ついにメジャーデビュー！Mr.カラオケ★バトル林部智史　番組やプロへの道のりについて直撃！2016/03/15

　全国の“歌うま”達が、カラオケマシンの採点機能を使ってし烈な戦いを繰り広げる、テレビ東京系で放送中の「THEカラオケ★バトル」（毎週水曜　午後6：57）。この番組では、全国からプロ・アマ問わず個性豊かな挑戦者が大会に出場し、美声を披露しています。

　多くの出場者の中でも「Mr.カラオケ★バトル」と言わしめる男、林部智史さん。EXILEのATSUSHIさんらを輩出した「ESPミュージカルアカデミーヴォーカルコース」を首席で卒業するという驚異の歌唱力を持ち、カラオケバトルにも最多出場、「2015年間チャンピオン大会」では2回連続で100点満点を出し優勝された経歴をお持ちです。

　さらに、その歌唱力が認められ2016年2月24日には「あいたい」でメジャーデビューを果たされました。3月16日に放送の「年間得点TOP22集結！春のグランプリ4時間スペシャル」では、優勝を懸けてプロとして初めて出場する林部さんに、メジャーデビューや番組に対する思いをお伺いしてきました！

── 改めまして、メジャーデビュー、おめでとうございます！　林部さんはもちろんファンの方もかなり待望のメジャーデビューだと思うのですが、感想をお聞かせください。

　今回のデビュー曲の「あいたい」自体は2015年5月くらいから出来ていて、デビューに向けて売り込んでいたんですが、自分の中ではこの曲と出合ってから2月24日にリリースするまで長かったなと思っています。

　いろんな所に「あいたい」という曲を持って行ってもなかなか話が進展せず、今の事務所で「デビューが決まりそうだよ」と言われても、難しいんだろうなという感覚でいました。

　デビューのきっかけは、今の事務所の社長がある曲を歌わせたい人を探していて、カラオケバトルに僕が出演しているのを見てこいつに歌わせてみようと思ってもらえたからなので、本当に何から何までカラオケバトルのおかげだと思っています。

　ただ、先日CDを出しましたけど、あまり実感が無いですね。ずっと不安だらけだったのでうれしいというよりも今も不安な部分があって、2曲目をリリース出来たらどんな曲なんだろう、売れるかな、という感じです。まだリリースして1週間なので、これから広まっていければいいなと思います。

── ファンの方をはじめまわりの反応が返ってくるとより実感されそうですね。今後プロとして活動されますが、目標にされている方はいらっしゃいますか。

　目標にしているのは、デビュー出来たきっかけでもある城南海さんですね。城さんにデュエットを誘ってもらってから、城さんを見ている業界関係の方が自分もみてくれるようになり周りの環境が変わったので、引き上げてくれたイメージがあります。ライバルでもありますが大大大先輩ですね。

　また、自分がプロになってみて、改めて城さんのすごさを感じています。前回の2015年間チャンピオンの時はアマチュアだったので自分が納得いくまで練習も出来ましたし、声がつぶれても休める時間がありましたが、今は声が出なくなるとイベントなどまわれなくなってしまうのでほどほどに練習しないといけない状況です。昨日、一昨日と2時間ずつしかカラオケに入れなかったんですが、すでに喉にきていますね。そのような状況で100点出すって尋常じゃないなと感じています。アマのとりかたとプロのとりかたもまた違うんだなって思うのですごく尊敬しています。城さんは次元が違うなと思って、すごいですよね（笑）。

── 城さんも番組最多優勝をされていて素晴らしいですが、林部さんは2015年間チャンピオン決定戦で2回連続100点をとられましたよね。番組で100点を出すというのはかなり至難の業だと思うのですが、歌っている時に「これ100点いけるな」っていう感じはあるんですか？

　練習で10回歌って何回100点がとれたという勝率が分かっていると、ありますね。練習で100点がとれたときと同じ感じで歌えると今回はいけそうだなと。と思っていても、同じ歌い方をしたつもりでもいかなかったりするからそこがおもしろい。だから、点数が出るまで正直分からない。いけたんじゃないかなと思う事はあります。

　ライブとカラオケバトルで違うところは、テクニック面のことを多めに考えながら歌います。100点の時と同じ歌い方をしないといけないので、言葉でいうと一言一句間違えちゃいけないみたいなイメージですね。それはライブと違う所で、10回やったら10回同じことを同じ場所でビブラートかけて、波をそろえてというのをやらないといけないので瞬間瞬間のことを考えながらやっていますね。

　ただ、視聴者の皆さんにはそれが見えないように、表情の見せ方なども含めて練習しています（笑）。僕はアマチュアの時にそのあたりから練習していたんですけど、そこが、プロとアマの違いかなって思いますね、プラスアルファの見せ方というか。そこを考えなくてもよかったら、もっと違う歌い方をすれば正直な所100点ってもっととれちゃうんですけど、見せ方や聞かせ方というところも含めて楽しんでいただきたいので。それがあるので出させてもらっていると思うし、点数をとるか、そっちをとるかどっちかじゃなく両立していかないといけないかなと思います。

── 視聴者として見ていると、すごく気持ちよさそうに歌ってらっしゃるようにみえるので、林部さんに完全に魅せられていますね（笑）。ちなみに、100点はさすがに難しいかもしませんが、一般の方でもカラオケで高い点数を出しやすくするコツがあれば教えていただけますでしょうか。

　歌声に声を変換して、なるべく話している声に近い音程で歌うことですね。それが高くて出ないんだったら、話している声にも音程がついているので、話している声で歌えるキーまで一回下げて歌う練習をして、そこからだんだんあげていくと不思議と点数もあがってくるんですよね。人って普段話している時は腹式呼吸が出来ているけど歌うと腹式呼吸じゃなくなるのでそういうところもあるのかなと思います。

── なるほど！早速私も実践してみます。最初の方で、「本当に何から何までカラオケバトルのおかげだ」とおっしゃっていましたが林部さんにとって、カラオケバトルとはどういったものか改めてお伺いしてもよろしいでしょうか。

　歌手になるためのベースであって歌手への道しるべですね。過去の番組で自分が発言した意気込みとかをみていると、全て見たら僕の人生が全部のっちゃっているんですよね。過去に新聞配達をやっていた映像が使われたり、その時の思いだったり、歌手デビューまでのファンの数がグラフ化されていたり、それがだんだん増えてったりとか、逆にそれが増えていっていないと何回も番組に出られてないと思いますし。そしてそれが放送されて、さらに増えて、増えた事がまた取り上げられてと、自分の歌手への道もグラフになっている気がします。カラオケバトルに出ていなかったら、デビュー出来ていないというのがすごく大きいですね。将来の道を照らしてくれたといいますか、出てなかったら歌手になれてないとか考えるだけ無駄なので。カラオケバトルがあったからデビュー出来たので、本当になくてはらないものですね。

── 今までは林部さんのアマチュアとしての人生が全て詰まっていましたが、今後はプロとしてカラオケバトルに出演される林部さんが見られるわけですね。私もとても楽しみです！　早速その第1弾が3月16日（水）午後6：57から「THEカラオケ★バトル　年間得点TOP22集結！春のグランプリ4時間スペシャル」で放送されますが、意気込みをお聞かせください。

　自分にとって大事な番組で、こんなにいっぱい取り上げてもらっていますし、優勝したらどうなるかって自分でも分かっているので、優勝したいですね、素直に。そこのみです。求められているのは優勝だし、自分でも優勝しないと悔しいですし。だけど今回は改めてプロの厳しさを感じた部分もあるので、全然弱気にはなっていないですけど負けたら負けたでプロを痛感するんじゃないかなと思います。だからこそ、今回優勝出来たら、それはそれでとても自信になると思います。だから、、、プロに優勝してほしいです（笑）

── プロとして本気で挑む林部さんの姿、必見ですね！　さて、少しプライベートな事についてもお伺い出来ればと思います。ブログにはネコのゆきちゃんがよく出てきますが、人間で好きな女性のタイプはどういう方か、教えていただけますでしょうか。

　今まで話したことないですね、ネタとしてゲイなんで、って言っているんで（笑）。その方が安全ですよね。（一同笑）。この前「NAVERまとめ」の記事を見たら、ゲイの有名人の欄に新しく仲間入りしていましたし。まあ、真面目にいうと家庭的な人ですね。料理作ってくれたり、気が利く人。ふっつうですね（笑）。これが普通の答えなんですけど、普通じゃない答えは、自分が一緒にいて、自分自身がテンション上がってるなって思える人ですね。どういう人かっていうのはパっと言えないんですけど。基本的に僕は誰といても暗くていつも通りなんですけど、あ、俺今テンション上がってんなって思う人がいると、あ、好きだなと思いますね。

── 思いがけないタイミングでファンの方への思いやりが垣間見えましたね（笑）。最後に、そのファンの方やカラオケバトルの視聴者の皆さんに一言いただけますでしょうか。

　ジャンルは違うけど、カラオケバトルと同じくらい僕の歌手人生の形成にはなくてはらない存在ですね。実際一人で歌っていてもしょうがないですし。僕にとって歌は唯一感情表現ができる場なんですが、その感情は誰かに伝えてこそだと思うので、その感情表現をさせてくれる存在ですし、だから本当に生きている実感がするんですよね。ライブで皆さんが笑ったり泣いたりしているのを見ると自分の感情が伝わってるんだなと思うので。僕にとって、本当にいなくちゃいけない存在です。

　カラオケバトルの視聴者の方は、点数を見てハラハラして楽しいというのが主だと思うんですね。そこはやっぱり僕達がガチで挑んでいる番組だからこそおもしろいんだと思うし。なので、やらせじゃないのって言われるとすごく悲しくなります（笑）。本当にまじめにやっているので、そこが伝わって楽しんでいただければと思います。

　今回プロとして初めて番組に出演される林部智史さんは、果たして22人の頂点に立ち優勝する事が出来たのでしょうか!?　3月16日放送の「年間得点TOP22集結！春のグランプリ4時間スペシャル」は必見です！