々に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います」と呼び掛けた。

【番組情報】

連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BS プレミアム4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか

NHK担当/kizuka



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